北海道から秋田、新潟、富山を経て敦賀から京都大坂に向かう北前船の物流ルートが中世からあったが、江戸初期にこれを拡大し、鳥取から下関に向かう西回り航路が開発された。さらに下関から薩摩・琉球を経由し中国本土に運ぶルートがあり、昆布ロードと呼ぶ。昆布ロードは富山の売薬と深いつながりがあるという不思議な話を聞き、関係書を読んだ。 . . . 本文を読む
江東区の東京海洋大学越中島キャンパスには、二つの記念館をもつ明治丸海事ミュージアムがある。明治丸記念館で開催された企画展示シリーズ「船が育んだ江戸」は展示レベルが高く、さすが大学図書館の企画と感心する展示内容だった。 . . . 本文を読む