先日の国勢調査の速報で福島県の人口は11万人減少したと報道されていました。原発事故の影響で県外に避難している方々が今も多数いらっしゃるということです。特に福島第一原発から近い位置にあり今も避難指示区域となっている、浪江町、富岡町、大熊町、双葉町の4町は人口が0となっています。つまり、人が暮らすことが出来ないのです。4町の一つ、富岡町は3月に一部の地区で「帰還困難区域」扱いから「避難指示解除準備区域」となり、地域の住民や復興業務に携わる方々は昼間は立ち入りが出来るようになりました。その富岡町を歩いてみました。震災から5年近く経ちましたが、そこには津波で破壊された町がまだ残っています。人の悪を取り除く・・・とありますが、いったいこの町の人々はどんな悪いことをしたというのでしょうか? 心が痛みます。(SONY α7S Planar 45mm ISO-100)