ひまわり薬局・スタッフブログ

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2018年度全日本民医連新卒薬剤師初年度研修会

2018-06-27 11:23:10 | 日記
2018年度全日本民医連新卒薬剤師初年度研修会が、東京・有明で、2日間にわたり開催されました。

いつ来ても有明は近未来都市のような雰囲気がします。




今回の会場は、東京ベイエリアにある「TOC有明」という大きなオフィスビルです。



今回の開催目的は・・・
1.全国組織である民医連の新卒薬剤師同士の交流をはかる。
2.民医連の歴史・理念と活動を伝え、民医連薬剤師としての将来像を描く契機とする。
3.日本の戦争の史実を学び、憲法を巡る現状をみんなで考え討論する機会とする。

全国から新卒薬剤師122人!全体参加160人で盛大に行われました。



「ようこそ民医連へ」全日本民医連理事・薬剤委員会委員長 高田満雄 氏
第二次世界大戦中に、国際法に違反する細菌戦に使用する生物兵器の研究・開発をしてい731部隊という医療学者達の過ちを教訓とし、一切の戦争政策に反対すること。
企業の利益が優先されると必ず薬害や副作用被害が発生することを肝に銘じて、製薬企業の宣伝に惑わされない視点を持たなくてはなりません。いのち・憲法・綱領という3つのものさしを常に私たちのめざす灯台として掲げて民医連薬剤師として成長して欲しいと訴えられました。

「震災支援と民医連薬剤師の活動」 全日本民医連理事 金田早苗 氏
東日本大震災の時に、災害拠点病院でもあった宮城民医連の坂総合病院と金田さんの働くつばさ薬局多賀城店の薬剤師は震災直後から2交替24時間体制で全国からの支援者と一緒に休み無く医療活動を継続したという経験を語り、みなさんも日頃から災害訓練をしておくことが大切ですし、非常時にこそ基本的な薬剤師としての力量が問われると講演されました。

学習講演「知らなかった、ぼくらの戦争」   詩人 アーサー・ビナード 氏



現在は、数々の賞を受賞し、TVのコメンテーターやラジオでも活躍されています。
アメリカの大学でシェイクスピアを学び大学院に進学を考えていた時に日本語と出会い、その奥の深さに魅せられ、日本がどのような所かも知らずに来日。
生活の中で一番会話を交わすのは商店街の人。毎日食材を買いに行く中で知り合いになり、ある日お茶の間に呼ばれその人は「東京大空襲」の体験談を聴かせてくれた。アメリカで生まれ育った僕は「東京大空襲」なんて聞いたことも無く、「戦争を早く終わらせるために原爆投下はやむを得なかった」「正しいことだった」と繰り返し教えられていた。



 なぜ広島と長崎と2回落とす必要があったのか?それはそもそも広島と長崎のAtomic Bombの中味が全く違うものだから。広島はウラン型で長崎はプルトニウム型、ウラン型原爆は既に開発済みであったがウラン235はレアメタルで枯渇したら終わり。アメリカの核開発の真の目的は原子炉=原発で人工的にいくらでも生成可能なプルトニウムを原料とした原爆をつくりだすことにあった。


 
「戦争を早く終わらせるために原爆投下はやむを得なかった」のであれば、1945年3月10日に首都東京を攻撃した意味が分からなくなる。「東京大空襲」は3月10日だけで10~11万人が一夜にして焼き殺されている。首都が陥落すれば戦争は終結するのに、皇居や国会議事堂は無傷で残し、下町を攻撃している。この時千代田区を攻撃していれば3月10日に戦争は終わっていた。更に3月26日から今度は離島の沖縄で地上戦を開始し、アメリカ国内には戦闘が激化しているという映像を流して故意に戦争を長引かせ、プルトニウム型原爆完成の時間稼ぎをしていたのだ。もちろんアメリカ人は、プルトニウム型原爆をつくるためにほとんど全ての税金が使われていたことも、ニューメキシコで爆発した原爆で多くのアメリカ国民が被ばくしたことも知らされていなかった。
 

夜の懇親会は、美味しい料理と「ご当地クイズ」で盛り上がりました。



恒例の司会者は倉敷の社長さんです!こんな社長がいたら職場は楽しいでしょうね~♪



全日本民医連の各委員がご当地の名産をクイズの商品として持ち寄りました。

広島からは、「もみじ饅頭」「レモスコ」オバマ元大統領が来日したときに飲んだ「賀茂鶴ゴールド」が持ち込まれました。





全体写真 全国から新卒薬剤師122人!



広島民医連の新卒薬剤師と役員



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