Life In Cartoon Motion(2007)/MIKA
シングルGrace Kellyでやられました。なんて声なんだ！英国ではフレディ・マーキューリーの再来（またかよって思ったでしょ）ともっぱら評判で、２月５日のアルバム発売で初登場１位だったMIKA。日本ではミーカと表記されます。も～間違いなくオルタナじゃないけど許してください。フレディっぽい歌い方しているところもありますが、真似しているわけではないです。音はQUEENというよりエルトン・ジョン。ジョージ・マイケルの香りもするなぁ。全曲ＰＯＰ、曲の完成度といい彼の歌といい、ブリティッシュ・ポップの王道を行く間違いなく「今年の一枚」！何年経っても色あせない名盤です（断言）。しかし、自分の声をリズムコードとして使うなど、独特の「MIKA」風サウンドを確立しているのです。Happy Endingという曲では、テノール歌手ばりのファルセットを聞くことができます。
この人慎重１９０cmで痩せてて、カーリーヘアの内股。いつも教室の隅で絵を書いている内気な男の子、そんなイメージが目に浮かぶMIKA、Virgin Radioのサイトによりますと、彼は失読症で、実際に学校でいじめにあっていたと言います。（失読症とは、覚えようとしても文字が分からない、読めない、あるいは読めても意味を理解できない学習障害の一種です。目から来る視覚情報と文字の意味をつなげる脳の機能が上手く連携していない障害です。）彼の書く歌詞は全体に分かりやすく、単純明快で、子供の書く詩のよう。彼はイラストも描いていますが、こちらも同じく子供のような明るくて可愛いイラストですね。彼の曲調はどれも明るいのですが、歌詞には所々暗い、皮肉な個所が見受けられます。内面を深くえぐるような。個人的にBilly Brownの歌詞が面白いと思う・・・「ビリーは普通の男だった・・・・」で始まるこの歌。オチが・・あるのだ～「ビリーは男性に恋をした」って。
Grace KellyのＰＶでは、内股でなよなよして腰ふりふり「僕はグレース・ケリーになりたい」なんて歌っていますので、ゲイ疑惑は当然発生します。別にどうでもいいですけどね、個人的なことは。こういう声でああいう外見だと、仕方ないでしょその疑惑は。しかも尊敬するアーティストはフレディ・マーキューリーとエルトン・ジョンですから。Virginによりますと「本人はこの件に関してなにもコメントしていない」とのこと。（2009年に雑誌インタビューで自分はカテゴライズするのならバイセクシャルだ、と言っています）
シングルGrace Kelly、最後の「カチッーンガ！」・・・なんですかアレは？ＰＶではそこでポーズとってますけど？
ＰＶこちら。
Grace Kelly
でもね、このGrace Kellyの歌詞もかなり深いのです・・・最初の女性の声は、ミーカ本人の声を加工しているそうです。そういわれて聞くと、そうだわ。
てなことで歌詞和訳。
＜Grace Kelly＞
Do I attract you?
Do I repulse you with my queasy smile?
Am I too dirty?
Am I too flirty?
Do I like what you like?
僕は君にとって魅力的？
それとも僕のむかつくような笑顔が君を拒絶してる？
僕は汚なすぎる？
僕は埃まみれ？
I could be wholesome
I could be loathsome
I guess Im a little bit shy
Why dont you like me?
Why dont you like me without making me try?
僕は健全かも
僕はやなやつかも
多分僕はちょっと内気
なんで僕を好きになれない？
なんで僕が君に好かれようと努力しないと
僕を好きになれない？
I try to be like Grace Kelly
But all her looks were too sad
So I try a little Freddie
I've gone identity mad!
僕はグレース・ケリーになろうとした
でも彼女の見た目は寂しすぎる
だから小フレディになろうとした
そしてそっくりに狂ってしまった！
I could be brown
I could be blue
I could be violet sky
I could be hurtful
I could be purple
I could be anything you like
Gotta be green
Gotta be mean
Gotta be everything more
Why don't you like me?
Why don't you like me?
Why don't you walk out the door!
僕は茶色
僕は青
僕はスミレ色の空
僕は傷だらけ
僕は紫
僕は君が望むものなんにでもなる
グリーンになる
下品になる
何にでもなる
なんで僕を好きになってくれない？
なんで僕を好きになってくれない？
なんで出て行ってくれない？
(Getting angry doesn't solve anything)
怒ったってなんの解決にもならないよ
How can I help it
How can I help it
How can I help what you think?
Hello my baby
Hello my baby
Putting my life on the brink
Why don't you like me
どうしたらいい
どうしたらいい
君の考えること、どうしたらいいか分からない
ハロー、ベイビー
ハロー、ベイビー
僕の人生を崖っぷちに置いて
なんで僕を好きになってくれない？
Why don't you like me
Why don't you like yourself?
Should I bend over?
Should I look older just to be put on the shelf?
なんで僕を好きになってくれない？
なんで君自身を好きになれない？
屈む方がいいのかな
棚ざらしの物みたいに古臭く見えたほうがいいのかな
Say what you want to satisfy yourself
But you only want what everybody else says you should want
君は自分を満足させたいって言う
でも本当は他人の意見にしたがっているだけ
解説：
So I try a little Freddie
I've gone identity mad!
このフレディになろうと・・って間違いなくフレディ・マーキュリー。
なぜならこの部分、フレディそっくりに歌っています。
そのあとの「狂った」って言う部分も、QUEENファンには分かる。
そういう曲があるのです。
単純なラブソングのようでいて、違う。
だってどうしてグレース・ケリーになりたいなんて歌う？
最後に：オフィシャルサイトも可愛いです。
mikasounds.com
追伸：ミーカ本人と会う機会がありました。ステージのハイパーな感じはなく、MOOSEのあだ名通り、もっさり系。人に食いつくまねや、動物っぽく口を開けて「がうう」とやってました。頭がもさもさしてて、普通の青年って感じ。前歯が２本ちょっと出てて、ウサギみたいな・・・
シングルGrace Kellyでやられました。なんて声なんだ！英国ではフレディ・マーキューリーの再来（またかよって思ったでしょ）ともっぱら評判で、２月５日のアルバム発売で初登場１位だったMIKA。日本ではミーカと表記されます。も～間違いなくオルタナじゃないけど許してください。フレディっぽい歌い方しているところもありますが、真似しているわけではないです。音はQUEENというよりエルトン・ジョン。ジョージ・マイケルの香りもするなぁ。全曲ＰＯＰ、曲の完成度といい彼の歌といい、ブリティッシュ・ポップの王道を行く間違いなく「今年の一枚」！何年経っても色あせない名盤です（断言）。しかし、自分の声をリズムコードとして使うなど、独特の「MIKA」風サウンドを確立しているのです。Happy Endingという曲では、テノール歌手ばりのファルセットを聞くことができます。
この人慎重１９０cmで痩せてて、カーリーヘアの内股。いつも教室の隅で絵を書いている内気な男の子、そんなイメージが目に浮かぶMIKA、Virgin Radioのサイトによりますと、彼は失読症で、実際に学校でいじめにあっていたと言います。（失読症とは、覚えようとしても文字が分からない、読めない、あるいは読めても意味を理解できない学習障害の一種です。目から来る視覚情報と文字の意味をつなげる脳の機能が上手く連携していない障害です。）彼の書く歌詞は全体に分かりやすく、単純明快で、子供の書く詩のよう。彼はイラストも描いていますが、こちらも同じく子供のような明るくて可愛いイラストですね。彼の曲調はどれも明るいのですが、歌詞には所々暗い、皮肉な個所が見受けられます。内面を深くえぐるような。個人的にBilly Brownの歌詞が面白いと思う・・・「ビリーは普通の男だった・・・・」で始まるこの歌。オチが・・あるのだ～「ビリーは男性に恋をした」って。
Grace KellyのＰＶでは、内股でなよなよして腰ふりふり「僕はグレース・ケリーになりたい」なんて歌っていますので、ゲイ疑惑は当然発生します。別にどうでもいいですけどね、個人的なことは。こういう声でああいう外見だと、仕方ないでしょその疑惑は。しかも尊敬するアーティストはフレディ・マーキューリーとエルトン・ジョンですから。Virginによりますと「本人はこの件に関してなにもコメントしていない」とのこと。（2009年に雑誌インタビューで自分はカテゴライズするのならバイセクシャルだ、と言っています）
シングルGrace Kelly、最後の「カチッーンガ！」・・・なんですかアレは？ＰＶではそこでポーズとってますけど？
ＰＶこちら。
Grace Kelly
でもね、このGrace Kellyの歌詞もかなり深いのです・・・最初の女性の声は、ミーカ本人の声を加工しているそうです。そういわれて聞くと、そうだわ。
てなことで歌詞和訳。
＜Grace Kelly＞
Do I attract you?
Do I repulse you with my queasy smile?
Am I too dirty?
Am I too flirty?
Do I like what you like?
僕は君にとって魅力的？
それとも僕のむかつくような笑顔が君を拒絶してる？
僕は汚なすぎる？
僕は埃まみれ？
I could be wholesome
I could be loathsome
I guess Im a little bit shy
Why dont you like me?
Why dont you like me without making me try?
僕は健全かも
僕はやなやつかも
多分僕はちょっと内気
なんで僕を好きになれない？
なんで僕が君に好かれようと努力しないと
僕を好きになれない？
I try to be like Grace Kelly
But all her looks were too sad
So I try a little Freddie
I've gone identity mad!
僕はグレース・ケリーになろうとした
でも彼女の見た目は寂しすぎる
だから小フレディになろうとした
そしてそっくりに狂ってしまった！
I could be brown
I could be blue
I could be violet sky
I could be hurtful
I could be purple
I could be anything you like
Gotta be green
Gotta be mean
Gotta be everything more
Why don't you like me?
Why don't you like me?
Why don't you walk out the door!
僕は茶色
僕は青
僕はスミレ色の空
僕は傷だらけ
僕は紫
僕は君が望むものなんにでもなる
グリーンになる
下品になる
何にでもなる
なんで僕を好きになってくれない？
なんで僕を好きになってくれない？
なんで出て行ってくれない？
(Getting angry doesn't solve anything)
怒ったってなんの解決にもならないよ
How can I help it
How can I help it
How can I help what you think?
Hello my baby
Hello my baby
Putting my life on the brink
Why don't you like me
どうしたらいい
どうしたらいい
君の考えること、どうしたらいいか分からない
ハロー、ベイビー
ハロー、ベイビー
僕の人生を崖っぷちに置いて
なんで僕を好きになってくれない？
Why don't you like me
Why don't you like yourself?
Should I bend over?
Should I look older just to be put on the shelf?
なんで僕を好きになってくれない？
なんで君自身を好きになれない？
屈む方がいいのかな
棚ざらしの物みたいに古臭く見えたほうがいいのかな
Say what you want to satisfy yourself
But you only want what everybody else says you should want
君は自分を満足させたいって言う
でも本当は他人の意見にしたがっているだけ
解説：
So I try a little Freddie
I've gone identity mad!
このフレディになろうと・・って間違いなくフレディ・マーキュリー。
なぜならこの部分、フレディそっくりに歌っています。
そのあとの「狂った」って言う部分も、QUEENファンには分かる。
そういう曲があるのです。
単純なラブソングのようでいて、違う。
だってどうしてグレース・ケリーになりたいなんて歌う？
最後に：オフィシャルサイトも可愛いです。
mikasounds.com
追伸：ミーカ本人と会う機会がありました。ステージのハイパーな感じはなく、MOOSEのあだ名通り、もっさり系。人に食いつくまねや、動物っぽく口を開けて「がうう」とやってました。頭がもさもさしてて、普通の青年って感じ。前歯が２本ちょっと出てて、ウサギみたいな・・・
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あまりUKのアーティストは詳しくないのですが
この人は知ってました。
フランスに一定時にテレビでPVが流れていて、面白いアイドルのようなPVだったので印象に残って
「そういえば誰だったんだろう」と思っていたいました。
そしたらこの記事があったのでもしや、と思いPVのリンクに飛んだらドンピシャ。
こんな事歌っていたのですねぇ。
ありがとうございます。
声良いですよね。
声色が結構変わるので、エフェクターでも使っているのかと思いました。
改めてPVを見て、ダサカッコ良い（かなりの褒め言葉）ところがいいと感じました。
チャンスがあったらアルバムも聞いてみたいと思います。
では。
追伸：Kill All Your FriendsとFrankのイラスト楽しみにしております。
最近カップリングの検索が多いです。
＞フランスに一定時にテレビでPVが流れていて
ヨーロッパでご覧になったのですね。
このＭＩＫＡ、フランスやスペイン等ヨーロッパ大陸でもシングル、
アルバムともにチャートトップ入りしています。
アメリカではまだですね。
ＰＶは賛否両論です。「ダサカッコ良い」たしかに誉めすぎ？
曲自体が印象的なので、「ダサ可愛い」くていいか・・
しかし拒否反応を引き起こしている方も多いようです。（気持ち悪いとか言って・・）
ＴＶ用ＣＭは実写と手書きポップ調アニメを組み合わせていて
なかなかいいのですが。
同時期に購入したFall Out Boyも当たりでした。
実力のあるコミック・バンドって、好きです。
Fall Out BoyのギターはFrankみたいです。
＞Kill All Your FriendsとFrankのイラスト楽しみにしております。
きゃああ～がんばります。
見たいですね、ライブ。
ラジオで言ってましたが、ライブいいらしいです。「とにかく凄い声」と言ってました。「あんなに細くて大丈夫なのか・・・ライブできるのか？」なんて一瞬思ってましたが。
「TBさせてください」ってヒロシさんのところに書いちゃいましたが、TBできなかったんですね、すみません！
フレディだのジョージ・マイケルだのって
書いてあって、旦那となんじゃこれ！？
って笑っちゃって悪かったよ～ミーカ！！
ジョージ・マイケル大好きな私には
ツボすぎるアルバムでしたｗｗｗ
歌詞カードないからこのレビュー面白かったです！
そ～なんやｗゲイは素晴らしい！
＞書いてあって、旦那となんじゃこれ！？
＞って笑っちゃって悪かったよ～ミーカ！！
フレディに声似てると言えば似てる？！
クイーンファンの友人にCD貸したら大絶賛でしたけど。某所でゲイの方らしき人に「フレディの方がいい男だ」とかきこされてましたMIKA。
うーんどっちもどっちだわん・・・・
＞そ～なんやｗゲイは素晴らしい！
ゲイなんですかね？やっぱり？
pointdpoさんの、国内盤のアルバムとは違った訳がおもしろかったです。
ですが、「グレース・ケリーになりたい男」ではなく、ＭＩＫＡは「グレース・ケリーみたいにならなきゃいけないのか？！」と、音楽業界にうんざりして作った曲だそうです。
もうご存知かもしれませんが…。
>最後の「カチッーンガ！」
「ガ！」ではなく、「にゃ」と聴こえますよ。
デモ段階では、「ワンワン！」とかも言ってたので、「にゃ」は猫かと…。
ビリー・ブラウンは、MIKAが大好きなハリー・ニルソンに影響を受けているそうです。
ＭＩＫＡは間違いなく今年の新人賞ですね！
すでに大物の貫禄です。
＞国内盤のアルバムとは違った訳
どんな訳なんでしょうねぇ気になるなあ。
＞ＭＩＫＡは「グレース・ケリーみたいにならなきゃいけないのか？！」
その件、私も読みました。そうか、そういう歌だったんだ、って思いました。
その説明で、
「なんで僕が君に好かれようと努力しないと
僕を好きになれない？」
の歌詞が俄然意味を持ってきますね。
本人がグレース・ケリーになりたかったわけじゃないんだ・・・でもきっとＴＲＹしてみたわけですね。。歌詞を読む限りそこは明確になっていなかったので、そのままにしてます。
＞最後の「カチッーンガ！」
カッチーンニャ！ですか（笑）。かなり印象的な。
＞ビリー・ブラウンは、MIKAが大好きなハリー・ニルソンに影響を受けているそうです。
懐かしいポップソング、なのはそういうことだったんですね。知りませんでした！
ではでは。