うちの菩提寺は 曹洞宗妙心寺派
そのお寺の裏にあるお墓を掃除しながら
無門和尚の説かれた
「無門関」の第四十六則
「百尺竿頭進一歩」の公案のことを考えていた
今まで50年ほど人生を生きてきた
そして いろんなことを学んだし悟りもした
ちょうど 百尺ある竹を
とことこの歩いて登っていたようなものだ
そして 今
自分の心の中にある闇と対峙して
それと格闘して その正体が見えてきた
百尺ある竹を登りきって
竹の先っぽにたどり着いたようなものだ
この先はない
自分で自分に問うてみる
「 自分の人生の大きな問題は見えてきた
でも この先
君は 何処に行くんだい
君は どう変わっていくのかい
今までの人生に執着して
ブラブラと
百尺竿頭にぶらさがっているのを
よしとするのかい
それとも 竿頭から飛び出して
新しい自分になってみるかい
まぁ 下に落ちても
死ぬことはあるまい ・・・・ 」
なんて
そんなことを自問自答してみた ・・・・