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ともだちのこと

2010-05-01 01:26:46 | Daily Life
 先日、地元の友達が研修で東京に来ていたので、数年ぶりに会って食事をした。
 人のことは言えないが、彼女もたいがい波乱万丈に過ぎる人生を送っている子だ。
 仕事に関しては、とんでもなく努力家で、信念もある。
 そういうところは、本当に尊敬してやまない。

 彼女の仕事は医療系。
 ただでさえ大卒でその仕事をしている人が多くはない中で、もともと超美人さんだったので、人間関係は最初から大変だったみたいだ(お決まりの妬み、やっかみ・・・)。
 就職してからも飽くなき向上心から、仕事の後に夜間の大学院に行って勉強し、今はある資格の取得を目指しているらしい。
 その資格を持っている人は、北東北には1人もいなくて、全国にも100人くらいしかいないという難易度の高い試験なんだって。
 「その資格を取ると何が変わるの?」と訊いたら、彼女の返事は、「その分野の高い専門性が認められて、病院内で意見提言をしたときに聞いてもらえるようになるし、行政にも働きかけることができるようになる」というものだった。
 正直言って、資格イコール就職や転職がしやすくなる、とか、給料が上がるとか、そんな返答しか予期していなかった私には、ものすごくガツンとくる言葉だった。
 その資格は受験して受かることももちろん大変だけど、それ以前に「受けることを認めてもらう」ことがさらに大変なんだって。
 実技なりペーパーなりのテストに受かればいい、って話じゃなくて、結局その資格を取ることによって、いかに今後、地域の医療に貢献できるかという資質の部分が大きく問われるんだそうだ。
 それが認められないと、そもそも受験すらできないらしい。

 世の中には、資格さえあればいい、受かればいいみたいな空気が漂ってる気がする。
 それをどう使って、何ができるか、どう貢献していくか、ということに真摯に向き合っていて、使命感を持って頑張っている彼女を本当にカッコイイと思った。


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