いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

入門カウンセリング講座

2005-12-17 02:18:51 | 出来事
まだ女の子(ちがうやろ)の日だったのだが、きのうの夜は元気に名駅まで行って来た。この間参加した中日文化センターのアートセラピーの講座からの流れで、中小企業センターで開かれるNPO法人コアカウンセリング支援協会の入門カウンセリング講座というのに参加したのだ。

中小企業センターというのは、今出来つつあるミッドランドスクエアの裏側にあって、どうも改築計画があるらしい。そうだろうな。けっこう古めかしい建物だし。嫌いじゃないけど。

で、会場は8階だった。下の電光掲示板みたいな案内板には、6時から9時までと書いてあったのだが、私がホームページ見て控えていったメモには6時半から8時半となっていた。で、6時半近くまで、参加者は私ともう1人若いきれいな女の子だけみたいな状態で、でもその彼女が見た「ケイコとマナブ」では6時からになっていたらしい。バラバラだな。でも6時半頃になると参加者も10人くらいに増えて、ほっとする。

講師はコアカウンセリング支援協会の理事長白瀧昌子さん。まず協会の成り立ちから理念、活動についてなどのお話がある。

その後、いよいよ本題の講義。今回は「傾聴」について。最近、たまに傾聴ボランティアという言葉を聞くが、人の不安や悩みにひたすら耳を傾けることでその人の心を癒し、問題に取り組む自信を持ってもらうということらしい。

心理療法と呼ばれるものにはたいへんな種類があるのだが、どのような療法を行うにしても、基本はこの傾聴にあるのだという。相手の話をよく聞くというところから、信頼関係を築いていくということのようだ。

で、傾聴演習というプリントを配られ、さっそくやってみる。相談者の相談に自分ならどう答えるかということだ。で、しばらくして解答例配布。おおっ、昔本で読んだのにすっかり忘れていた。相談者の言葉を繰り返すんだったよ。アドバイスをしない。否定もしない。「辛いんです」と言われたら「辛いんですね」と答えるんだった。そうだそうだ。

そしてコミュニケーションをはばむ12の障害についての話もあった。これはすごかった。どれもこれも言いそうだよ。と言うか言ってるよ。「もう仕事をやめたい」と言ってる人に「行きなさい」とか「その仕事を辞めたらもう仕事はないかもしれないよ」とか「石の上に三年とかいうじゃない」とか「ボーナスもらってから辞めれば」とか、つい言いそう。

でも言わずに、ひたすら黙って相手の話を聞くのだそうだ。相槌をいれながら、ひたすら。これがえらく難しい。講義の後でカウンセリング体験もやらせてもらったのだが、黙っているというのはものすごく力がいることだというのがよくわかる。

あの人と話していると楽しいなと思う相手って、そう言えば聞き上手な人だ。佐藤さんと話していると楽しいけれど、よく考えてみると佐藤さんは上手に相槌を打って、ずっと気持ちよく話をさせてくれる。なるほどな。

面白いなあ。アートセラピストの養成講座は現在ないのだけれど、カウンセリングの勉強しながら、そっちの勉強もやろうと思えば出来るらしい。やってみたいなあ。毎週2時間、半年で基礎は終了。その後また半年で応用。とりあえず基礎だけでも何とか、なあ。

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2 コメント

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なるほどね~、 (みやじま)
2005-12-18 01:14:22
相槌をうつ、くり返す。。

知っててこれやられるとちょっと引きますが。。

でも知らない人にとっては心地よいわけですな。

また教えてくださいねー!

(タダでいろいろ勉強しようと思ってる!?)

いやいや。。レポート楽しみ☆

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面白いですよ (林本ひろみ)
2005-12-18 01:28:34
知ってても話しやすいですよ、不思議と。

何というか、自分の話をちゃんと聞いてくれているのだなあという気がするんですね。



で、相槌を打ちつつ、こちらの話をうまくまとめていくような感じなんで、あっちこっちにとっちらかっていたこちらの話が、徐々に焦点が絞られていくみたいになっていって、面白いです。



あくまでも結論を導き出すのは相談者自身で、カウンセラーはその手助けをするだけなんですね。アドバイスみたいなことはいっさい言わないんですよ。それがまた難しいことこの上ないんですが。

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