『 大洪水 』 の記憶も漸く落ち著いた頃、
一匹の兎が、
岩おうぎ と ゆらめくつりがね草 との中に足を停め、
蜘蛛の糸を透かして、
虹の橋にお祈りをあげた。
「 大洪水後 」 より アルチュル・ランボオ 作 小林秀雄 訳
『 大洪水 』 の記憶も漸く落ち著いた頃、
一匹の兎が、
岩おうぎ と ゆらめくつりがね草 との中に足を停め、
蜘蛛の糸を透かして、
虹の橋にお祈りをあげた。
「 大洪水後 」 より アルチュル・ランボオ 作 小林秀雄 訳