絵じゃないかおじさん

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あ@仮想はてな物語 香住の松葉ガニが ?!(2/3)   

2018-04-23 07:14:14 | 仮想はてな物語 

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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
                       







 西名阪・近畿自動車道・中国自動車道・舞鶴自動車道・175号・
 9号・312号を通って、山陰の香住まで行った。
 日本海にも、太平洋にも、奈良県のS市の自宅からは4時間ぐらい
 みておけば、ゆっくりゆける。

 出掛けから薄曇りだったのだが、近畿道で早くも小雨が
 降り始めた。
 側道にサヤカを止め、レインコートを羽織った。
 それでも寒い。
 引き返そうかと思ったが、これぐらいで引き返しては家族の手前
 格好がつかない。
 行くのみである。


 その日は一日じゅう雨模様だった。
 でも、カニ以外の目的はない。
 生きたまま連れて帰る。
 その一つだけである。
 だから、景色など見られなくてもよかったのだ。

 香住漁港の近くには、たくさんの水産物販売店がある。
 バスツァーも組まれているようだ。
 何台かのそういうバスを見た。
 山陰へ冬の味覚を買い出しに、とか、なんとか宣伝して引っ張って
 きているのだろう。


 バスでぬくぬくとやってきて、
 と思うと腹が立たないわけではないが、私のその努力を家族が
 ちょっとでも認めてくれれば大満足である。



 だが、バイクで走る11月の終わりごろの雨の日の冷たさは、
 口では言えぬ厳しさだ。
 冬ならば身体もその覚悟をして本格的に対応するのだろうが、
 身体自身が秋のままだとタカをくくっているから、異常反応を
 起こすのだろう。


 私は、その多くの販売店の中から一軒の店を選んで、生きのよい
 オスの松葉ガニ・1匹(ン万円もした!!)とメス4匹買った。


 酸素をいっぱい詰めてもらい、家に向かってひた走りだった。
 途中、あまり休みもしなかった。


 みんなの前で、どうだ!! とやりたかったからだ。
 往復、約600km。
 所要時間10時間。
 やっと帰った。
 サヤカのエンジンを切って、
 発泡スチロールのBOXを降ろそうとした。

 何かおかしい?!
 ギャーッ!!



                             つづく



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