いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

この子たちの夏(プロ)

2006-07-25 00:24:39 | 出来事
きょうは(文章書き終えたらきのうになってしまったけど)愛知県芸術劇場小ホールに行ってきた。朗読劇「この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ」を見に行ったのだ。

っが、最近の栄はよくわからん。月に2度アートセラピーの講座で栄に来てはいるのだが、私はあまりウロウロすることもなく帰ってしまうので、最近の栄事情がさっぱりわからんのだ。

妙な建造物の向こうに目指すホールはあるのだが、なかなかたどり着けない。くそぅ。

ようやくたどり着いたホール前の廊下は長蛇の列で、はるかかなたにおそらく「ここが最後尾」と書かれているであろう札を頭上に掲げたお兄さんが見える。

列を作っているのは上品な雰囲気のおば様(と言ってもたいてい私より若い)が多いような気がした。急いで来たので暑くて扇子を出しばっさばっさとあおぐ。私の前に並んでいたおば様(どちらも私より10以上は若い)2人が涼しいとお礼を言われる。私の扇子は男物ででかい上に、あおぎ方がばっさばっさなので、前後左右に風がいくのだ。

開場時間になりホールに入る。おお、予想以上に狭い。300席くらいかな。でもほとんどの席が埋まっている。隣に座った女の人2人がどうやら演劇関係の人たちらしい。「新聞をとって」という台詞について話をしておられる。

舞台の配置などをスケッチする。出演者は大原ますみさん、神保共子さん、日色ともゑさん、高田敏江さん、柳川慶子さん、山田昌さん。そして聖霊高等学校の畑中さん、肌附さん、二村さん、津森さん、刑部さん。

舞台が始まり出演者の方たちの衣装をメモする。明るい爽やかな色のワンピースやブラウスとスカート。山田昌さんだけがブラウスにパンツ(ズボン)。みんなとてもきれいな色の衣装だ。いろいろな色の表紙がついた台本に、いろいろな色のリボンがついた麦わら帽子。

私たちも同じ台本で8月5日に中川文化小劇場に出る。でも何ヶ所かカットされているので、全部通して聞くのははじめて。

朗読自体は、さすがと思うところもあれば、これはうちのメンバーの方がいいかもと思える(私はともかく、私以外は日頃から朗読や読み聞かせの活動をしている方たちばかりなのだ)ところもあったのだが、何が凄いといってもう動きの切れが凄いのだ。

場面転換のところでスクランブル状態に全員が移動してピタリと決まる。舞台後ろの壁に映し出されるスライドを見上げるシーンが何度か出てくるのだか、麦わら帽子の位置がこれまたびしっと決まる。麦わら帽子が何かとても象徴的に思える。舞台の真ん中に一瞬でみんながぎゅっと集まりきちんとそろう。うわ、すご。

まわりからずっとすすり泣きが聞こえている。私も泣いている。自分が朗読する予定の文章。山田昌さんが朗読されている。文章の解釈の仕方は同じような感じ。ただ気持ちのこもり方に格段の差がある。淡々と朗読しておられるのに何でそうなる。

やー、よかったな、見に行って。本当によかった。

ところで全然関係ないのだが、昔NHKの子ども番組で別役実さんの童話を朗読するコーナーがあって、私はもうすでに子どもではなかったのだが大好きだった。というかたぶん子どもには難しかったり不条理だったりしてよくわからんかったと思うが、あの童話は。

そのコーナーで朗読していたのが確か神保共子さんだったと思う。いやあ、めちゃめちゃ影響受けてます、私は。

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2 コメント

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よかったですね☆ (みやじま)
2006-07-25 12:28:43
やはり観ておいて正解でしたね。

小劇場の方はかなりこじんまりしてますよね。

ゆうにゃんさんのお友達の劇団もこの会場でした。

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面白かったです (林本ひろみ)
2006-07-25 23:44:06
自分が朗読する部分はけっこう覚えていたりする

ので、知らないうちに舞台にあわせて小さな声で

言ってたりしました。



私は私なりにがんばってみます。

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