飯山市 令和 2年 3月 定例会(第371回) 03月04日-02号
◆3番(岸田眞紀)
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続きまして、昨年、飯山地区で総合防災訓練が行われましたが、地震を想定した訓練であって、水害に対応できていなかったと感じます。
現在、消防の訓練では、梅雨前に水防訓練が行われていますが、消防団のほかに水害を想定して、訓練している水防団的な組織があるのかお聞きします。
○議長(渋川芳三)
栗岩総務部長。
◎総務部長(栗岩康彦)
当市におきましては、消防団が水防団と兼務しているという状況であります。
また、把握している範囲では木島地区の天神堂、下木島、坂井区でそれぞれ水防団を組織しております。
毎年、出水期前に実施しております水防訓練に合わせて(引用注:水防団と消防団が)一緒に訓練を行っているということであります。
コメント:ほほう、知らなかった。なるほどねえ。
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◆12番(久保田幸治)
いずれにしても、国・県でやる仕事だと思っているんですが、市にこういうことをやってほしいというものを持っていないと、国の計画だけ出てきてから物を言うんじゃ、私は遅いと思って、こういうものの質問をしているわけですけれども、市ではあの部分をこうするとか、多少何か自分たちの希望なり計画なりを持たないと、国・県が出てきたらそのとおりでございますと、なかなか、
今現在、川面なんていうのは、もう庭先、自分の家の前に川が流れいてるんですよ、現実に。
何回もずっと洪水があっても川面の人たちは優しく、1回もこういう声を上げたこと、聞いたことないんですが、対岸で見る限り、今本当に住宅の前を川が流れている。
今行ってみてください。川の縁は全部木が倒れて、根が抜けて、あれがどんどん崩れるんですよ。
上流というか、あの辺をやらなきゃ今の飯山盆地の水位上昇は解決しないと思うんですが、市に対策なくして、国や県での対策だけで、はい、そうですと言えないと思うんですが、その辺の意気込みをぜひひとつ聞かせてほしいと思います。
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◎市長(足立正則)
久保田議員さんから現状、特に川面のエリアとか、そういうお話があったわけでございます。市としましても、これから県・国の整備計画が具体的に出てくるわけでございますが、市としてもそれぞれ今までも河川整備については要望もしておるところでございますけれども、しかし今回の緊急事業に向けまして、またしっかり国のほうへも要望してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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飯山市 令和 2年 3月 定例会(第371回) 03月05日-03号
◆7番(市川久芳)
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昨年の12月議会で同僚議員の質問の中で、支流の関係だけではなくて千曲川本流の水位を見ても、避難勧告をもっと早く出すべきではなかったかという同僚議員の質問に対して、今回の災害の関係でいろいろな課題があると認識しており、それを取りまとめている最中である。
その中でしっかり検証して、対応をしっかり行っていきたいという答弁され、議事録にもそのように明記されている。
では、お聞きしますけれども、どのような項目の検証をされて、一番しっかり検証したと思っていることを1つ挙げて、その検証した内容を詳しく説明してください。答弁求めます。
◎総務部長(栗岩康彦)
昨日も答弁させていただいたところですが、災害対応に当たった職員からの課題・問題点について、現在その対応策を検討しているというところであります。この後、庁内の会議等を開催して、調整していきたいと考えております。
また、昨年、被災あるいは避難対応をいただいた地区の区長さん方との意見交換会を行ったわけですが、そのご意見を頂戴したものについて今まとめているということであります。
検証結果については、4月末ごろをめどにまとめてまいりたいと考えております。
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◆7番(市川久芳)
次に、水防てんまつ報告についておうかがいしますけれども、水防管理者は水防実施後10日以内にその状況を水防法施行規則、長野県規則第42号に定める資料を北信建設事務所長を経由して報告するという長野県の規則があるわけですけれども、では、いつ提出されたのか、日付を教えてください。
コメント:ほほう、そうなんですか。そのような長野県の決まり、知りませんでした。
◎総務部長(栗岩康彦)
この水防てんまつ報告については、提出しておりません。
コメント:ほほう、そうなんですか。手抜きですね、栗岩さん。
◆7番(市川久芳)
それでは、飯山市の水位観測について、通告どおりに聞いていきますけれども、飯山市が防災無線で報告している水位観測所は県境から距離標で何キロ何メートルにあるのかと、その位置のハイウオーターレベル、計画高水位と現状河道計算水位9,000トンについて分かったら教えてください。通告のとおりです。
◎総務部長(栗岩康彦)
位置につきましては、県境からおよそ33キロメートルの位置にあります。
ただ、議員のお話のあったハイウオーターレベルとかそういうものは飯山市の水位観測所では市独自に設置しているということもありまして、その内容については算出しておりません。
コメント:栗岩さん、飯山市の水位観測所に立ててある看板、飯山市がたてたんだよねえ。そこにハイウオーターレベル(計画高水位)は表示してあるよ。
・飯山水位観測所 緒元 : https://archive.fo/UYhPk
◆7番(市川久芳)
それでは、観測所のあの位置の堤防の標高を教えてください。
◎総務部長(栗岩康彦)
飯山水位観測所の位置が算出されておらないということで、堤防の高さについても公表はされておりません。
コメント:観測所の看板にゼロ点標高が307.1mと明示されている。そうしてそこに立っている水位標の高さは12m。そうであればその地点の堤防の標高は319.1mとなるのではないのかね、栗岩君。
◆7番(市川久芳)
それでは、昨年10月の台風19号のとき、飯山水位観測所の水位とその場所の堤防の高さ、堤頂との差はどこまで水位が上がったのか、教えてください。
◎総務部長(栗岩康彦)
堤頂が分からないということで、その水位差は分からないということであります。
コメント:おいおい栗岩君。バカな事をいうもんじゃないよ。何のための水位観測所なんだい?それじゃ水位観測をやっていても、いつ水が堤防を越えるのかわからない、と言ってるのと同じだよ、その答弁は。
◆7番(市川久芳)
一番大事なこと聞きますけれども、常々思っているんですけれども、飯山水位観測所の水位が7メートル43センチと言われても、市民は分からないわけです。目盛りを逆にして、飯山観測所の水位が7メートル35センチです。ただいま堤防天端から2メートルまで水位が上がっているというような防災無線を流してもらうと、市民は頭の中でイメージが描けるわけです。木島地区の人間が、軽トラで、夜中に堤防天端まで千曲川の状況を見に行かなくて済むわけです。
そういうふうに防災無線の報告の方法を変えていただけませんか、お答え願います。
コメント:するどいねえ、市川さん。
◎総務部長(栗岩康彦)
水位を計測する危機管理型水位計というのも場所によっては設置されているということでありますので、お知らせの仕方については今後検討してまいりたいと考えております。
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◎建設水道部長(坪根富士夫)
越水で破堤しない堤防整備の強化も必要と考えますが、やはり堤防が破堤しなくても越水しては、町なかは浸水してしまいます。
まずは、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの推進を図ることが大切だと考えております。本市においても、浸水被害が発生した区間等における無堤地区の築堤や河道掘削、浸透対策等により、まずは浸水を防止していくことが必要かと考えております。
◆7番(市川久芳)
それでは、通告に基づいて進んでいきますけれども、飯山盆地の完成堤防の機能ということで、県境から30キロの地点は「道の駅花の駅千曲川」なんですけれども、その位置の今現在、現状に9,000トンの水が流れると56センチオーバーするわけでございますけれども、では飯山盆地で完成堤防と言われている堤防にどういう機能があるのか、教えてください。
コメント:ほほう、そうなんですか。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
堤防の高さが、立ヶ花地点における計画高水流量が毎秒9,000トンの対応であるという理解でございます。
◆7番(市川久芳)
9,000トン流れたとき、堤防天端との余裕幅はどれぐらいあるか教えてください。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
9,000トン流れた場合の仮定については、何センチの余裕があるかについては回答できません。
コメント:なぜ回答できないのか理由を教えて下さい、坪根さん。
◆7番(市川久芳)
通告のとおりに質問しますけれども、平成24年度から実施された立ヶ花狭窄部及び戸狩狭窄部のバランスを欠いた掘削についてということで、平成24年から何か年か、湯滝温泉の上流の向かって右側で工事が行われたのは皆さんご存じだと思うんです。なぜあの工事が行われたかというと、上流の上今井橋の下流の左岸でグラウンド1つなくなるほどの拡幅工事が行われた代償として行われたんです。
最初、地元説明は上境の公民館であっただけで、それに気がついた私が動いて、木島地区の区長会長と常盤地区の区長会長に小沼の集会所に集まってもらって、そこから常盤地区集会所で1回、木島地区活性化センターで2回、説明会を実施して、その最後の結論が下流へ二十数億かけても効果は10センチということで、その続きの説明会をおととし河川部長に申請しました。そうしたら、河川部長はこういう説明ならできるということで来たけれども、当時の区長さんは実施するに至らなかったんだけれども、そのような実態を私は何十年も見てきているんです。
だから、口を酸っぱく言っているわけですけれども、その中で質問していきますけれども、戸狩の湯滝の河道掘削は平成29年まで実施されていたことを市長さんはご存じですか、お答えください。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
近年の戸狩狭窄部の河道掘削は平成24年度から平成29年の6年間で、約6万3,000立方メートルを掘削していただいております。
◆7番(市川久芳)
下流で6万何ぼ掘削したけれども、上流でその5倍も6倍も掘削しているのはご存じですか、お答え願います。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
あくまでも上下流のバランスを取りながら、流下能力を高める河道掘削が実施されているということで承知をしております。
◆7番(市川久芳)
次に、セクション5番ですけれども、水害多発地域木島地区、常盤地区の住民・財産をどう守るかということなんですけれども、木島地区は戦後4回の水害に見舞われているということは何回も話したんですけれども、その中で私はいろいろ考えて、最初に考えたのは合流点付近に樋門を造ってくみ上げればという話を考えたわけですけれども、その中で木島平の村長室へも相談に行ったんだけれども、くみ上げることによって本流の水位が上がるということと、水位がハイウオーターレベルまで上がると排水ポンプの全てを止めなければならないという法律がある中で、実際どのぐらいの効果があるかということよりも、樽川橋上流の堤防を少しかさ上げして天端を全部舗装してもらったほうが結論が早いということで、10月11日にその相談に丸山所長のところに出向いております。北信建設事務所の所長室で、4人の職員が対応してくれました。
コメント:「水位がハイウオーターレベルまで上がると排水ポンプの全てを止めなければならないという法律がある中で・・・」
ほほう、そんな法律がありましたか。全く知りませんでした。
そうして又、木島平村や飯山市が台風19号でやった排水の仕方はその法律を完全に無視していましたよ、市川さん。
(市川久芳):それで、11月19日には、羽田雄一郎さんの参議院の818号室へ霞が関の官僚を呼んでA案、B案ということでお願いしたんですけれども、そのA案は越水しても破堤しない堤防にしてほしい、B案は50センチぐらい上げて全部舗装してくださいと。それで、そのときの方向性はB案です。
少し高くして全面舗装するということで、羽田雄一郎さんも当面そのほうが早くないかというような話の中で、後日、風の便りに聞くとその方向で進んでいるような動きもあるんだけれども、ここでお願いしたいのは、
北信建設事務所の所長であり、長野県土木部の河川課長であった新家副市長に、少し私がお願いしている形が実現するように、てこ入れをお願いしたいんですけれども、この件は副市長さんから回答を求めます。
コメント:ほほう、新家副市長は北信建設事務所の所長であり、長野県土木部の河川課長でしたか。知りませんでしたよ。たいしたものですねえ副市長さん。
◎市長(足立正則)
一般質問は市の考えをただすということなので、副市長個人の判断を聞く話ではない。
これは建設水道部長のほうから答弁させていただきます。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
千曲川と1級河川樽川の合流点処理は、千曲川のバックウオーターの影響が生じる区間、合流点から約5キロほどですが、これにつきましてはそれらを考慮した計画どおりの築堤が整備されております。
樽川の治水対策は引き続き河床掘削や立木伐採で対応して、流下能力の確保、治水安全度の維持を図っていくとされております。
これからも引き続き市民の安心・安全の確保に向けて、千曲川及び支流の治水対策の推進に国並びに県には取り組んでいただくよう要望してまいりたいと考えております。
コメント:何時聞いても同じ答えだねえ、坪根君。
◆7番(市川久芳)
それでは、木島の対岸の常盤地区の問題なんですけれども、
今井川と日光川と広井川の内水氾濫でいつもポンプ運び込んで(引用注:水を千曲川に)上げたりしているんですけれども、
まず集水面積に対してどの程度の雨量まで対応可能なポンプが設置されているのかなどなどをここで洗いざらい北陸地方整備局長と長野県知事に情報開示を求めて、その検証の必要性が発生していると思うんですけれども、その計画はおありですか、回答を求めます。
コメント:そうなんだよねえ、皿川にはポンプ車1台もなしで、戸狩には3台も事前配置。そうして、いままでもどうやら常にそうやっているらしいよ。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
該当する施設における必要とする機能増加等については、国へ要望してまいります。
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◎建設水道部長(坪根富士夫)
この大関橋につきましては、昭和40年12月、もう55年が経過するという老朽化した橋梁です。
県に確認したところ、現状においては架け替えの計画はないということでありますけれども、橋梁整備に多額な事業費を要し、現在事業化も進めていただいております新古牧橋の関係もあり、財政的になかなか厳しい面もあろうかと難しい面もあろうかと推測されますが、大関橋架け替えについても、今回の千曲出水で橋桁まで届く状況も踏まえた上で検討いただくよう、長野県へ要望してまいりたいと考えております。
追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html
参考資料・一覧