里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

探鳥日和「樹上・電線上のマイスタージンガー オオヨシキリ」

2023-06-30 | 野鳥・探鳥日和
 
ドイツの作曲家ワーグナーが作曲した曲に「ニュルンベルクのマイスタージンガー」という曲があります。特に前奏曲が

有名なのでご存知の方も多いと思います。

で、ご近所のブログのお仲間の方が今回登場するオオヨシキリをマイスタージンガーに例えられていて、彼のブログに定期的に

掲載されているんです。それを目にしたとき、なるほど、言い得て妙な命名だと感心したので、今回私も(彼に断りもなく

勝手に)タイトルに使わせて頂きました。怒られるかな?

ちなみに Meistersinger はドイツ語で、職匠歌人と訳されたりしますね。専門的な歌手のことです、ざっくり言ってしまえば。

ということで、今回はそのマイスタージンガーことオオヨシキリのお話です。

#1










オオヨシキリは初夏になると東南アジア方面から子育てのために渡ってくる夏鳥です。目が小さく嘴の長い一見地味な

渡鳥です。その激しい本性を隠したこのすまし顔が愉快です。

#2










さぁ、いよいよ鳴き始めますよ。

#3









大きな口を思いっきり開けて「ギョギョシ、ギョギョシ!」と大絶叫! マイスタージンガーたる所以です。

#4









右を向いて大絶叫!

#5










正面向いて大絶叫!

#6










左を向いても大絶叫! あたりに満遍なく大絶叫を振りまいていました。

#7










一方電線には、別のちょっとみすぼらしい感じの男の子。

#8










電線の反対側に止まっているライバルに向かって歌合戦を挑みましたが・・・

#9










受けて立ったライバルの方が断然迫力がありました。

#10










右の方へと逃げていった”マイったスタこらジンガー”ちゃんを見送って・・・

#11










高らかに勝利の雄叫びをあげていました。

#12










「どうじゃ、参ったか!」 マイスタージンガー恐るべし!

#13














<<おまけ>>

以前にも載せた、仲間から置いていかれてしまったマガモくん、やはり翼に障害があるのか、この堰からも飛び立てない

ようです。ずっとここで生活している模様。

カルガモ夫婦「これからもっと暑くなるからね。体に気をつけるんだよ。」

マガモくん「うん、ありがとう、頑張るよー!」

#14










今頃仲間達は北海道やシベリアあたりで子育てをしている頃でしょうね。もうじきこの子も体の色を落として

エクリプス化するのでしょうか?

#15










水辺にいることが多いキセキレイですが、このときは水辺からは遠く離れた太陽光パネルの柵に止まっていました。

#16










でもすぐに長い尾羽をひらめかせて飛び去って行ってしまいました。意外と出会うことが少ない美しいセキレイです。

#17



















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度重なるキョンとの邂逅

2023-06-03 | 小動物・虫・魚 & more
 
ご近所の静かな森の高台に住んでいらっしゃるブログのお仲間が、家の周りによく出現するというキョンやイノシシの写真を

投稿されていました。そんなワイルドライフのような豊かな野生が家のすぐ近くにあるなんて羨ましいなーと思っていたもの

でしたが、いつの間にか”そんな豊かな野生”が私の目の前にも普通に現れるようになってしまいました。


いつもの散歩道、奥の細道でキョンさまに出会いました。いきなりの出会いだったのでお互いにビックリ!

当然のごとく彼は脱兎のごとく大逃亡。

#1










当然のごとく私はカメラで大追跡。

#2










走って逃げるというよりもピョンピョン飛び跳ねていく感じです。

#3










なかなかのジャンプ力です。

#4










飛び跳ねて逃げるのは非効率のようにも感じますが、それでもかなりのスピードで逃げていきます。

#5










前を向いていても耳は私の方に向けたままです。油断なく逃げていく野生の生き物そのものです。

#6










キョンも逃げるときは常に尻尾を立てて裏の白い毛を目立たせています。仲間に、「逃げろ!」という合図を送るための

シカ特有の逃げろサインです。キョンは滅多に群れるシカではないのですが、いにしえからの遺伝子がそうさせるのかも

しれません。

#7










華麗に飛び跳ねて・・・

#8










優雅に着地! 

耳と尻尾がその機能を維持しながらずっと固定されたままなのがさすがでした。

#9










見事に逃げ去って行ってしまいました。

#10










また別の日、別の場所です。今度はちょっと距離がありますので、彼も気づいてはいるのですが逃げません。

#11










余裕綽々で何かを食べています。

#12










ソメイヨシノの木の下なので桜の実でも食べているのかもしれません。

#13










ちょっと距離を詰めてみたところ、私の動きを警戒して見つめてきました。

#14









さらに体を起こして私に注目。私との間合いを測っているようです。

#15










でもまだ大丈夫と思ったようで、また何かを食べ始めました。

#16










さらにはこちらに向かって歩いてきたりして・・・

#17










なので私もさらに間合いを詰めてみるとさすがにこれはマズイと思ったようで、左の藪の中へと逃げて行ってしまいました。

#18










さらに別の日、でも同じ場所。前回はオスでしたが今度はメス。

#19










もぅあっという間に逃げられてしまいました(笑)。

#20















<<おまけ>>

子育てのために東南アジアあたりから渡ってきたオオヨシキリです。彼がメスを呼ぶ大きな歌声は初夏の風物詩です。

『ギョギョシ、ギョギョシ!」 ネムノキに彼の美声が響き渡ります。

#21










『ケケチ、ケケチ!」 嘴が朝日を受けて光り輝いていました。

#22










「ケケチキクチバクチ、ケケチバクチキクチ!」 いろんな鳴き方でメスにアピールしていました。

初夏になって彼の鳴き声を聞くと必ず写真に撮りたくなる愉快なヤツです。

#23




















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