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日本男児もしてみむとてするなり

郵政民営化法案

2005-07-20 00:52:12 | 人権・憲法・法律
突然ですがわたしはこの郵政民営化法案には反対です。営々と国民の税金で作り上げて来たシステムを大した理由もないのに株式市場に放り込むなどもっての外と考えるからです。郵政民営化などやろうと思えばいつでも出きます。しかし一旦民営化したら多分もう元には戻れないでしょう。わたしは未来永劫郵政を国営でやれとは思いませんが、少なくとも現時点で民営化する必要性をそこまで感じません。

そもそも郵政民営化の大元は、特殊法人への資金源を断つというものだったはずです。それ自体は結構なことでもちろんわたしも大賛成です。しかしそのためには民営化しかないという結論には反対です。特定郵便局長の世襲や使い切り費の問題は是正しなければなりません。しかしそれがなぜ民営化でないと達成できないのか理解できません。郵貯の問題が大きいことは理解できますし税金面等で優遇され民業を圧迫しているということも理解できます。しかしその解決に民営化しかないのでしょうか。

今回の流れは、世の中の嫉妬を上手く煽って世論の支持を作り出した典型とおもいます。すなわち、特定郵便局長などという世襲の公務員の問題をことさらあげつらって、デフレ・リストラ・年金カットなどに苦しむ世代の嫉妬を煽っているのです。ですから幾ら理を尽くして説明しても無駄な場合が非常に多い。

ただ、もう一方で思うのは、郵政民営化反対を声高に叫ぶ議員やその支持者の程度が極めて低いことも原因とおもいます。そういう議員のHPや勝手連的なHPを見ても、なるほどという意見が散見されると同時に、「何なんじゃこりゃ…」という書き込みの多さにも辟易させられます。郵政が国の基だとかいうような書き込みを見ると正直ため息が出ます。利己心丸出しのただのバカです。多分特定局長かその一族なのでしょう。こういうバカに給料を払うなどもっての外で特定局の世襲問題は早急に是正が必要です。

しかし、それは民営化しなくとも出きる話です。

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