copyright (c)ち ふ
淡い夜霧ごもりの黒き蒼天に滲む天の河原には、
二つ星がきらきらと輝いていました。
その日を境にして、雪香も白蛇も、
人々の前から姿を消してしまったそうです。
村の人たちは、雪香は神隠しにあったのだなどとと、
噂をしていましたのですが、
75日も過ぎますと、もう雪香のことは忘れてしまって、
何も言わなくなってしまいました。
その年の、年の瀬の大掃除の時のことでした。
神杉の根元の空洞の中で、
うす桃色に染まった、
三重の美しい輪になった、
白い蛇の脱け殻が見つかったそうです。
その時以来、村の人々は、その神社をみわ様と
呼ぶようになったと言うことです。
それは、三つの輪になった白い蛇の脱け殻からとも、
その美しい輪を指しているとも言われております。
おわり
淡い夜霧ごもりの黒き蒼天に滲む天の河原には、
二つ星がきらきらと輝いていました。
その日を境にして、雪香も白蛇も、
人々の前から姿を消してしまったそうです。
村の人たちは、雪香は神隠しにあったのだなどとと、
噂をしていましたのですが、
75日も過ぎますと、もう雪香のことは忘れてしまって、
何も言わなくなってしまいました。
その年の、年の瀬の大掃除の時のことでした。
神杉の根元の空洞の中で、
うす桃色に染まった、
三重の美しい輪になった、
白い蛇の脱け殻が見つかったそうです。
その時以来、村の人々は、その神社をみわ様と
呼ぶようになったと言うことです。
それは、三つの輪になった白い蛇の脱け殻からとも、
その美しい輪を指しているとも言われております。
おわり
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