毎年のことだが、3月のこの時期は来年度の新4年生の研究室配属の時期。
去年から学生の希望をなるべく優先してあげようということで、新たな配属ルールが適用された‟希望優先成績順”が導入された。
*今までは成績順で決まっていた(しかも学科では個人の順位は教えないので学生達が自主的に集まって順位表を作り、希望が重複しないようにする通称・談合?とかいうことをしていた。)
新しい希望優先順では学生が2回に分けて希望調査を提出するやり方で、1回目は第3希望までエントリーできる。
そこで希望が叶えばめでたく配属、配属できなければ2回目は学生は第28希望まで研究室を書いて成績順で配属が割り振られる。
つまり成績が抜群に良い人にはそもそもあまり関係ないルールだが、微妙なラインの成績の人には、人気研究室の配属を狙って2回目の配属にかけるか、或いは1回目なら人気がそこそこの研究室配属が狙えるというルールなのである。
そして今年度も第1回目の配属希望調査が行われ、結果が公開された。
その結果・・・
「0!」
ぜ、ぜろ???
昨年度は二人が第一希望で配属されていたが、今年はなんとゼロ・・
教授もこの結果には「おおいにショックです」とメールでコメント。
ま、まぁ100人近くいる学生がいて誰も第一希望にしないというのは、いくら機械系の学部とはいえたしかにショックではありますねぇ。。
おまけにTwitterとかで(エゴ?)サーチしてみると、
「機械知なのになんで原子力とかプラズマの研究室いっぱいあるんだよ!」
「やりたい分野が少ない!」
「プラズマこわい」
等々の言われようwww (凡その内容です)
注:機械知=機械知能工学科の略
まぁ研究の分野のバランスに関しては、外様の私もよく知りませんが昔は原子工学科があって、機械と一緒になって今の機械知になったということなので、今の研究室のバランスがあるのだと思います。
日本人初の宇宙飛行士、毛利衛さんは原子工学科のプラズマの研究室の助教授(当時)だったわけで。
http://jasosx.ils.uec.ac.jp/JSPF/JSPF_TEXT/jspf1994/jspf1994_08/jspf1994_08-892.pdf
研究分野は多少変わりましたが、このポストは今のプラズマ材料の富田先生が該当しますね。
まぁでも同じプラズマ応用の分野の先生とかの話をきくと(主に電気系だが)、プラズマはどこもそれなりに人気があるようで、機械系だからプラズマが人気がないというのは言い訳できませんねぇ。
なんとか学生にもプラズマのおもしろさ、可能性を知ってもらわないといかんとは思います。。。
ちなみに私の知る範囲ではありますが、色々な分野の著名な教授の先生とかでも当初は本当は違う分野の研究室いきたかって話よく聞いています。
そもそも昔はどこの大学でも研究室配属は、成績順ではなくジャンケンだったところも多かったとか。
私の大学の友人は2回ジャン負けして内容も先生の顔も知らんとこいって、それでもそこの研究室がよほどよかったのかドクターまで進学してました。
こういう研究したいと思って研究室選んで自分の想像通りですごく楽しいってこともあるかもしれないけれど、実際やってみたらイメージと違ったなんてことは多々あるわけで、例え第28希望で配属されたとしてももしかしたらすごくはまることもあるかもしれません・・!?