アミューズメント・パークの２夜：フージアーズLIVE in JAPAN2008

Hoosiers The Trick To Life Tour in JAPAN　2008

初単独ツアーのオープニングと最終公演だけは見たかったので、東京公演と大阪公演に行ってまいりました。ま、２公演しかないんですけどね。今年最後のツアー、しかもこのThe Trick To Lifeツアーとしては彼ら最後のライブ。
大きくウケを狙うわけでもなく、演奏テクニックを見せるわけでもなく。小さな町のアミューズメント・パークみたいな、決して豪華じゃないけれどライブは楽しいもので無ければならないというエンターテイメント精神と、演奏しているメンバー自身が楽しんでいる「ここで演奏しているだけで幸せ」感あふれる、こじんまりとした愛らしい１．５時間。

＜東京＞2008/12/10(水)
ｄｕｏ　ｍｕｓｉｃ　ｅｘｃｈａｎｇｅ
＜大阪＞2008年12月12日(金)
心斎橋クラブクアトロ

シンプルなステージセット（鳥がいくつかぶら下がってるだけ）、メンバーは真っ暗の中、ジャケットにピカピカ電飾付き衣装で登場。近くで見たら電飾は丁寧に服に縫いこまれてました。どこで買ってんのあんな服（爆）。アルフはミリタリーぽいジャケットにあわせ、髪をかっちり決めていてやたらかっこいい。サムだけはスーパーヒーローみたいな黒のピューマにキラキラビーズを一杯つけてなんというか、一昔前のロックバンドの衣装みたい・・・もちろん似合ってます。
曲は"The Trick To Life"で始まり、２曲目で"Worst Case Scenario"。アルバム全曲演ったと思います。プラス、お約束のBilly Joel のカヴァー"We Didn't Start The Fire"、新曲２曲。新曲"Sarajevo"は一回聞けば覚えてしまうような美メロのいい曲でした。
演奏は上手いとか下手とか批判できるほど耳が肥えていませんけれど、下手ではなかったと思います。なんといってもアーウィンのヴォーカルの転がすような高音は聞きほれましたねええ！

東京も大阪も曲目・衣装ともに同じだったと思いますが、客層は違った・・・東京より大阪のほうが年齢高めに見えました。東京のほうが大阪の２倍は入っていましたが、最終日ってこともあってか、大阪のほうがＭＣが多かったです！アーウィンの日本語は上手でしたね。一緒に行った英国人が「彼は何回日本に来てるの？発音上手だし」と聞いてくるほど。一生懸命日本語で盛り上げようとする熱意はすばらしいです。

The Hoosiers - Sarajevo

サラエボ？？歌詞の内容を知りたいですね～「ファラウェイキッズ」ってコーラスしてません？
アーウィン後ろにスーパーヒーローみたいなサムさん見えますね・・・

新曲を紹介するのはマーティンの役目で、大阪でも「私はマーティンです（←日本語。これ笑いましたね！）。新曲をやります。新曲です。ええっと新曲、だよね。演るんだよね？」と相変わらず淡々と、独特の乗り。ウケを狙ってるのか狙ってないのか・・・アーウィンに「新曲だよ！演るんだろ！なにいってんだよ！」なんて突っ込まれてましたね。（東京では「私はマーティンです。新曲をやります。ええっと新曲、曲名なんだったけ？」とボケてました）
彼らは本当に楽しそうに演奏していました。アルフとマーティンは仲がいいんでしょうね、常に「楽しいね！」「楽しいよ！」みたいな目配せをしていて、見ていてほほえましかったです！

仮装は東京ではサンタ帽の人は見かけましたが、ほかには居なかったような・・・大阪ではトナカイの被り物の人がいまして、最後にアーウィンに「仮装できてくれた人が居る、ありがとう♪」と紹介されてました。それはヒトミンさんですね～！私はクリスマス電飾を頭に巻きつけて人間クリスマスツリーしてみましたが、回りの人に迷惑だったかもねぇ・・・

大阪公演では６時過ぎに、会場後ろの隅でボーっとしていたら、つつっとすぐ前に人が。もうびっくりしました！サムさんじゃああありませんか？！うわあ髭無いけどサムだよ、どうしよ～などとパニック状態になっているうちに、戻っていってしまいました。残念！