世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

祈り

2015-09-21 | ふぉと



























『 大洪水 』 の記憶も漸く落ち著いた頃、

一匹の兎が、

岩おうぎ と ゆらめくつりがね草 との中に足を停め、

蜘蛛の糸を透かして、

虹の橋にお祈りをあげた。



                                         「 大洪水後 」 より  アルチュル・ランボオ 作  小林秀雄 訳



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