勇気のハーゲンダッツ・・・

　昨日の夜の話。まだまだじじと遊び足りないちぴらに、「明日、じじと一緒に東京に行けば？。金曜日に迎えに行くよ！」と言ってみる。「きんようびって、いつ？」と聞くから、「５回寝たら金曜日になるよ！」と教えると、じーっと考えて「やっぱり、とうきょう、いかない・・・」ってマジメな顔で答える。東京に行けばマックでハッピーセットが買ってもらえる、電車も乗りたい、２４Ｈ営業のスーパーやコンビニにも行きたい、もっともっとじじとオモチャで遊びたい、いきつけの床屋で禁断のガム（小学校に行くまでダメという約束だけど）をもらいたいと、夢は途方もなくふくらむ。でも、５日間も一人でじじ＆ばばの家に行くのは淋しすぎる。葛藤する田舎モンの４ちゃい児・・・

　一晩寝てもちぴらの苦悩は終わらない。「行く？」と聞けば「いかない・・・」と答えるし、「じゃぁ大島にいれば？」と聞けば「とうきょうにいく・・・」とか細い声で答える。とりあえず、リュックに着替えを入れて行ける準備をして、みんなで出帆港へじじ＆ばばを送っていく。まだグズグズ言ってるけど、なんか東京へ行っちゃいそうな雰囲気だから、「持って行くお菓子買ってやるよ！」と売店へ行く。「これがいい！」とトッポを選んだちぴら、「くるまのなかでたべる・・・（行かないという意味）」とまだ煮え切らない様子。「あのね、トッポはジェットフォイルの中で食べるんじゃないの？」とぴらにあが聞くと、ハーゲンダッツの自販機の前にトコトコ歩いて行って、「コレたべたら、げんきでる・・・」って。大好物の高級ストロベリーアイス（３００円）を食ったらまたゴネると思ったら、そのままジェットフォイルに乗って行っちゃった。もぅ、何がなんだか・・・

　と言うわけで、しばらくぴら奥さんと２人の長くて静かな夜が続く。ちぴらがアタミから新幹線に乗せてもらえたかは、知らない・・・

プロフィールのページを「ナゾの百年石（その２）」に更新しました！

　中和用の石灰岩はそのままだと酸性の水にあまり溶けないから、細かく砕いて（７５ミクロンの粒子にする）、水に溶いて石灰乳にして湯川へと流す。石灰（炭酸カルシウム）が温泉の無機酸（硫酸や塩酸）と反応して、カルシウム塩（硫酸カルシウムや塩化カルシウム）と水と二酸化炭素（泡）ができる・・・って、中和反応の難しい仕組み。

　ちなみに、中和の時にできた硫酸カルシウム（石膏）は水に溶けないので、下流の品木ダムで沈殿させて浚渫して、土壌改良材として使っているらしい・・・

【炭酸カルシウムと硫酸の中和反応式】
ＣａＣＯ３ ＋ Ｈ２ＳＯ４ → ＣａＳＯ４↓ ＋ ＣＯ２ ↑ ＋ Ｈ２Ｏ （たぶん・・・）

写真館を「ナゾの百年石（その１）」に更新しました！

　草津温泉のお湯はチョ～酸っぱい。当然、温泉のお湯がそのまま流れる湯川の水も酸っぱいから、魚も住めないし農業にも使えず。酸性の水はコンクリや鉄筋も溶かしてしまうから、吾妻川（湯川の下流）の橋脚や護岸工事もすぐダメになっちゃうし、コリャかなり危険・・・。そんな切実な酸性川の問題を、一気に解決しちゃう草津中和工場ってエライ。ｐＨ１～２（レモン果汁と同じくらい強酸性）の川の水に石灰を流して、ｐＨ５～６（ほぼ中性）に中和している。

　中和する前の川の水に、石灰の石（炭酸カルシウム）を漬けておくと、やっぱり溶けてしまう。そんな性質を利用して、オミヤゲの『百年石』を作る。磨いた石灰石にペンキで文字やコマクサの絵を描いて、２日間ほど湯川の水に漬けておくと出来上がり。ペンキの周りが溶けて凹んで、字や絵の部分が１ｍｍほど盛り上がる。たった２日で完成するのに、百年石とはコレいかに？・・・

【ぴらにあの写真館】←メインページはこちら！

ＲＪＴＯ、２２０°－１８ノットの風…

ベイパーをひきながら、なんとかギリギリで大島空港に着陸したいるかブン(かなり揺れてた)。週末リゾートで満員御礼のお客さんを乗せて羽田へ戻る…