goo blog サービス終了のお知らせ 

plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

年明けのタイムズスクエア(新宿高島屋の、ではなくて)

2007年01月02日 | 音楽
ニューヨークに移り住んでから13回目の年明けで、初めてタイムズスクエアでのカウントダウンを体験した。正確に言うと、年越しのテレビ中継でお馴染みのクリスタルボールが見下ろせるホテルの最上階で演奏してました。

大晦日のタイムズスクエアとその周辺は、夕方早くから車は勿論、歩行者も自由に出入りできなくなる。なにしろ朝8時から場所取りする人が押し寄せるので、そうでもしないと大変な事になる。僕の仕事場はその規制区域のど真ん中なので、楽器は前日に予め搬入した。

当日は演奏開始の3時間も前に自宅を出立。その日ニュースで、夜7時以降は地下鉄の最寄り駅が封鎖されると知ったからだ。7時前に最寄り駅に着いたものの、2つあるうちのタイムズスクエアに近い出口は既に封鎖されていた。





目的地は7アベニューの45丁目と46丁目の間。7アベニューと49丁目にある地下鉄の出口からは、そのまま南へ3ブロック行くだけだ。でもアベニューは通行止め。しかたなく30メートルくらい西に歩きブロードウェイへ。ここから3ブロック南へ行けば7アベニューに合流するので、握り占めていた通行許可証をお巡りさんに見せたら、あっさりOK. おぉ、ラッキー。

あともう1ブロック行って左に曲がれば到着!という角で、NGが。しょうがないので8アベニューまで大回りして、漸く目的地のホテルに到着。そこでもホテルへ入りたい人の列があったけれど、先ほどの通行許可証ですんなりパス。まぁ、このホテルから出た許可証だから、すんなり通してもらわないと困るんですけどね。





上の画像にあるのはカウントダウン広場(本当にこう呼ぶのかどうか?)で、車道に設けられた鉄枠内にギュウギュウ詰めになった人達が盛上がっていた。



アメリカでの大晦日は、夜12時のカウントダウンが最も盛上がり、その後1時間程であっさりパーティは終わり、店は閉まる。



この日も例外ではなく、夜中の1時を待つまでもなく、演奏はお開きになった。実はその直前まで、バンドリーダーとシンガーが、タバコを吸いに外へ出たっきり警備員に入れてもらえなくなってしばらく立ち往生したらしいのだけれど、まぁそれ以外は特にトラブルもなく、無事2006年の仕事納めと2007年の仕事初めを終える事ができました。



しかし、「宴の後の~」とは言ったもので、カウントダウン直後のタイムズスクエアはゴミにまみれていた。

夜中の1時ではまだまだミッドタウン中に沢山の人がいるわけで、帰りたくてもタクシーなんてまず捕まらない。その辺のバーで一杯引っ掛けて、騒ぎが収まるのを待とうとしたけれど、静かに呑める店が、まるで無い・・・。あるのは激混みで、パーティー音楽をガンガンにかけて、大勢の客や店員が踊り狂っているところしかない。

そのうち腹が減ってきたので、テーブルに座りながら呑もうとしたが、そういうレストランは大抵がとっとと閉まってしまい、営業していても、"The kitchen is closed."の店しかなかった。結局また地下鉄に乗って帰り、自宅でワインを引っ掛けました。

今年もよろしくお願いします。