里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

探鳥日和「シジュウカラが今年も庭の巣箱で子育てを開始、ところがなんと・・・」

2020-05-11 | 野鳥・探鳥日和
 
このところ毎年恒例となっているシジュウカラの庭の巣箱での子育て風景です。

#1










まず最初に入念に物件をチェックします。

#2










どうやら気に入ってくれたようです。

#3










巣材の運び込みが始まりました。

#4










用心深く後ろもチェックします。

#5










どうも巣材を運び込むのはメスの仕事のようです。その間オスはそばの木に止まって、メスの安全を見守っているような

感じで鳴いていました。

#6










メスが巣材を巣穴の中へと運び込みます。

#7










しかし世の中には意地悪なスズメ がいるもので、4〜5羽で巣箱のそばにやってきてはみんなで鳴き叫んで

シジュウカラの巣作りを邪魔したりしていました。

#8










スズメたちもどうやらこの巣箱を利用したがっているようでしたが、シジュウカラ専用に巣穴を小さくしてあるものですから

使えず、その腹いせに嫌がらせをしているように見えてしまいました。スズメにも妬みという高度な感情があったりするのかも

しれませんね。またひとつ自然界の奥深さを垣間見たような気がします。

#9










すぐそばでスズメ が見張っているものですから、シジュウカラは出るに出られず困り顔です。

#10










こんな嫌がらせが数日間続いた後、やっとスズメたちは立ち去りました。

「今日はもう意地悪スズメはいないかな?」

#11










平和な日常が戻って、またせっせと巣材運びが始まりました。

#12










元気に巣箱から飛び出していきます。

#13










「あー忙しい忙しい!」

#14













ところがなんと! とある大風が吹き荒れた日に巣箱が落下してしまいました。実はこの巣箱、作ってからもう10年も経つ

ものですから、かなり老朽化はしていたんです。なので今年の子育てが終わったら新しいものに付け替えようと思っては

いたのですが・・・ シジュウカラ夫婦には悪いことをしてしまいました。

#15










1ヶ月もかけて丁寧に作った巣でした。卵も4個生んでいましたが、みんな割れてしまいました。普通シジュウカラは10個前後

卵を生みますので、まだ産卵の途中だったと思います。そのおかげで(抱卵前で)巣箱が落ちたとき、中に親がいなかったのは

不幸中の幸いだったかもしれません。

#16










巣箱が落ちた翌日、親たちは巣箱があった場所にやってきては、盛んに鳴き叫んでいました。

#17










「確かこの辺にあったはずなのに巣はどこいった?」 まさに思案顔。

#18










ちょうどこの場所にあったんですね。

#19










本当に彼らには気の毒なことをしてしまいました。

しばらくしてから同じ場所に新しい巣箱を設置しましたが、果たして今年は新しいシジュちゃんたちが使ってくれるでしょうか?

ま、まずは来年に期待というところかもしれませんね。

#20




















<<おまけ>>

昨年早春の画像です。巣箱の住人は冬眠明けのアマガエルくんでした。

#21


















 
 

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