木島平村 総務課長(・・・・ 君):災害対策ということであります。
・・・まず12日の午前9時に、避難勧告ではありませんけども、そういう方に自宅で心配をしているのであれば、避難所を開設しましたので是非ご利用くださいと、そういう形で避難所を開設しました。
実際に集まってきた方は、一人暮らしであるとか、そういう状況の方でありました。
12日の午前8時半から消防団長に加わっていただきまして、職員の対策会議を開きました。・・・
コメント: 対策会議は職員だけで成立している模様。消防団(水防団)は任意参加か。
村長(日䑓正博 君):・・・排水ポンプについては、村で排水をしているのは、戸那子の排水機場、それから小見と栄町ということでありますが、戸那子の排水機場につきましては、かなりの水量が集まってきますのでとても排水ポンプでは処理できないというようなことで、昨日の答弁の中でもお答えしましたが、排水機場の一層の強化を図るというか、能力を高めるために再整備をしていきたいと考えております。
2・2019・12・11 飯山市議会議事録 : https://archive.fo/gzfZi
◆4番(飯田健一) ・・・
次に、皿川の氾濫をめぐる経過であります。・・・
信毎の報道では、皿川樋門閉鎖を(引用注:河川事務所は)市に通知していなかったとしてありますけれども、
10月28日の議員全員協議会では、皿川の樋門は1時44分に閉鎖としたと操作員から報告ありとの説明が(引用注:市役所から議員に)ありました。(注1)
市は、皿川樋門が閉まったことをいつ誰から報告を受けたのですか。
◎総務部長(栗岩康彦)
皿川の樋門が閉まったことの報告ということでありますが、樋門管理受託者から(13日の)2時過ぎに情報提供があったということでございます。
コメント:そして飯山市はいつ河川事務所から「皿川樋門を閉めた」という内容の連絡を受けたのか決して公表しない。
そうして河川事務所から、国からの「樋門を閉めた」と言う連絡が遅れたから、これほどに市街地の浸水被害が大きくなったのだ、という主張をしている。
だがしかし実際には国から樋門の操作を委託されている者から2時過ぎに「樋門を閉めた」という情報を受け取っている。
その情報を受け取りながら、何の対応も取らなかった市役所は、対策本部は「仕事をしていない」という事になる。
たとえばその時点でポンプ車の手配を河川事務所に出来たはずである。何故ならば市役所は「台風19号を迎えるにあたっては今回も皿川樋門は開けっ放しでいく」と決め、それゆえ「皿川には事前にポンプ車を配置しない」と、そういう計画をたてたまさに当事者であるからである。
しかし市役所は樋門操作員からの「樋門を閉めた」という連絡を受けても、その時点で河川事務所にポンプ車の依頼をしなかった。そうして実際にポンプ車の依頼をしたのは何と1時間30分後の3時30分である。
3・◎総務部長(栗岩康彦)
市街地側、右岸への越水が始まったりした状況の中で、今振り返りますと、北町への避難勧告の時点で城山雨水排水ポンプ場が浸水して機能停止するということがその時点で判明していれば、迅速な対応もできたと考えております。
・・・
◆4番(飯田健一)
それでは、城山の排水ポンプが通常どおり機能していれば、たとえ皿川が氾濫したとしても、市街地に浸水はなかっただろうと思われたということでしょうか。
○議長(渋川芳三)
栗岩総務部長。
◎総務部長(栗岩康彦)
その時点では、そう考えております。
コメント:ひどい考え方だな、足立さん。
皿川から氾濫した水は地表を泥水で埋めながら、北町の住宅地に床下・床上浸水を引き起こしながら、ポンプ場まで流れていくんだぜ。
市役所の考え方は「氾濫泥水の流れる場所にある家や車はそこにあるお前らが悪い」と言っているようなものだ!!
4・◆4番(飯田健一)
その時点ではとおっしゃいましたが、今の時点ではどうでしょうか。
○議長(渋川芳三)
坪根建設水道部長。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
城山の雨水排水ポンプ場の能力につきましては、集水区域というのが定められておりまして、その区域外からの流入については、一応対応ができないのかなとは思うんですが、多少の余裕がございます。
したがいまして、皿川からの溢水の量がどれだけだったのかというのは、当時わからなかったということでありますけれども、今後、皿川の決壊によって市街地へ流入した量の検証をする中で、対応ができたのかどうか、後日検証していきたいと思います。
○議長(渋川芳三)
飯田議員。
◆4番(飯田健一)
検証をぜひお願いしたいと思います。
コメント:だがしかし、いまだにその検証結果とやらは聞かせてもらってないよ、坪根さん!!
5・◆13番(小林喜美治)
あまり時間をかけたくないんですが、ただ、これも今問題となっている皿川について、マスコミの報道では、閉めたということが国のほうから飯山市のほうに連絡がなかったということが、つい最近の新聞であったと。しかし、飯山市の時系列の中には、何時に閉めたというのを、その樋門を管理している人が飯山市のほうへ来ていると、閉めましたという、そういう連絡が来たというのが、飯山市の文書の中に入っているんですよ。
問題は、樋門を閉めれば内水の処理が求められるわけで、この千曲川河川事務所との連携共有というのが十分だったのかどうかという問題、それから何か所、何か所とさっき箇所数を言いましたが、地元区となっているんですが、地元区と同時に消防団にもお願いしてあると思うんです。
そういう判断がどうだったかということも、たしか消防団の中には優先順位があってどうのこうのという話もちらっと聞いたことがあるんです。
だから、そういう中ではあるんですが、千曲川河川事務所との連携はどうであるかという、その辺については確認をしたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(渋川芳三)
坪根建設水道部長。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
皿川の件に関して申し上げますと、国のほうからは飯山市のほうには特段連絡はございませんでした。
○議長(渋川芳三)
小林議員。
◆13番(小林喜美治)
無かったというのは事実なんですね。
コメント:しかし樋門操作員はちゃんと連絡を市役所に入れた。ならば市役所が、対策本部が対応するのは当然だよねえ、足立さん。
みんな言っている。樋門を閉めたらポンプ車で排水するのは当たり前だ、と。
足立さんや市役所の諸君はそんな事も知らないのかい??
6・◆13番(小林喜美治)
次に、樋門管理についてうかがいたいと思うんです。
最初に、基本的なことなんですが、今、飯山市内の千曲川の樋門というのは、樋門とか樋管ですか、いろいろな堰も含めて千曲川に流れ込んでいる内水を止めるという、そういう樋門は何か所ありますか。
○議長(渋川芳三)
坪根建設水道部長。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
議員ご質問の樋門の件ですが、千曲川に関してお答えしたいと思います。
水防上、重要な樋管、樋門は26か所あります。
内訳ですが、
国所管のものが9か所、
県所管のものが7か所、
飯山市の所管のものが10か所
でございます。
これらの管理体制ですが、
県所管の施設で市へ委託されている箇所が2か所、個人に委嘱されている箇所が7か所になります。
県所管の施設につきましては、全て市に委託され、さらに市から地元区に委託をしております。
市で管理する施設につきましては、
道路河川課が2か所、
まちづくり課が2か所、
上下水道課が1か所、
農林課が5か所、
それぞれ対応しております。
>県所管の施設で市へ委託されている箇所が2か所、個人に委嘱されている箇所が7か所になります。
↑
コメント:ここは議事録の間違い。県 ではなくて 国。
そうして個人に委託されているのが、飯山市が河川事務所に紹介した消防団員だね、足立さん。
>県所管の施設につきましては、全て市に委託され、さらに市から地元区に委託をしております。
↓
地元区に委託、、としているのは具体的には区長。
しかしお年寄りの区長に夜の土砂降りの強風の中で樋門操作をさせる、というのはどう考えても無茶な話だよねえ、足立さん。
7・◆13番(小林喜美治)
この樋門なんですが、今、管理の責任分担はどうなっているかというのは、そこまで答弁あったんですが、これを見張ったり見回ったり、それから閉鎖したりする、そういう判断はどういうふうに行っているのか。
○議長(渋川芳三)
坪根建設水道部長。
◎建設水道部長(坪根富士夫)
基本的に樋門、樋管の管理につきましてはマニュアルがございます。基本的にマニュアルに沿って操作するわけですが、場合によっては直接管理者のほうからする場合もあります。
コメント:河川事務所から配布された、役に立たないマニュアルがたなざらしにされている。
坪根さんが言っているマニュアルはこれ一冊あるだけ。
そうして実際は「管理者のほうからする場合」<--X
↑
管理者はゲート操作はしない。
実際にゲート操作をするのは操作を委託された人であり、その人の個人的な判断でゲートを降ろす、のだよねえ、足立さん。
ゲート下げるのにいちいち河川事務所の指示なんかもらっている訳がない。
そんな事をやっていたら、河川事務所はコールセンター並みの電話番を置いとかなくてはいけなくなる。
従って、そんな事をせずに済むように、各自治体に「どこでも使える一般的なゲート操作マニュアル」=>「一般的すぎて役に立たないマニュアル」をアリバイとして配布している。
皿川樋門は飯山市は特別だから、いちいち樋門操作員に河川事務所が直接指示をだしている?ないない。そんな事を信じるのは現場を知らないばか者だけだよ。
注1:10月28日の議員全員協議会で市役所が議員に配布、説明したと思われる資料はこれ :令和元年台風19号関連災害経過報告【第2報】(令和元年 10 月 28 日(月)午前 10 時現在) :そうして問題の記述部分はここ
『10 月 13 日(日) 2:00頃
皿川樋門閉鎖(国管理、操作員から 1:44 に閉鎖したとの報告があり)』
この部分の記述に対して飯山市は議員諸君に「2時過ぎに河川事務所と契約している委託樋門操作員から『皿川樋門は1時44分に閉めた』という連絡が飯山市役所にあった」という様に説明、報告しているのでありこれが市役所が認めている事実である。
だがしかし飯山市も河川事務所も「河川事務所から皿川樋門を閉めたという連絡が飯山市になかったのが原因で飯山市が避難勧告を出すのが遅れた」と主張しているのである。-->「その3」参照のこと
特におかしいのは河川事務所が「こちらから飯山市に樋門を閉めた、と言う連絡を入れなかったのはこちらのミスである」と謝っている事であり、またそれに呼応するように、口裏を合わせたかのように足立市長も11月25日の記者会見で「・・・本来であれば水門を閉めた後に連絡をもらえればよかった」と言っているのである。(注2)
なぜ河川事務所は「樋門を閉めた、という連絡は樋門操作員から市役所に入れているのだから問題はない」と主張しないのか?ーー> https://archive.fo/NOD6b
そうしてまた「そのような連絡を樋門操作員から受けながらも避難勧告の発令が遅れたのは、ただ単に飯山市の対応が悪かった為で、河川事務所には何の落ち度もない」と言わないのか、非常に疑問である。
そうして普通であればそのように判断するであろう河川事務所は新聞社を呼んで話をするような状況にはない。
しかし河川事務所はわざわざ信毎を呼んで「飯山市が避難勧告の発令が遅れたのは、河川事務所側に原因がある」みたいな記事を書かせた。さて、どうしてなんだい河川事務所さん。そんなバカげた行動に出た理由はなんなんだい?
注2:・水門の閉鎖 国伝えず 長野・飯山の皿川 堤防決壊 (2019年12月02日 中日新聞 朝刊 25頁): http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/wp-content/uploads/2014/05/20191202_sonaeru170.pdf
追記:2021/6/11:後日、河川事務所が「樋門操作員からの報告である」として公開請求された際に提示してきた資料にも「操作の際におこなった通知の状況:飯山市役所及び樋門周辺地区の区長へ連絡」の記述がある: https://archive.fo/NOD6b :こうして「操作員が2時頃に市役所に『樋門を閉めた』と連絡したのは市役所および河川事務所が認める所の事実である、という事が分かるのである。
追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html
参考資料・一覧