シリウス日記

そうだ、本当のことを言おう。

参考資料の16-2(令和2年9月 定例会)

2020-12-16 09:40:25 | 日記

飯山市 令和 2年  9月 定例会(第374回) 09月10日-03号

◆6番(松本淳一) 基準になる飯山水位観測所ですけれども、現在は河川敷の中にある、棒が立っていると思うんですが、量水標というものだそうですが、それを目で見て測定しているというふうにしています。

この飯山水位観測所を、やはり市独自の情報を持っているということは非常に大事なことだと思いますので、この水位観測所を市で整備して、危機管理型の水位計になるかなと思うんですが、そういうものを市がお金を出して整備する、そういうお考えがあるかどうかうかがいます。

◎総務部長(北爪英紀) 
 現在、飯山観測所の水位については、議員がおっしゃるような目視のほかに、皿川樋門に設置されている外水位データを基に飯山観測所の水位に換算して情報を得ているということでございます。

 そのため、改めて飯山水位観測所に自動水位計を設置するということは考えておりません。

コメント:ふーん、そうなんだ。それで北爪くん、目視観測の値と皿川外水位測定値の飯山観測所換算値のどちらを正式な値として扱うのかね??

それともやっぱり「樋門操作員をこき使ってやる、契約違反の目視観測はもうやらない」のかね??

◆6番(松本淳一) 
 水位観測にはけっこうたくさんあると思うんですけれども、ちょっと置きます。ネットに多分データが上がるのかなと思うんですけれども、別回線みたいのをやはり用意しておく必要があると思うんですが、これはご検討願いたいと思います。
どこかのネットがつぶれちゃうと入らないということもありますので、やはり市独自で別個のやつを1つ持っていたほうがいいかなと私は思います。

コメント:正論だねえ、松本君。ようやく君も正論を言える様になったみたいだ。

(松本淳一)それでは、内水氾濫対策についておうかがいいたします。
 昨年の台風19号の皿川の内水氾濫では、非常時の災害対策本部の対応能力が試される結果となりました。

避難勧告の発令が遅く、適切であったとは言えません。水防計画書には内水氾濫の対応が載っていますか。

◎総務部長(北爪英紀) 
 内水氾濫の対応ということでございますが、千曲川の内水と考えた場合の支川の対策につきましては、今回、昨年氾濫のあった皿川を県に重要水防区域に指定していただき、警戒をして対策を行うことと記載しております。

コメント:警戒するのは県の仕事じゃないよなあ、北爪くん。飯山市の、消防団の仕事だろ、それ。

(北爪英紀)また、水門の操作や排水ポンプ車の出動等についても記載しているところでございます。
 
コメント:ほほう、是非とも確認したいものだ。HPのどこにあるのかね、そのマニュアルとやらは??

◆6番(松本淳一) 
 分かりました、というか、全部読み込んでいるわけでないので、そういうふうになっているんだと思いますが、現在、水防に関する決まり事というかそれが3通りありますよね。マニュアルと、それから水防計画書と地域の計画と3つありますので、その辺、何というかな、うまく整合性を取って、実際はそういう水防活動がしっかりできればいいわけで、ただ、いろんなところにいろいろ書かれていると大変かなというふうに思います。その辺をしっかりまとめ上げていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。

◎総務部長(北爪英紀) 
 それぞれの計画、マニュアルで違いが生じないように、しっかり管理して対応していきたいというふうに考えます。

コメント:面白いよねえ、北爪くん。

松本君はさ、「実際はそういう水防活動がしっかりできればいいわけで」といろいろな文書の最終目的をはっきりと示している。

だが北爪くんは「それぞれの計画、マニュアルで違いが生じないように、しっかり管理」=「文書間の整合性をとる事が大事」とこう答えている。

いやいや、文書間の整合性問題、ではなくて「実際の災害対応の時にその文書複雑怪奇な3つの文書が、そんな風に絡み合った状態で役に立つのか」という所が松本君の指摘だよ!!

◆6番(松本淳一) 
 それでは、皿川のことについてもちょっとおうかがいしたいと思います。

 きのうの答弁では、皿川の堤防整備は来年になるというようなお話だったと思います。
そこで、皿川の樋門が閉鎖された場合、来年以降なくなるかもしれませんが、現在あるわけで、閉鎖された場合の内水排除をどうするかということについておうかがいします。

コメント:よくぞ聞いてくれた。とても大事だよねえ、その事。また「ゲートは下したが、ポンプ車の手配、忘れた」んじゃ、水があふれるからねえ。

◎総務部長(北爪英紀) 
 皿川の樋門が閉鎖された場合でございますが、これは水位の状況によりまして、排水ポンプ車による対応を実施するということになります。

◆6番(松本淳一) 
 皿川の現状についておうかがいしたいんですが、皿川のゲートからJRの線路、あるいはJRの線路から上流、有尾橋までの左右の岸で、標高の一番低いところというのはどこというふうに考えますか。

◎総務部長(北爪英紀) 
 北信建設事務所に確認したところ、皿川の堤防のゲートから英岩寺橋までの間については、左右両岸ともセミバック提として堤防整備が完了しているとお聞きしております。

 議員ご質問の標高の一番低いと思われる箇所についてですが、右岸側のJR飯山線の上の部分とそれから下の部分が、それぞれ最も低い箇所だというふうに考えております。

コメント:おお、ようやくにして皿川堤防の弱点を理解できたようだね、北爪くん、そうしてまた飯山市は。

でもちょっと、残念ながら一年ほど遅かったねえ、その認識。

◆6番(松本淳一) 
 一番低い場所はJRの右岸側、JR線の上下のところであるというふうにお答えいただいたんですが、セミバックで完了しているということはどういうことなんでしょうか。

◎建設水道部長(村上透) 
 セミバックというのは、皿川自体の流量に合わせた堤防高さを設置しているということで、逆に言うと、フルバックというのは、千曲川本線の計画排水、ハイウオーターレベルに1.5メーターの余裕高取っているんですけれども、皿川の場合は、自己流の流量の計画排水、ハイウオーターレベルに対して、皿川自身の余裕高、多分60センチだと思うんですけれども、その高さで堤防の高さを整備を終えているということです。

コメント:ねえ村上くん。北爪君はさ「議員ご質問の標高の一番低いと思われる箇所についてですが、右岸側のJR飯山線の上の部分とそれから下の部分が、それぞれ最も低い箇所だというふうに考えております。」と言っているんだよ。

ここのところがさ、「皿川の場合は、自己流の流量の計画排水、ハイウオーターレベルに対して、皿川自身の余裕高、多分60センチだと思うんですけれども、その高さで堤防の高さを整備を終えて」いないんだよ、村上くん。

「右岸側のJR飯山線の上の部分とそれから下の部分が」「皿川自身の余裕高、多分60センチだと思うんですけれども、その高さで堤防の高さを整備」してないんだよ!!

その部分から最初に越水が始まったんだが、そこの高さは「ハイウオーターレベルに対して、皿川自身の余裕高、多分60センチだと思うんですけれども、その高さ」に達してはいないんだよ!!

そのうえ、今回決壊した部分は皿川の水が流れる側の耐水工事、これは右岸堤防の他の場所は完了していたが、その工事がされていなくて、土を固めただけで放置されていた。

そんな状態では「左右両岸ともセミバック提として堤防整備が完了していた」とはとても言えないのだよ、村上くん。

◆6番(松本淳一) 
 私の解釈ですけれども、今言われた説明ですが、皿川で現在できるところはやってあると。
皿川自身に対してはそれで一応なっていると。

ただし、例えばゲートを開けっ放しにして、千曲川の水が中に入ってきても漏れないような形にするまでは行っていないという解釈でよろしいでしょうか。それが多分フルバックというお話だと思うんですが、違いますか。

◎建設水道部長(村上透) 
 今現在の整備水準はセミバック堤のそれで整備されているということで、それで今回の事象が起きたために、県のほうでは、余裕高を本線並みに取るという格好で今後の内水処理計画を進めていくということでございます。

コメント:県は「皿川右岸堤防を未完成のままで放置していた事」を認めたくないようだねえ、村上君、そうして、元建設事務所長の副市長さん。

だが事実は「県は皿川堤防が持つ2つの弱点を知りながらそれを放置していた」という証拠がある。

そうして、もちろん、2つも未完成の所があったのだから、「セミバック堤のそれで整備されていた」と言うのは県のウソである。

◆6番(松本淳一) 
 もう一回確認させてください。そうすると、昨日の答弁で堤防整備、来年というふうな話になったのは、今さっきの後のほうで言われた千曲川の洪水に合わせたものであるというふうに考えてよろしいですか。現在はそれとはちょっと違うと。どうでしょうか。

◎建設水道部長(村上透) 
 昨日も答弁しました事業化の話、来年から事業化を進めたいという予定でいるんですが、実際工事に入るわけではございませんので、その辺は確認をお願いしたいと思います。

 それで、今回お話ししたフルバック堤で県は考えているということですので、それは千曲川本線のバックウオーターを考慮した部分で今後県は内水処理方針を定めて、フルバック堤プラスほかに内水処理が必要かどうかも検討した上で、多分整備を進めていただけるんだと思っております。

コメント:ほほう、なるほど。皿川樋門のゲートが開いていると、あの場所ではバックウオーターが起こる、と言うとは了解済み、という訳だね、村上くん。

つまり「千曲川の水が逆流してくる」訳だ。

それからねえ、村上君。県は一言も「フルバック堤で県は考えている」とは言っていないと思うがねえ。

◆6番(松本淳一) 
 分かりました。
 水防計画書には、水防上重要な水門が37か所明記されています。それで、樋門とか樋管の操作については、操作要領や操作規定によるというふうにしか書かれていないのですが、ゲートの全開とか全閉の基準が書かれていません。
市民に分かるようにこの辺を明記すべきだと思うんですが、いかがでしょうか。

コメント:中野市がやっている様にだね、松本くん。

◎総務部長(北爪英紀) 
 樋門、樋管の開閉につきましては、各樋門の管理者が責任をもって実施するものであり、操作要領や規定は管理者と操作担当者の間で共有されるべきものでございますので、その内容を市の水防計画に記載するということは考えておりません。

コメント:明らかに「中野市がやっている状況よりは飯山市は市民に対する情報公開レベルが低い」ということだな、北爪くん。

そうしてまた、飯山の水防でキーポイントとなる樋門、樋管の開閉について、飯山市民に対しての水防教育を行う意思もない、という事が明確になったな、北爪くん。

ちなみに有尾樋管が開きっぱなしだったのは農林課の責任で静間樋管が開きっぱなしだったのはそこの管理責任者の道路河川課の責任である、と認めた訳だね、北爪君。

◆6番(松本淳一) 
 1点だけ申し上げて、それはもう一回検討していただきたいと思うんですが、例えば飯山樋管の場合は圧力管になっていて、常時開なんです。だから、市民が見て、あそこ開いているぞなんていうふうになるとまずいかなと思いますので、そういうこともお考えになって、今のは直していただいたほうがいいかなというふうに思います。ただ、ここで議論してもしようがないので、先にまいります。

○議長(渋川芳三) 
 松本議員。議論して仕方がないんだったら言わないでください。

◆6番(松本淳一) 
 いや、それは言わないと。失礼しました。

コメント:渋川君、大切な指摘を松本君がしているのだよ。その事が理解できないのだね、君は。

◆6番(松本淳一) 
 それでは、この人たちが避難するのにどのくらいの時間があればいいか、難しいと思うんですけれども、どんなふうにお考えでしょうか。

◎総務部長(北爪英紀) 
 これは千曲川河川事務所における避難判断水位、これ避難準備・高齢者避難開始の水位でございますが、そこから氾濫危険水位、避難勧告が出る水位でございますが、ここの間の時間が1時間として考えられているということでございます。

 飯山市も同様の考えで飯山観測所の水位を設定しております。つまり、健常者よりも1時間余計に見ているということでございます。

コメント:ここはとても重要な所だね。そうして台風19号対応では全くできていなかったところだよ、北爪くん。

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧