世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

Little wing

2011-07-31 | ひとりごと











どんなに小さな翼でも
空を飛んでいるっていうことは
すごく 尊いものなんだ

何が 尊いかって?

それはね
空にいる間は
自分で決断して 自分で動いて
その結果に関しては
自分がすべて責任をとらないといけないからなんだよ

だから

ひとりの人間の生き方として
尊いことなんだ

たとえ
その飛び方が 亀のように
のろのろと飛んでいたとしても
それは 変わらない

だからね
その小さな翼がよけいに愛しくなるし
そして その生き方が尊いと思うのですよ





甘い恋人





かなしみの向こう

2011-07-29 | Mozart 幻想











交響曲 第41番 k.551 「ジュピター」  第一楽章



毎日が苦しいし
愚かな自分がイヤになる
失敗する自分も腹立たしい

自分の運命は受け入れるのに苦労するし
孤独には耐えきれない
さみしがりや だし
すごく 甘えんぼだ

どうしょうもない自分がここにいる


でも ・・・・
そんな いやな自分を全部ひっさげて

不完全な自分のまま
残りの人生を駆け抜けていこう

バランスを崩した瞬間
また バランスを取り戻し
危なっかしくも
アレグロ・ヴィヴァーチェで *
残りの人生を駆け抜けよう


それにしても 最後の交響曲なのに
「 高みとか 完成度とか そんなもの関係ないよ 」 って
不安と不完全さをぶらさげて
突っ走っていく生き方の潔さ
 
その 軽やかなドライブ感 ・・・・

いや やっぱりアナタはステキです




                                         *アレグロ・ヴィヴァーチェ  早く・活発に










悲しくて 息をするのがやっと
と いう時もあった

自分の人生を手のひらにのせて
何も思わず ぼんやり見ていた時もあった

子供たちの世話に疲れ果て
家にいたくないと思って
スタバに逃げていった時もあった

でも 時は流れて

人生ってこんなもんかなぁ~
って 思うようになった

人生の苦しみ・悲しみの回廊を
 通り抜けてきた ・・・・

そして
学んだものは 自由

どんな苦しみも悲しみも
僕を その色に染めることは できないし
僕の魂を縛り付けることは できない

それは かえって
僕のエメラルドブルーの魂の光を
いっそうと 深くしていく


何も求めない強さ
何も握りしめていない自由
そして 愛の深みを観つめる こころ

どんなところであろうと
僕が存在するところが
真実の世界

それは
愛が顕れるための空間と時間

そこに 無限の形式で
僕は 愛を表現していく

それが 僕のいのちなんだ


最近 そんなことが解ってきた





Symphony no. 41 K. 551 "Jupiter" I. Allegro Vivace









in other word

2011-07-27 | これがスキ!













fly me to the moon







体系的破棄

2011-07-25 | ひとりごと










ドラッカーによるとイノベーションとは
体系的破棄であるということだ

シュンペーターなどは 創造的破壊
と いっておりますけどね

まっ イノベーションの方法は
 いろいろあるんだけどね・・・・


それでね

最近の話なんだけど
僕自身が
体系的破棄をしているんだ

簡単に言えば
今までの自分を捨てて
新しい自分を作っている

うん 創造的破壊ともいえるかな

まじめなのは
僕の理念だから捨てられないけど
今まできちんと勤めていた
品行方正であったところを捨てている

あの

万葉のおおらかさのように
素直
に人を好きになる

自分の素のままを遠慮なく見せたい
そのために
少しばかり 自己主張する

ちぢこまっていないで
人の目を意識せずに
のびのびと自分を表現したい

それで
自分の想いがとげられなくても
けっして後悔しない

自分のいのちをありのまま
見せていたいと思うんです

まぁ この歳になって
自分にイノベーションをかけることができるのは
ありがたいことだよね

本当に 感謝しているよ

・・・・ ネッ

いくつになっても
自分は変わり続けたいし
それが
自分は老いぼれていない っていう
証拠だよね





I just called to say I love you




而 (しかも) もその術 (みち) を知らず

2011-07-23 | 記紀雑感










ども まあです~


今日は 記紀雑感をやります

日本書紀からのお話しです


日本書紀はね~
古事記とくらべて柔らかい感じがする
というか 少しくだけた感じなんだ

日本書紀の特徴は
一書に曰く ( あるふみにいわく ) と
ひとつの物語にたいして
こんな話もあるよと数々の
違う話を述べているところがあります
これが けっこうおもしろいんだよ

あと

今日は 過激な表現というか
過激なことばがあるかもしれないから
最初から 陳謝いたしますね


イザナギ・イザナミの命の
国生みの話は以前したよね

今回は
この話の 「 一書に曰く 」 のところを書こうかな


一書に曰く
イザナミの命が先ず 「 なんと すてきなお方ですこと 」 と言った
その時 陰神(めかみ)が先に言うのはよくない
ということでふたりは改めた
そこで
イザナギの命が
まず 「 なんと 可愛らしいおとめだろう 」 と言いました

                                                ・・・・・・・・以下読み下し文


遂に合交(みあわせ)せむとす
(しかも)もその術(みち)を知らず
時に鶺鴒(にはくなぶり)有りて
飛び来りてその首尾(かしらを)を揺(うごか)

(ふたはしら)の神
(みそなは)して学(なら)ひて
即ち交(とつぎ)の道を得つ

                               「 日本書紀 岩波文庫 」 より



う~ん 私訳やろうかどうか 迷っている

でも やっちゃおか ・・・・
                     
                               なんか スゴイ訳になりそうな気がする



ついにふたりの神様は国を生むために
睦の事に はいろうとしました
その時です
二人の神様は はたと目を合わせました

「 凸を凹に はめるのはいいが
そのあとは
どうやっていいか 分からないっ ・・・・  」

ふたりの神様は
心の中で それぞれ そう叫びました

すると セキレイという鳥が飛んできて
ふたりの神様のもとに降りて
激しく早く尾っぽを振りました

それが ふたりの神様には
早く激しく 腰を振るように見えたのです

ふたりの神様は
「 そうか  」 と 思って
お互いを見つめあいました

その時のふたりの神様の目は
少しばかり潤んで
とても 優しい目になっていました

こうして
ふたりの神様は 睦の事の道を
習ったのです







僕は 仏や神様を尊んでいるけど
少しばかり 人間味を帯びて描こうと
こんな訳し方をしてみた

神様に不敬であると思われた方には
許していただきたい



ただね

日本書紀というのは
日本最古の正史になっているけど
こんな話が出てくるんだ

おおらかというか何というか
ふつう国の正史にこんなこと書かないよね
国の正史だったら
  国の品格をかけて格調高く書くのだろうけど ・・・・







学生の時
王権神授説なんていうのをならったよね

天皇の祖先が神であり
さかのぼると
根源神の 「 天の御中主 」 の神様が
天皇のルーツなんだ

これって
王権神授説によく似ているよね
ここのところが
左翼学者が古事記とか日本書紀を攻めて
天皇の国家が専制君主の国家
なんて よく論調するけど

だけど
天皇の権威が神から流れているものだと
確定付けるための神話だったら
このような 「 一書に曰く 」
なんていうこと 書くだろうか

僕は ここから
正史にも 神からの権威付けをしなくてもよい
自然の中で 神を敬い
神が人であり 人が神であり
清く明るく生きることは ごく当たり前のこと
と いう 日本の精神性を観じる

それが
万葉のおおらかさにつながっていくのだろう
と 思っている


でも ・・・・

今回の私訳は とても おもしろかったよ







JUMPIN' JACK FLASH &星降る街角

腰の振る夜は~ ・・・・





さっ! 帰るべ !

2011-07-21 | プラモデル










前回のサンダーバード2号
汚すだけじゃ飽きたらず
ジオラマを作っちまおう~

いささか暴走気味だけど
作ってみた


・・・・ どお


シチュエーションは空港の滑走路の横で
救助活動を終わって
「 さっ 帰るべ  ~
と 飛び上がったところ









ねぇねぇ
下は空港だから
コンクリートという設定だけど
この コンクリートの塗装と汚し
イイでしょ~

これ 木目がプリントしてある
壁のボードなんだよ
それをペーパーヤスリをかけて
パテでデコボコを埋めて
また ペーパーヤスリをかけて
グレーは三色くらい使って濃淡を出して
そのあと 黒い粉でススが付いた感じを出して
それから 白っぽいグレーの粉をかけて色をぼかしている

噴射の煙は綿
この綿の煙もグレーと黒い粉で汚してみた

そして 最後に
噴射されたコンクリートの部分に
ススがたくさん付いた感じを出すために
もう一度 黒い粉をかけて
ハケで広げてみた










作っていて 何度か失敗した

前に書いたように 主翼が折れたり
塗装の時の失敗も山ほど

でも その度に
なんとかしようと思って 作り直したりした

それが学びなんだよね

「 今は 結果を問うな
            想いのみを問え 」

って 大好きな言葉だけど
想いが結果に繋がってくるんだよね

たとえ 今 結果が出なくても
いつかは 結果が出る
そう 信じていたいんだ


あっ

なんか語っているうちに
熱くなっちゃったね

まっ いいか~





愛のさざなみ


湖に小舟がただひとつ  
・・・・ か




M氏の阿呆な実験

2011-07-19 | ひとりごと





 



かなしみを ろ過して
月の雫と まぜてみる

できたものは
ジャスミンのような香りを放つ
琥珀色の液体

それを飲む勇気はなく
熱して気化させてみる

すると

やさしいメロディーを含んだ
淡い青色の気体が現れた

その気体を吸い込んだら
少し涙が出てきた

そして

僕の過去に透明な青い光が
拡がっていった

ちょっと
  気分がスッキリとしたんだけど ・・・・

急に 貴女が恋しくなって
逢いたいと想った






午後のかたち




synchronize

2011-07-18 | ひとりごと







今日の朝 お休み恒例のスタバへ

スタバに行くときに店の横の歩道で
夫婦連れとすれ違った

でも 普通の夫婦と違う感じで歩いている

ヘンだなぁ~

と 思ってよく見たら
奥さんがご主人の背中に手を付けて
後から付いていくように歩いている

奥さん 目が不自由なのかな~

なんて思ったら
やっぱり そうだった

それで ついつい振り返って
その夫婦の後ろ姿をずっと見ていた

すると
けっこう早い速度で
スタスタスタと歩いていく

それがね
ふたりの歩幅もピッタリ合っているし
出す足もそろっている

完全にシンクロしている状態だった

それでね

この夫婦は
奥さんの目が不自由になってから
長い時間が経っているのかな~
とか
いろいろと苦労があっただろうなぁ~
とか
そんな苦労も
ふたりで乗り越えてきたんだろうなぁ~
とか
それにしても
ピッタリと息が合っているなぁ~
とか
 いたわりあっているようで
なんか 少しうらやましいところもあるなぁ~
とか
でも キレイな光景だよな~

なんて 思いながら
シンクロして歩いていく夫婦をじっと見ていた





たった一日で君との永遠が見えたんだ





あなにやし えをとめを

2011-07-17 | 記紀雑感






カテゴリーの記紀雑感 ( きぎざっかん ) は
古事記・日本書紀に書かれている物語で
僕がスキな話を 僕のことばで書こうとしたものです

それで 今回は
日本の国の国土が出来たときの話です



天の神様が イザナギ・イザナミの命 (みこと) に
「この漂える国を修め 作り直せ」
と 言われたところから
この話は始まります

ふたりの命は天の浮橋(うきはし)といって
空の架かっている天の橋の上から
天の沼矛(あめのぬぼこ)といって
剣の付いた棒みたいなものを混沌とした地上に突き刺して
くるくる回して沼矛を上げました

すると
矛の先より塩がしたたり落ちたて島となったのです
この島を おのころじま といいました

ふたりの神様は
その おのころじま に降りて
天の御柱(あめのみはしら)という神聖な柱をたて
広い御殿を建てました

そして
イザナギ命 (男性の神様) は イザナミの命 (女性の神様) に
「 あなたの身はどのようにできてますか?」 と 訊きました
イザナミの命は、
「 私の身は成りたって 成り合わないところがあります 」と答えました

成り合わない ・・・・
つまり 凹んだところがあるということだね

それで イザナギの命は
「私の身は成りたって成り余るところある
その成り余るところを
 あなたの成り合わないところに塞いで
国土 (くに) を生もうと思い
 ますがどうですか?」
と イザナミの命に言われのです

つまり ・・・・

あ~ 言いにくい

イザナギの命は成り余るところ
出ているところ 凸のところがあって

それで
その凸を凹に塞いで 国土 (くに) を
生もうというわけですね

まぁ 普通の子作りと同じようなものです ・・・・

「 それは いいことですね 」
と イザナミの命は答えた

「 それでは 私とあなたはこの天の御柱を回り 夫婦の契りを結ぼう 」
と イザナキの命は言いいました

・・・・・・・中略

そして
天の御柱をイザナミの命は右に回り
イザナギの命は左に回り
ふたたび逢ったとき

イザナギの命は
「 あなにやし えをとめを 」 (ああ ほんとうに愛しく可愛い女性だろう)
といい

イザナミの命は
「 あなにやし えをとこを 」 (ああ ほんとうにすてきな方でしょう)
といって
夫婦の交わりを行いました

そして
淡路島をはじめに生んだあと
次々と国土を生んでいったのです






なんか ほのぼのとしていいでしょ

この国を作ったとき
神様が お互いをステキな方と言い合って
きちんと 睦みあって
この国を生んでいった


僕もね ・・・・
こんな風にしたいな~

いつでも 死ぬときまで
愛する人には
「 おまえ いい女だね~ 可愛いね~ 」 なんて言って
抱きしめて キスしちゃうだろうな

  そのときに おしりも撫でちゃうかも ・・・・


愛とか その表現はおおらかにしたいな ~
なんて思う
今日 この頃です





おまえがパラダイス




情熱

2011-07-16 | ふぉと











情熱をもって 最後まで生ききれるかな?

人生の谷底でも
きれぎれの熱き想いをもって
わずかでも前に出ることが
出来るかな?

今は深い淵に沈んで
微かに息をして佇んでいる龍のようだけど
こころの奥底には熱いものがあるのかな?

でも
熱苦しく 押しつけるようなヤツは
やだな

  乾いて熱い 心地よい風がいい ・・・・


最後まで
そう 最後まで
情熱を持って生きることが出来るかな?





Good Time Charlie's Got The Blues







サンダーバード2号

2011-07-15 | プラモデル









サボイア S.21F を作ったあと
サンダーバード2号を作り始めた

上が完成のフォトね

今回も いろいろドジを踏んだ








2号 墜落大破 ~

最初の塗装が終わった後
クリップで挟んで 手で持っていたけど
ポロリと下に落ちてしまった


お~ まいがっ~

信じられん~

ちなみに こんな時どちらをいうかによって
人生が変わってくる


お~ まいがっ~

の 場合は まだ仏神を信じているので
救われる可能性はたっぷりある

信じられん~

の 場合は ただ自分の不幸を嘆き
信じる気持ちがなくなっていくから
当然 救いの手は少なくなる


まあさんの場合

あ~ ・・・・

だけだった
そして そのあと

おもしろっ  

って いって

これ 何とかリペアすると
少しは うまくなっていくよな~

なんて 思ってリペア し始めた







リペアして
また 塗装し直したのが
上のフォト

どお どお ~
完璧でしょ~

うん けっこう リペアを
楽しませてもらいました







それで 今回は汚しに初挑戦

ウエザリングっていうんだけどね

やってみて思ったことは
ついつい汚し過ぎちゃうこと

汚しすぎたなぁ~ と思ったので
また ロシアングリーンで上から吹き付け直した

上のフォトと一番最初のフォトが
ウエザリングした後のフォト


ウエザリングは奥が深い
汚しの美学を極めるのは 当分時間がかかりそうだ





やぎさんゆうびん




 


The Great Gate of Kiev

2011-07-14 | これがスキ!









さあ 前に進もう

今ここに 生きているという事実を
確認するために

そして
生きているということは
愛とやさしさを与える旅だということを
実行するために

今までの
深いとうめいな かなしみの淵から
愛の言霊を持ち 微笑んで
約束の地へと進んでいこう


さあ

この大きな門より出でて
再び 愛を与えるため
大いなる旅立ちをせん

今 その一歩を踏み出そう
明日という新しい愛の形に
進んでいくために

 


The Great Gates of Kiev




貴女の背中

2011-07-13 | ひとりごと









明日の憂いは 明日に任せて
今は お互いの鼓動を感じていよう

貴女の白い背中を
僕の指が 触るともなく撫でていき
耳たぶをやさしく吸って
 甘噛みする ・・・・

そして

お互いのかなしみを抱きしめあい
やさしい眼差しで認め合う


愛おしむこころ と 求めるこころが
ひとつになるとき

欲望を越えた
その向こうに光がみえる


それは

知性と感性と理性が愛に支配されるとき ・・・・





Lady Blue





夕暮れ時の東の空

2011-07-12 | ひとりごと








誰もが 
夕暮れのきれいな
西の空をみる


その反対側の
   さまざまな青 ・・・・


その青の感情の深さと
かなしみに
こころをよせる





Song of the Wind





明るいストーリー

2011-07-11 | ひとりごと









今日の帰りの話 ・・・・・

地下鉄で栄から
子供を背負ったヤンママが乗ってきた

席をゆずろうと思ったけど
子供を背負っているから かえって
座るとキツイ姿勢になるかな
と思って 席をゆずらなかった

そしたら
次の駅でおばあちゃんが乗ってきた

また ゆずろうかなと思ったら
おんぶされている子供をあやし始めた
なんともいえない幸せそうな笑顔であやしている

そのあと ヤンママに話しかけて
いろいろとしゃべっている
その間も 子供をあやしている

ホントにステキな笑顔だ

席をゆずることばかり考えていたけど
目の前で こんな明るいストーリーが展開されると
こちらまで ハッピーになってしまう


夕食の買い物の帰りに
つい ロッテリアでシェーキを
咲と二人分買ってしまった

シェーキ200円が100円で売っていたのも
買った原因かもしれない


もちろん 咲はよろこんだ ・・・・



                                   2007.7.6  記




Kodachrome



コダクローム
  ステキな明るい色
  夏の深い緑を僕らにくれる
  
世界中の晴れた日の
  お日さまの光だって・・・・
  
ニコンのカメラを手に入れたんだ
 今 写真を撮るのに夢中なのさ

だからママ
僕のコダクロームを取りあげないで


                                「Kodachrome」 より  by  Paul Simon  訳 まあ