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ORGANIC STONE

私達は地球を構成する生命を持った石に過ぎないのですから。

人生がゲームなのか、ゲームが人生なのか。:When Saturday Comes(1995)

2007-04-29 01:26:49 | 映画:ショーン・ビーン
When Saturday Comes(1995)

スポコンです。それも典型的な。英国サッカー版ロッキーだと思えば間違いない。しかし英国へ旅行するなら必見の一本(爆)!てことでおさらいしてみました。英国北部の決して豊かではない地方都市シェフィールドを舞台に、お上品な英国上流社会とは正反対の、しがないビール工場労働者のサッカー青年が四苦八苦してかの有名なSheffield Unitedで成功を収めるまでのお話。

ビール工場で働くジミー(ショーン・ビーン)は、プロのサッカー選手になるのが夢でした。しかし、周囲の理解を得られず、日曜日に呑み友達とサッカーを楽しむ位。工場で働くアイリッシュのエミリーと付き合い初めて暫くすると、アマチュアリーグのスカウト、ケン(ピート・ポッスルウェイト)にスカウトされます。そこで頭角を表したジミーは、あこがれのシェフィールド・ユナイテッドの試験を受けることに・・・ところが試験前日にいろいろトラブルが。そして二日酔いで試験に臨んだ結果、落ちてしまいます。仕事はクビ、父親はギャンブル狂で借金だらけ、エミリーにはふられ、その上もっと過酷な不幸がジミーを襲うのでした。どうするジミー!線路脇で泣いてる場合か?立ち上がれ!

どうするジミーって、心入れ替えてセルフトレーニングに励むに決まってるでしょ!お決まりの腹筋エクセサイズにランニング、階段ダッシュ(笑)!その靴でランニングは足痛めますよ、間違いなく。多分サッカー好きな方にはたまらない映画なのかなあ、と思います。全編これサッカー。残念ながら私はサッカーに詳しくありませんが、シェフィールドの方々にとって、この映画はまさに神棚に飾ってあってもおかしくないありがた~い作品に違いないことは想像つきます。人気スポーツナンバーワンの地元サッカーのサクセスストーリー、シェフィールド出身のショーン主演、もちろん全面シェフィールド・ユナイテッド関連のご協力での作成とのこと。しかもデフ・レパードのジョー・エリオットが2曲この映画のために曲を提供しています。(ジョーの出身はシェフィールドなんですね・・しかもこの映画のジミーの弟役に応募したけど落ちちゃったって・・)ダブリン市民にとっての「コミットメンツ」みたいな物か?登場したパブもきっと、ローカルな実在のパブなのでしょう。出てくる風景や小物、皆「ああ~英国下町」です。映画で使用されるボキャブラリーも「git(奴)」「wankers(阿呆ども、みたいな意味・・直訳は卑猥なので)」「quid(ポンドの愛称)」「Shag(誰かと寝る)」等、下町の労働者が普段使うような言葉がてんこもりです。

映画とは関係ないのか?この写真は。

なんと言っても見所はショーン・ビーン。パブでのあっぱれなビールの呑みっぷりからして生き生きと主人公ジミーを演じています。ハンサムでサッカーの才能はあるけど、粗暴でビール好きで女に手が早い、そして少々小心者、このジミーは彼のために書き下ろした人物?って錯覚するほどはまり役。裸入浴シーンは目のやりどころに困りますよ~ぼかし入っとらんのか、恥ずかしい!サッカーも本当にプレイしていて上手いです。最後のフリーキックは外すのか、外さないのか~って手に汗握ってしまいましたし。思わず「がんばれジミー」って応援しちゃってる自分に気づきます。最初に書いた通り、典型的スポコンで、ストーリーに目新しさは皆無。でも、安心して見られます。「フル・モンティ」にも通じる、英国労働者階級を舞台にした佳作。ショーンファンは必見!!

ファンには有名?な入浴シーン。この映画では100% BLADEの入れ墨もはっきり。訳せば「シェフィールド・ユナイテッド命」って感じ?
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