前回に続き万木の森の秋模様です。
虫をはじめ小さな生き物たちも活発に活動しています。
例えばキイロスズメバチ。この子もせっせと、巣で待つ子どもたちのために狩りをしているようです。
さすがはスズメバチ、威風堂々の飛翔姿だと思います。羽音も恐ろしげでした。
#1
狩りの途中、アザミの花でちょっとひと休み。自らは花粉や蜜を餌にして活動しているんですね。
#2
キイロスズメバチによく似た名前の別人、キイロスズメの幼虫です。お尻の上のシッポからも分かるようにスズメガの
仲間ですね。頭の横に付いている白いものは何か寄生虫なのかも知れません。
(背景の色もちょっとだけ意識してみました)
#3
ツユクサ二重連にやって来たのはホソヒラタアブです。どこにでもいる普通のハナアブですが、見逃せない
美しさを持っている虫だと思います。
#4
イトトンボのことはあまり良く分かりませんが、これは成虫で冬を越すオツネントンボのような気がします。
みごとに枝に擬態していますね。木隠れの術、かな?
#5
ミチオシエともいわれるハンミョウです。色鮮やかな衣装を身に纏っていますが、立派な大アゴも合わせ持つ
獰猛な虫でもあるようです。
#6
その銀色の大アゴでアリを捕らえた瞬間です。
#7
ヒガンバナはアゲハチョウに大人気の花です。このときも大きなモンキアゲハが吸蜜に来ていました。
#8
こちらも同じ個体ですが、カメラの角度によってずいぶん翅や模様の見え方に違いがあるようですね。
#9
キタキチョウ、この森ではよく見かける蝶で、私が好きな蝶々でもあります。
#10
順光で撮るとこんな感じですが・・・
#11
逆光で撮ると表の模様が透けて、また違った美しさが表れてきます。
#12
ウラギンシジミの翅裏にも白光りする独特の美しさがありますね。触角の先のオレンジ色も印象的です。
このワンポイント・アクセントに、生きていく上でどんなメリットがあるんでしょう? 異性へのアピールかな?
虫たちもかなりのおしゃれさんなのかも知れませんね。
#13
不死鳥のように炎の中から蘇ったクロコノマチョウでしょうか? ずいぶん焼け焦げたような感じがしますね。
#14
触覚を見ると蛾のように見えますが、翅を立ててとまっている姿は蝶のようです。種類や名前は特定できませんでしたが
蛾の仲間だろうとは思います。ちょっと珍しそうなので撮ってみました。
#15
若いニホンアマガエルと出会いました。精悍な顔をしたヤツでした。
#16
一方こちらは老成感満載のニホンアマガエルです。貫禄じゅうぶんの大親分のようにも見えます。
#17
いつも、目を半眼にして座禅を組んでいる高僧ガエルなのかも知れません。
#18
ニホンカナヘビが日向ぼっこをしていました。ずいぶん寒くなってきましたからね。
#19
とっても色のきれいなアオダイショウがいましたので撮ってみました。私もヘビは大の苦手ですが、それでも美人さんな
ヤツだと思います。
#20
^ ^
○o。。。 ミ・。・ミ 。。。o○
逆光で翅が透けているのはいいですよ。
ひらひら飛んで狙いが定まらないとか、なかなか翅を開いて
くれないとか、カメラの被写体としてはある意味難しい
部類に入るのかも知れませんが、人気者ではありますよね。
大きくて薄い翅だけに、光の加減で複雑な表情を見せて
くれるのも魅力のひとつかも知れませんしね。
とても洗練された体つきがカッコイイですね。
キイロスズメガの幼虫はうちの庭でも毎年見ます。
私は触れませんが、お隣さんは可愛いと言って触っていました・・・
ツユクサが可愛いですね♪ ホソヒラタアブもやってきて、素敵な写真です(*^_^*)
イトトンボの擬態は初めて見ました。
ハンミョウは派手な色をしていますねぇ。
ヒガンバナとアゲハチョウ、赤と黒の色合いが素敵ですよね。
ヒガンバナの雄しべ?がアゲハチョウの触角のようで面白いと思いました。
キタキチョウは最近何度か見ました。
とても綺麗な黄色い色をしていますね。
うちの図鑑にはキタキチョウは載っていません。15年ほど前まではキタキチョウはキチョウの中に含まれていたそうです。
煤けたような蝶がいたり、白くて綺麗な蛾がいたり、面白いですね。
アマガエルさんやニホンカナヘビも可愛いです。
ガラスのような輝きのアオダイショウですね。
そうそう、ガラスのカラスの謎解きも楽しかったです♪
クイズ王の松丸君が似たような問題を出していた気もします。。。
一生懸命生きている小さな生き物たちの秋模様、とっても素敵でした(^^♪
キイロスズメバチの飛翔姿には精悍な機能美が感じられますね。
スズメバチは巣を守るときにはものすごく獰猛になりますが、
巣を離れて餌を探しながら飛んでいるときにはかなり臆病に
なるようです。おもしろい変化だと思います。
キイロスズメはひめねずみさんの庭でも見られますか?
特徴的な蛾で、わりと普通に見られますものね。かわいらしい
蛾だと思います。
ヒガンバナには黒いアゲハがよく似合いますよね。ヒガンバナの
雄しべとアゲハの触角、なるほど、よく似ていますね。
そうですね。おっしゃるように以前はキタキチョウは単にキチョウと
呼ばれていましたね。生物学的に違いが見られるということで
分けられたようです。
見た目では分からない違いがある生き物は多いようで、たとえば
関東地方にはトノサマガエルはいなくて、見た目では区別が付かない
トウキョウダルマガエルがいるとか、最近まではニホントカゲと
呼ばれていたものにも実は違いがあって、関東地方にいるのは
ヒガシニホントカゲであるとか。生物の世界も動きが激しい
ようですね。
話がそれましたが、キタキチョウはきれいな蝶々だと思います。
きれいなアオダイショウだと思って載せてみましたが、なるほど、
ガラスのような輝きという表現は絶妙ですね。
あのクイズは最近登場したもので、おもしろい発想だと思って
載せました。東大王たちが考えたものかも知れませんね。
秋の散歩の中でキタキチョウのおもしろい行動が撮れましたので
次回はそれを載せてみたいと思っています。