いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

カワガラス

2016-12-20 21:39:47 | 自由詩
部屋の隅っこで
体育座りだなんて
慣れないことしてみて
ずっと待っている

部屋の真ん中あたりは
時間の流れが速くて
うっかり足を踏み入れたら
どこかに流される

たぶん

ピッと鳴いて
カワガラスが1羽
私の目の前を飛んでいく
怖がりもせずに

ピッと鳴いて
またカワガラスが1羽
時間の流れに乗る
光に向かって

きっと

部屋の隅っこで
体育座りだなんて
慣れないことしてみても
何も変わらないから

部屋の真ん中あたりに
時間の濁流の中に
足を踏み入れてみて
翼を広げてみた

ピッ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 但東暮らし 109~カワガラス... | トップ | 12月20日(火)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿