おだにゃら記

地元小田原市中心のゆるゆるフィールドワーク備忘録。
歴史、神社関連、あとはいろいろ。

三島神社がいっぱい

2021年09月03日 23時10分00秒 | 神社
J R御殿場線下曽我駅から酒匂川へ向かう一帯には三島神社が3社ある。
一帯からすぐ北方、大井町付近にも三島神社が3社ある。
足柄平野の酒匂川の東岸のそれほど広くない範囲に三島神社が6社も散らばっているのだ。

静岡県の三島大社は足柄峠や箱根を越えてすぐなので、官道に沿って三島神が何社か勧請されたのか、由来はわからないけどここまで三島神社が多い土地は他にないと思う。
そもそも三島神社自体が八幡神や天神に比べると少ないのだし。


ここは小田原市成田の三島神社。
他の三島神社と混同しないように地図や資料には「三島神社(成田)」と書かれてたりする。






狛犬もおらず、庚申塔などが隅に置かれてるだけの質素な境内だが、
何もないだけに子供達のよい遊び場になってるようだ。
また、鳥居前には公民館(だと思う)と駐車スペースにもなる整然とした空き地があり、全体的に手の行き届いた明るい印象を受ける。

実はこの三島神社は、あの河野洋平氏の実家、地元では豪邸として知られる河野邸のすぐ奥にある。
洋平氏の祖父、つまり河野一郎氏のお父さんである治平氏がここ成田地区(昔は豊川村)の豪農だったそうだ。

河野氏といえば、鎌倉時代に活躍した伊予水軍の河野氏が崇拝していたのが三島神社だった。
河野洋平氏の一族は伊予河野氏の諸氏末裔らしいので、ここの三島神社は河野さんちの氏神様でもあるのだろう。
玉垣には河野一族の名前が並んでいる。



河野氏の氏神だからこの地に三島神社が多い、というわけでもないだろうけど、
全部の三島神社をまわる内に何かわかったらいいなと思ってる。



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