世の中の翻訳ソフトはどんどん賢くなってきます。
最近、一部で話題なのがDeepL。
https://www.deepl.com/home
これはかなり優秀な翻訳ソフト(サイト)だと思います。
研究で論文等を読んだり、書いたりするときに、英語がどうしても必要になるわけですが、私が学生の頃とかもおおよその内容つかんだりするために当時の、“エキサイト翻訳”とかに文章を放り込んでました、しかし、当時の翻訳サイトは結果をみても内容がめちゃくちゃで理解できない(ことが多かったです)。
Dischargeは放電と訳してほしいけど放出、Currentは電流と訳してほしいけど流れとか・・(もっといろいろあったけど思い出せない)、専門用語が正しく翻訳されないもんだから、逆に内容がわからなくなったり・・。
英文作るときもわざと主語、述語がはっきりわかる日本語にしてから、翻訳とかしてると、もはや使わない方が早いのではという感じでした。。
最近でも、学生が輪講とかで論文を紹介するときに、明らかに翻訳ソフトに放り込んだ内容をパワポに張っただけみたいな発表して、内容全然わかってないもんだから、先生に怒られるなんてことも“研究室あるある”でよくありました。
しかし、このDeepLを使うと専門用語もほぼ正しく訳してくれる上に、日本語も自然な感じなので、かなり便利になっちゃいますね。
もちろん英文に慣れるために、そのまま読めて、自分でも書けるようになったほうがいいわけですが。。
でも英語の勉強というよりとにかく内容をいち早くつかむという意味では、結構強力なツールになるのではないでしょうか。
Google scholarとかに登録しておくと関連する論文が発表されると、メールで通知されるわけですが、アブストラクトとかとりあえず何も考えずに放り込んでみると、今までの数倍の速さで内容理解できるようになりました。
あと査読依頼とか。。
(英語があまり得意でない人はとくに強力な武器になるのでは・・)
ちなみにpdfの論文だとコピーしたとき文章が改行されているので、shaperというサイトに一度張ると改行部分がなくなります。
http://dream-exp.net/shaper/
そのあとDeepLに張れば、本当に日本語でおおよその内容理解するのは楽になっちゃいますね。。
読み書きだけでなく、音声の同時翻訳(いわゆる翻訳コンニャク)もそのうち
できるかもですね・・そうなると、どこの国の人も言語で苦労するということがなくなるのかもしれない。。(英語が特に苦手なのって日本人くらいかもですが)
「昔の学会は日本人がたどたどしい英語で発表してたんですよね??」って若い人に言われる時代もそう遠くないのかも・・
(その前に昨今の状況をみてると学会がほとんどオンラインになって、今までのようなスタイルでの発表の機会がなくなってしまうかも・・)
(そしてそうはいっても、日本人でも流ちょうに英語話す人をみるとかっこいいなぁと思うのもまた事実ですが。)
英語圏の人は母国語で議論できるので、今までは何かとアドバンテージがあったわけですが、もはやそういったアドバンテージはなくなってある意味ではフェアな競争ができるようになってくるかもしれませんね。
そうなってくると研究の内容(クオリティ)がより重要になってくるわけですが・・
(もちろん今までもそうだし、内容があればむしろ多少言語に不備があってもよかったということもありますが。。)
そんな独り言でした。。