◆1番(山崎武雄)
昨日の答弁で、避難勧告は千曲川の警戒水位で考えていたと答弁にありましたが、樽川の決壊のときも千曲川の支流で決壊が起きています。
皿川も同様です。
支流の監視体制を強化すべきと考えますが、いかがですか。
◎総務部長(鈴木靖史)
支流の状況につきましても、監視は必要と考えておりますので、監視についてできる限り実施していきたいと考えております。
↑:コメント
「出来る限り」じゃないだろう、鈴木君
「全ての支流を対象にやる」んだよ!
それが君の仕事だ!
◆1番(山崎武雄)
次に、記録誌の作成について質問します。
長野市では、令和3年3月に「令和元年東日本台風長野市災害記録誌」240ページから成る記録誌を作成され、ここには被災地区別の復旧復興や被災者等の声も掲載されていました。
一方、飯山市では、令和2年9月に「令和元年台風19号関連災害経過報告書(第9報)」(10ページ)が見受けられる程度で、記録誌としては見受けられません。
しっかりとした記録誌を作成すべきではありませんか。
↑:コメント
いいことを言うねえ、山崎くんは。
◎総務部長(鈴木靖史)
先ほども答弁させていただきましたとおり、災害の教訓や記憶を風化させないためにも、記録集のようなものとしての作成を今後検討してまいります。
◆1番(山崎武雄)
記録誌には、当時の被災写真のほかに復旧復興の状況、被災者の声やボランティアの声を載せるべきと考えます。またご検討のほどお願いしたいと思います。
次に、ここに全国の堤防が決壊した河川の数という調査があって、過去20年間の年間当たりの堤防が決壊した河川の数を見ると、2010年から10年間の平均はそれ以前に比べておよそ3倍になっています。
年平均10か所が、10年後には年平均32か所に増えているのです。
明らかに台風や線状降水帯の降雨により、堤防の決壊は3倍に増えています。
このことからも、現在の治水対策ではハード事業で容易に追いつけるものではありません。
ソフト面を充実させ、自助・共助・公助にわたる取り組みを推し進めることが必要です。
そこで質問です。
より充実した災害の体制や危機管理を進めるために、第三者の目を持つ知識と経験を備えた危機管理監を迎えるべきと考えますが、いかがですか。
◎総務部長(鈴木靖史)
近年の自然災害は、激甚化、頻発化、ゲリラ化していることは皆さん感じられていると思います。
その自然災害に対し、行政は迅速かつ適切な対応が求められ、そのためには危機管理の専門的な知識を持ち、関係部署で行う災害対応について総括できる人材が必要と考え、災害対策本部長である市長の補佐役として危機管理監を設置し、危機管理体制を強化していくことが今の自然災害による被害を最小限に抑えるためにも重要であると考えております。
危機管理監の設置につきましては、本年6月議会での議員各位からのご指摘も十分に踏まえ、令和6年度当初から設置できるように再検討しているところでございます。
↑:コメント
そうだよねえ、君は「自分では危機管理の仕事はムリだ」と認めていたものねえ。
その様に言う君が何故
>◎総務部長(鈴木靖史)
台風19号災害の際のそれぞれの時点での判断については、その時点での状況を鑑みた上で判断を行っておりますので、そういう意味で、その当時の判断については適切だったと考えております。
などと答弁できるのかね?
◎建設水道部長(内田郁男)
議員からのただいまのご指摘がありますように、消融雪施設につきましては、かなり老朽化してきている部分もございまして、シーズン中に融雪が利かないような場合が出てきたりということもこれまであるところでございます。
シーズンを通しまして不具合箇所等があったところにつきましては、今回のように補正予算をお願いする中で、次のシーズンに向けて改善をしていくという形で対応しているところでございまして、今回の補正につきましても、昨年の冬のシーズン最後のところで、またシーズン終了間近で発見された、そういった箇所について、この冬前までに修繕をして対応していくという形で今回お願いしているところでございます。
◆13番(小林喜美治)
これは今みたいな答弁をされちゃうと、発生したら対策するみたいな話なんですが、もう確かに施設の老朽化、これは何年もたっているから分かるんですよ。だけれども、秋に点検するんだよね、必ずシーズンが始まる前には。
それで、大丈夫かいって聞いて言うと、いや、今回大丈夫だと思うと、こういった話なんだけれども、結果的に、さっき言ったみたいに、シーズンが終わる頃になっておかしくなっちゃったということがあるんですよ。
飯山市にとってみて、除雪路線はもう本当に生命線なんですよ、はっきり言って。
これがあるから、よそと比べても飯山は住みやすいというふうに評価されているんです。
そこから見ても、やっぱりここは抜本的な対策を考えてほしいんですが、そこについて決意はどうですかね。
◎市長(江沢岸生)
お答え申し上げます。
市では、災害情報の発信については、防災無線による発信をベースとして、それを補完するものとして屋外スピーカーやSNS、ケーブルテレビによる発信を行っております。
市内全般に行き渡る屋外スピーカーの増設も情報伝達には有効かと思いますが、整備には相応の費用が伴うため、現実的ではございません。現在の通信手段を基に、さらに多くの市民の皆さんに情報がしっかり伝わるよう手段を研究してまいります。
なお、先般、長野県内の市町村名ちょっと失念してしまったのですが、スピーカーがうるさいので外してほしいという、そういうことを議会で検討なされているというような報道もございました。市内でもそのスピーカーをめぐってそれを外してほしいというような事案も、私が承知しているのでも1件ございます。
かつ、また、耳のご不自由な方にも伝わるような方法というのも必要かと思いますが、いずれにいたしましても、できる限り経費がかからない方法の中で有効な方策をできるだけ早く検討して結論を得ていきたいというふうに思います。
◆3番(常田徳子)
・・・
次に、防災情報収集システムの導入と危機管理監についてお願いします。
総務文教常任委員会の行政視察で、山形県長井市に行ってきました。
長井市とは大規模災害における相互応援協定を結び、2019年の台風19号災害のときには、飯山市にも支援に来ていただいて大変感謝しています。
長井市の議員さん、職員さんは飯山市を大変よく思ってくださり、長井市に飯山会という組織もあるほどです。
今回の視察では、長井市役所庁舎の防災環境の見学と防災システムについて説明をしていただきました。
庁内にある災害対策室には、大型モニターが設置され、川やダムなどの水位情報、降水の情報、今後の予想雨量、洪水時の避難対象区域の選択、発令中の避難対象者数など、様々な防災情報を自動収集し、大型モニターに集約され表示されます。
色分けされていて大変分かりやすく、客観的なデータを基に判断できる仕組みでした。
飯山市でもこのようなシステムの導入を考えてはいかがでしょうか。
↑:コメント
常田君 とても良い提案だな
◎総務部長(鈴木靖史)
現在、災害対策本部会議などにおいて、水位情報や降雨の状況などの防災情報は、気象庁や国土交通省などのウェブサイトから随時取得し、取得した情報は大型モニターで情報共有し、対策を講じております。
議員ご提案のような専用システムを用い、大型モニターを使った情報の共有化につきましては、6月に専門メーカーに来ていただきデモを行っていただくなど、研究を始めたところでございます。
導入に当たりましては、これにつきましても費用面、どの程度の規模・レベルの機材が必要かといった観点から、今後検討していきたいというように考えております。
◆3番(常田徳子)
9月4日、総務省事務次官に就任された、長野県出身の内藤先生をお招きして、地区財政に関する講演会が開催されました。
長野県の主催で、そこに同僚議員と参加させていただきました。
知事や近隣の首長、議員さんも大勢参加されていました。いろいろとお話を聞かせていただいた中に、「安心・安全な暮らしの実現」として、防災・減災の取り組みのお話がありました。
総務省は、緊急防災・減災事業債について取り組めるよう考えていらっしゃるということです。
首長には、メニューを見ていただき積極的に取り組んでほしいと言われました。
こういった国のそういうシステムとかを活用して、少しでも飯山市の負担を減らしながら検討していただければありがたいなと思ってきました。
最近の報道で、災害の被害を見た高齢の住民が、「ここ何十年も住んでいるが、今まで経験のしたことのない状況だ」と言われるのをよく耳にします。本当に近年は、国も新たな気象状況と言うように、「局地化」、「集中化」、「激甚化」の状況で被害をもたらしています。
市長は、さきの一般質問で、危機管理監の必要性について、これまでの体制では立ち行かない状況だからと述べられました。
昨日、そして本日、同僚議員の質問に危機管理監の話もありました。
私は、例え優秀な危機管理監を採用しても、想定外のことは起こり、正しい判断ができないことも考えられると思います。
それよりも、市民の命や財産を守るために、正確で迅速な多くの情報を収集し、的確な情報発信を行うため、システムを活用し職員や関係者と一緒に考え判断するほうがよいと長井市の視察に行き感じました。
費用をかけるに危機管理監の採用ではなく、システムに費用をかけてはいかがでしょうか、市長のお考えをお聞きしたいと思います。
◎市長(江沢岸生)
近年の災害は、ご指摘のように、激甚化、頻発化、ゲリラ化の状況で被害をもたらしております。
災害時には、議員ご指摘のとおり、多くの情報を収集することは重要なことでありますが、災害による被害を最小限にしていくためには、その中から本当に必要となる情報を取捨選択した上で、より迅速かつ適切な判断を下していく必要があります。
そのため、危機管理の専門的な知識を持ち、関係部署で行う災害対応について総括できる人材として、災害対策本部長である市長の補佐役として危機管理監を設置、危機管理体制を強化していくことを基本に考え、次の3月議会に向けて案をまとめていきたいと考えております。
↑:コメント
なあ江沢くん
飯山市は水防の基礎が出来ていないんだよ
それは「危機管理監を設置すれば直るような問題」ではないのだよ
そこんとこ、君はまだよく分かっていない様だな
◎総務部長(鈴木靖史)
令和元年台風第19号では、木島地区のおよそ20%の方が市が指定した洪水避難所へ避難されており、そのほかにも友人宅や親戚宅など別の場所へ避難された方もいらっしゃいました。
市では、市民の防災意識の向上のため、地区などで開く防災学習などにお邪魔いたしまして、集落の危険箇所の再点検やハザードマップの見方、マイ・タイムラインの作成、災害時の備えなどを地区などの要請により参加をしております。
最近では、令和3年度に瑞穂地区、令和4年度に桑名川区、ことしは先週17日に奈良沢区で行い、出前講座的な学習会は既に行っているというところでございます。ただ、周知不足の面もございますので、今後周知をさらにしていくとともに、地区や区の要請に応じて実施していきますので、ご相談いただければと思います。
◆7番(村松正勝)
既にそのようなことが行われているということで、非常にありがたいと思っております。木島地区や常盤地区でも、今後そのような出前講座的なもので、先ほどからお話ししているSNS、LINEだとか、あと信州防災アプリ、そこら辺の情報伝達網なども、今後ぜひ取組の中に入れていっていただけるとよいのではないかなと思っております。
木島地区、常盤地区もそうなんですけれども、長沼と同じように過去に大きな水害があった地域であります。例えば長沼の例なんですけれども、特産の農産物、果物のリンゴ、これにかけて「隣互力」と言い、その隣近所の結びつきを高めるための工夫をしてきたそうです。50歳から下の市民の方々は、水害の実体験記憶がほとんどありません。昭和57年、58年の水害経験者のリードも必要です。
提案ではありますが、最初のこちらの今も含めたSNSの活用なども含めた危機管理監を中心に、市のほうでもう少しそのブラッシュアップを行っていただき、これを毎年区ごとに根づかせるということで、区長や民生児童委員だとか、あとは先ほどから言っている危機管理監を中心にしたり、あと今後区によって要望が出てくるかもしれませんが、集落支援員、ここら辺も含めて避難体制とか避難準備だとか情報の取り方、確認できるような体制にしていっていただければいいんではないかと思っておりますが、一つのご提案ですので、もし何らかお答えできればお聞きします。
◆8番(吉越利明)
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
次に、河川敷の立ち木伐採についておうかがいをいたします。
先日の飯山商工会議所主催の花火大会は、今までと違う打上げ場所であり、多くの皆様に喜んでいただけたというふうに思っております。
私も現地で見させていただきましたが、大勢のお客様でにぎわっておりました。
今回、河川敷の樹木が伐採されておりましたが、経緯を聞きますと、商工会議所のほうで何かアクションがあったというふうにお聞きをしました。
市長の9月11日、昨年の政策発表の中に、河川敷立ち木伐採全力傾注という言葉があるんです。
商工会議所のほうで、河川事務所のほうですかね、働きかけたというようなお話も聞きますけれども、この千曲川の河川敷にはまだまだたくさんの木が多くあります。
大雨などの増水時は下流へ流れることも多くありますし、災害等の観点からも河川敷の立ち木について、今後も進めるべきと思います。
河川敷の立ち木伐採について、市長選前に出された市長の政策の中にも書かれていましたが、今後の計画についてお考えをお聞きいたします。
◎建設水道部長(内田郁男)
千曲川の河道内の樹木の伐採計画についてでございますが、国からは河川巡視等により現地状況を把握し、監視カメラや巡視等の視認性確保、不法投棄対策、流化能力の維持などで必要な箇所について、維持伐採や公募伐採により対応していくとお聞きしています。
国から今後の伐採計画について具体的な計画は示されておりませんが、市としましては河道内樹木の適切な管理が図られるよう、引き続き国に要望していくとともに、国と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。
令和 5年 9月 定例会(第387回)
令和5年9月第387回飯山市議会定例会
◯議事日程(第4号)
令和5年9月8日(金曜日)午前10時開議
日程第1 議案第103号 令和5年度飯山市一般会計補正予算(第5号)
日程第2 議案第104号 令和5年度飯山市介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第3 報告第9号 専決処分事項の報告について
日程第4 一般質問
5番(高澤富士子)
市長は、懇談会の意見を総合的に判断し、本プロポーザルでの事務執行の不備により補助金は出しかねるという判断をされました。ただ、その後もプロポーザルで決定した事業者と協議を続けておられます。
ホテルが必要だからという共通点があるからだとおっしゃいました。どうしても、ただ、この点が私としては理解ができません。
6月の質問でも質問させていただいたんですが、ちょっと納得のいくご回答をいただけなかったので、改めて質問させていただきますが、事業者は協定書のとおり建設を進めて、期限までにホテルを開業させ、契約どおりの補助金の支払いを求めるつもりでいる。
対する市長、もしくは飯山市ですね、補助金を出す意向はないわけですから、ホテル建設を促すとは思えないんです。
予定どおりホテルが建てば、協定書どおりに補助金を出さなければいけなくなってしまうので、その状況に市側が協力するというか、同じ一致点を見いだすホテルが必要だからという共通点に向かって進むというのが、どうしてもこの矛盾が私として納得できないんですね。
この事業者と飯山市の両者に見いだせる一致点とは何だというふうにお考えなのか、市長にお聞きいたします。
◎市長(江沢岸生)
一致点は、まず、駅前にホテルは必要であるという点で一致しております。
これは、そのことをこれから一致するという話ではないんですね。
その下に、どういう進め方があるか相談、協議を非公開でしようという約束で何度かやり取りをいたしております。
確かに、非常に難しい問題ではあります。
どういうことをやり取りしているということは、申し訳ありませんが、非公開でやるという約束をしている以上、私からはそれは申し上げられないです。
以上でございます。
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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html
参考資料・一覧
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