copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
* 文字表現の難しさ(仮想はてなのお話)
書写山 円教寺 27
ゴエーカ;
はるばると のぼればしょしゃの やまおろし
まつのひびきも みのりなるらん
一条帝の中宮・藤原彰子が、はるばる京より姫路の性空上人を
たずねてきたのに、面会を断られたそうです。
随行していた和泉式部が、
暗きより 暗き道にぞ 入りぬべき
はるかに照らせ 山の端の月
との、一首をしたためて、上人に渡すことを頼んで、
帰りかけていますと、
日は入りて 月まだ出でぬ たそがれに
かかげて照らす 法のともしび
との、上人の返歌が届き、面会されたそうであります。
昔の人は、しゃれたことをしたものですね。
中宮と言えば、時の権力中枢につながるご身分の人、
よく素気なく追い返されたと思います。
上人は、式部と波長があったのでしょうか。
つづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます