ダメ人間アワー

別れた恋人同士でお送りしておりましたが、色々あって結婚しちゃいました。
おバカブログは続きます。

のりくら

2008-02-13 20:15:49 | プー スノボ&テレマ&BC
プーです。

行ってきたよー乗鞍バックカントリー!

そもそもバッカンやりたくてスノボ始めたのに、スキー場でのカービングターンにはまってしまい、5年経過してしまった。「あ、そういえば」と今年からバッカン始めることにしたのでした。

職場の先輩が乗鞍に行くというので、連れて行ってもらいました。雪洞掘って泊まるってのも楽しそうだし。寒そうだけど。本当は小屋に泊まりたいのだけど。


中央道をぶっ飛ばして松本ICで降り、雪道をヘロヘロと走りながら乗鞍高原スキー場に到着。すでに気温は氷点下、雪洞で寝たら死んじゃうんじゃないかと不安になりながらのスタートです。

メンバー2人分のビーコンとスノーソーを忘れてきたAさん、自分のジャケットまで忘れてきました。スキー場でレンタルしてきました。


まずはリフトでスキー場のトップへ。大きい荷物は人間1人分の料金取られるってのが納得いかない。ガラガラなのに。


ここからは歩いての登行。やだなーこんな荷物背負って登るの。ボーダーは板を背負って登らないといけないのが辛い。スキーに転向すっか。


スキー場から位ヶ原までは、防火帯&スキーツアー用に林が切り開かれている。Oさん、荷物でか過ぎ。


いきなりの急登にヘロヘロ気味なプー。MSRのライトニングアッセントを買ったのだが、謳い文句のグリップ性能は新雪では意味無し。ズリ落ちながらもスノーシューのつま先を蹴り込んでウンウン登ります。たまに振り返り、「まだこれしか登ってないの?」と愕然とする。まだスキー場すぐそこだし。急斜面&深雪に、テレマークでシール登行のOさんも難儀している。


1時間ほど登って、今夜の寝床となる雪洞を掘る。まず下に1mほど掘り下げ、そこから横穴を掘る。


横穴をどんどん掘り進め、内部を横に広げていく。スノーソーを忘れてきたのでスコップのみで男らしくガシガシ掘る。いかに巨大な雪ブロックを掘り出せるか、というおバカな勝負が始まる。


大体出来上がり。天井を高くし、入口に段差を作り、玄関脇には荷物置き場。


内部は少しかがんで座れるくらいの高さ。せまい穴に男3人がすし詰めなので結構暖かい。0℃を少し下回るぐらい。外はマイナス15℃とかだし。

タバコを吸いに外に出ると、すっげー星空だった。これだけでも来て良かったと思えるような。

ダウンのシュラフに包まり、9時間熟睡。寝ちゃえば狭いのなんかわかんないしー。


翌朝、メシ食ってウンコして出発。雪の中でのウンコはなかな気持ちが良い。

朝からまた登行。雪洞に荷物を残してあるとはいえ、やっぱきつい。氷点下の中、汗をかきかき登る。

位ヶ原まで登る予定だったが、ビーコン無しで最後の急斜面は危険&おじさん達疲れちゃった、ということで、2時間ほど登っておしまいにする。

そして、お待ちかねの滑降。


うっひょー!!!!!!!
これの為に苦労して登ってきたのだ。3時間もかけて雪洞掘ったのだ。氷点下の中、雪中ウンコをしたのだ!
登るのに苦労する深雪も急斜面も、滑るの最高!
Oさん、もっと大きく写してください。俺かっこいいのに。


バッカンなのになぜかショートスキーのAさん、登ってきたトレースを滑り降りています。可哀相に・・。


Oさんはテレマーカーです。珍しくテレマークターンを決めています。

長い時間かけてヒィヒィ登った斜面も、滑り降りるとアッという間。ノンストップで滑ったら5分もかからないんじゃないかな。勿体無い・・。



昼前に上がり、温泉へゴー。入浴剤で有名な白骨温泉のすぐ近くなので、なんとなく楽しみ。


おお、総檜作りだ!乳白色のお湯は、上がった後も体ポカポカ。しかーし、硫黄がきつくて目が痛くなる。


初めてのバッカンはこうして終了。大変だったけど面白かった!

そして温泉で買って来た湯の花を自宅の風呂に入れたら、やっぱり目が痛くて涙が止まりませんでした。