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plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

NGW 2010 in VA

2010年08月08日 | 音楽
毎年夏にNGW=National Guitar Workshop という講師の仕事をしてきた。始めたのは1996年から。今年僕より一回り以上若い講師が、90年代に生徒として僕のクラスにいたことを教えてくれた。その他にも当初見かけた頃は日本で言えば小学生だった子が今年はもう大学生になっていた。

毎年夏の間、NGWは1週間足らずのプログラムを国内複数の施設で開催する。最も長く続いているコネチカットキャンパスだけ数週間、それぞれ違った音楽スタイルを特集したプログラムを行っている。

今年僕が出稼ぎに行ったのは隔週で3週間。6月末の1週間をヴァージニア、7初旬と中旬の2週間をコネチカットで過ごした。





ポトマック川の近くにある私立女子高校の広大な敷地の一部を借りてのNGW in 総生徒数は100人近く。ドラム講師としてはドラムのクラスや合奏のクラスを教え、初日と2日目のコンサートやゲスト講師のクリニックなどで複数のギターやベースの講師と演奏するのが仕事。

そのうちの合奏のクラスはリズムセクションクラスと呼ばれ、一つのクラスにギター、ベース、ドラムの講師が一人ずつ担当する。バンドとして演奏する時のコツをドラムとベースの講師が各々の担当楽器からの立場で伝え、その時に必要なテクニックをギター講師が教えていく、という感じでこのクラスは進んで行く。3人の講師が同時に一つのクラスを受け持つので、ともすれば食い違いが出そうなものだが、今のところしっかりお互いをカバーしながらうまくやってきた。こういうクラスは一対一の個人レッスンでは決してできない。わざわざ合宿形式でやるNGWの「売り」なクラスの一つだと思う。



ヴァージニアでの特別講師は、ロックギタリストのポール・ギルバートさん。Mr. Big のリードギターを長年務めた彼、日本ではギタークリニシャンとして有名で音楽専門学校の校長を務めた。



この日のクリニックのためにエアロスミスやラッシュ、ジョニー・キャッシュやジミヘンなどのカバー曲を予習しておいた。そのうちベースとのトリオで7~8曲演奏した。本番では本人が一番弾けていて、その楽しさがステージや観客に充分伝わった良いクリニックになった。