今年も8月6日がやって来ました・・・
8月4日の朝は、ひまわり薬局近くの平和大通りから「生協連(購買生協・医療生協・学生生協)」や各団体の平和行進も行われ当社からも数名が参加しました。
そして本番の「原水爆禁止2012年世界大会・広島」が開催されました。
8月の猛暑の中、海外代表を含め全国から6800人が参加し、今回の世界大会では、核兵器の全面禁止と原発ゼロを求める声が会場に溢れていました。
全労連・大黒作治議長の開会宣言により原水爆禁止世界大会が開会され、主催者報告を冨田宏治さんが行いました。冨田さんは、「核兵器の使用は人類と文明に対する犯罪だ。非人道的であることは疑う余地がない。核兵器全面禁止のアピール署名をはじめ、様々な行動を通して、核兵器禁止条約の交渉開始を求める多数派を国際的に形成しよう」と会場に呼びかけました。
松井一実広島市長は、「広島市では被爆体験を広く伝えるために伝承者の養成を始めています。被爆体験を胸に刻み、共に行動する大きな循環が生まれてこそ核兵器廃絶は実現できる」と述べました。
世界大会2日目は各分科会に分かれて行動しました。青年の多くが参加した「青年の広場―学習・交流と被爆者訪問」の分科会には1300人が参加しました。
世界大会最終日の8月6日は広島平和記念公園で平和祈念式が開催されました。8時15分には原爆による犠牲者への追悼の意を表明し、市内電車も停まり黙祷を捧げました。
10時30分からは再びグリーンアリーナで閉会総会が行われ、当社からも3名が参加し閉会総会の参加者は7600人にのぼりました。
総会には全国で活動している青年たちが次々に登壇し、「被爆体験を広げ核兵器廃絶につなげたい」「米軍欠陥機オスプレイはいらない」と平和への思いを訴えました。閉会総会では「広島からの呼びかけ」が採択されました。「放射線によって苦しむ人びとをつくらないという願いをひとつに、原発ゼロをめざす運動との連帯を発展させましょう。」と原発からの撤退と核兵器廃絶での共同の輪を広げることが呼びかけられ、フィナーレにはみんなで「ウイ・シャル・オーバー・カム」を大合唱しました。
夕方になると、原爆ドーム付近の元安川で「とうろう流し」が行われました。