ダメ人間アワー

別れた恋人同士でお送りしておりましたが、色々あって結婚しちゃいました。
おバカブログは続きます。

25日目 運命を分けたザイル

2008-05-01 05:20:21 | プー 日記
プーです。

彼女が家を出て行ってから25日経ちました。明日はついに話し合いなのです。不安を取り除くために芋焼酎を買ってきました。映画を観ながら飲んだんだけど、もともと酒強くないのであまり飲めないのです。

どんどん薄まっていく焼酎のロックを飲みながら、「運命を分けたザイル」を観た。


アンデス山脈にある前人未到のシウラ・グランデ峰登頂に挑んだジョーとサイモン。しかし天候の悪化によって、ジョーが片足を骨折する。サイモンは、2人とも命を落とすか、あるいは動ける自分だけが助かるべきかで悩み、ジョーとの命綱であるザイルを切る選択に迫られる。

いきなりネタばらしちゃうけど、足場の悪い中で怪我をしたジョーをザイルで下ろしていたサイモンは、宙吊りになったジョーを1時間半支えた後に、自分も滑落してしまう危険を避けるためにやむなくザイルを切断。フラフラでキャンプまで戻る。

ザイルを切られクレバスに落ちたジョーはクレバスの底に下り、地上への出口を見つける。そして何日もかけて這ってキャンプ地へ戻る。

これがね、実話ってのがすごいのよ。フィクションだったら「ありえない」で済まされてしまうようなお話。当事者の2人(+キャンプの留守番1人)のインタビューを織り交ぜながらっていうのも効果的。

とんでもない絶望的な状況から、幸運ととんでもない意志の強さで生還したジョーおじさん、本人はいたって普通の人に見えるんだけど。

山野井泰史・妙子夫妻ののギャチュンカンでの遭難の話もすごいよね。雪崩と疲労で視力がほとんど無くなった状況で、手袋をはずして素手でホールドを探って壁をクライムダウンして生還、凍傷でほとんどの指を切断している。山野井さんって本当にとんでもない人なんだけど、見た目は本当に普通の人なんだよね。

なんか、ハセツネ50キロ地点でリタイヤしてる自分が情けない。あー、山行って鍛えないと。

それよりもまず、明日っていうか今日の話し合いを良い方向に進めるのが、今一番重要なのです。