PLANKTON NEWS and REPORT

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フランキー・ケネディ ウインタースクールドキュメンタリー1

2009-11-22 | ケルト音楽


アルタンはご存知のとおりフルート奏者のフランキー・ケネディとフィドル奏者&シンガーのマレード・ニ・ウイニーが中心になって結成。94年にフランキーが癌で亡くなった後も、マレードは頑張ってバンドを続け現在にいたるわけですが、アルタンのメンバーは、自分たちが中心となって毎年フランキーの名前がついたウインタースクールを年末にドニゴールで開催しています。毎年このウインタースクールでは多くのワークショップが行われコンサートが行われているのですが、このTG4のドキュメンタリーは2004年にスクールの10周年を記念して作られたものです。その内容をアルタンの来日までご紹介していきたいと思います。

マレードは共和国側ドニゴール出身でアイルランド語はネイティブなわけですが(彼女のアイリッシュはとっても自然ですごく綺麗な響きですね!)、フランキーは北アイルランドのベルファースト生まれ。通じていないにもかかわらず、よくマレードはフランキーにアイルランド語で話しかけていたようです。当時、国境を越えた交際がどんなだったかは知る由もありませんが。

「フランキーはどんなに具合が悪い時でもユーモアの心を忘れることがなかった」(シェイマス・ベグリー)

フランキーが亡くなったあとに設立された「Frankie Kennedy Winter School」。マレードは「当時は辛かったけど、でも今思えばこのスクールが一番重要なことだった。彼の思い出を伝えつなぐためにも、、」と回想しています。フランキーが9月に亡くなりスクールはその年の12月に第1回が開催されたのです。フランキーのお母さん「いろんな年齢やいろんな人たちが集まるのは本当に素晴らしい」

歴代メンバーのポール・オショーネシー(フィドル)のコメントもあり。スクール開催中にはセッションもたくさんあり。特に大晦日の夜は大変もりあがるのだそう。多くの人が集まるので地元の経済にも大変貢献しているようです。「若い子が育って行くのをみるのは本当に励みになるね」「スクールがはじまって10年になるから、最初来ていた子たちが音楽成功して戻って来るのを見るのは本当に嬉しい」「そしてもみんながフランキーに教わった曲などを演奏したり思い出を懐かしんだりしているんだ」「その遺産はあまりに大きい」

「音楽は素晴らしい。音楽が人をつなげるんだ、それが一番大事なことなんだよ」「スクールは本当に活気に満ちている」「そしてユーモアもそこにある。ユーモアもフランキーにとっては非常に大事なことだった」

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