アヌーナが来日公演に向けて、日本独自のプログラムを準備中だそうです。
映画「もののけ姫」の主題歌『もののけ姫』と、日本古謡の『さくらさくら』をアレンジして披露する予定とのこと。
それぞれの曲に関して、リーダーのマイケル・マクグリンは以下のように語っています。
●『もののけ姫』に関して
「ジブリは私の娘も大ファンで、すべての作品を観ています。ジブリ作品はアニメーションとしてもさることながら、音楽のクオリティも非常に高い。日本のアニメーションやゲーム・ミュージックのクリエーターは、世界の優れた作曲家達と肩を並べられる高いレベルを持っていると思います。
中国に行った時、アヌーナは中国民謡の「ジャスミンの花」を歌いましたが、日本ツアー用に何か特別なプログラムをと考えたとき、民謡はもちろんですが、日本が誇るその素晴らしい音楽文化を取り上げるのがいいのではないかと思いました。
「もののけ姫」の持つ世界観やテーマは、アヌーナにも通じるものです。日本とケルトという違いはあれど、どちらも中世の世界観、自然信仰、妖精や精霊(=物の怪)、そして環境に配慮したより良い"生き方"をテーマに、それをアートとして現代に蘇らせようとしています。この曲は、アヌーナが日本で歌うのにまさに相応しい作品ではないでしょうか」
●『さくらさくら』に関して
「桜は日本だけでなく、世界でももっとも美しい花のひとつでしょう。アイルランドでは、古来から自然の美しさを崇める歌がたくさん作られ、アヌーナもそんな歌をいくつもレパートリーにしています。桜の美しさを讃える『さくらさくら』を歌うことは、アヌーナにとっては非常に自然なことだと思います」
単にサービスでその国の有名曲を歌うということではなく、アヌーナの持つコンセプトに沿って選曲し、その楽曲のもつ世界観や意味を存分に引き立たせるアレンジを施すことを重視しているマイケル。どちらも自身が新たに書き下ろす英詞で歌う予定です。
ここ日本でしか聴けない、アヌーナだからこそ歌える、アヌーナならではのアレンジ。
是非、来日公演で体感して下さい。