この冬、車で市道を走っているとき、道路脇の枯れ田にキョンがいるのを発見してビックリ!
キョンは小型のシカの仲間で(大きさは中型犬ぐらいでしょうか?)、中国南東部と台湾が元々の生息地だそうです。
日本では房総半島と伊豆大島で、施設から逃げ出して野生化しているとか。ここ房総半島では5万頭前後も生息していて、
農作物に多大な被害を与えているようです。
#1

ニホンカモシカと同じように目のすぐ先に臭腺があって、これが目のようにも見えるため四つ目鹿とも
言われているとか。
ツノを持っているこの子はオスですね。もう一カ所にもオスらしい特徴が見られます。
#2

私に気がついて逃げ出しました。
#3

百人一首にこんな歌があります。
奥山に もみぢ踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき
ニホンジカは哀愁のある声で鳴きますが、このキョンの鳴き声は酷いもので、まるで悲鳴のような鳴き方をします。
最初はなんの声かと訝ったものでしたが、こやつの鳴き声(泣き声?)でした。
#4

それでもキョン からは最高級のセーム皮がとれるそうで、肉も美味しいとか。駆除後の利用に期待が広がりますが
捕獲する専門家の数が全然足りないそうです。
#5

枯れ田から上がって道路を横切っていきます。
#6

この道路は隣町に抜けるメインの市道で車の通行も結構多いのですが、こんなところでのんびり餌を探して
いたのでしょうか?
#7

かなり図々しいのか? はたまた腹ペコで出てきてしまったのか?
#8

舗装道路を横切る野生の生き物、という構図にちょっと違和感を感じてしまいます。
#9

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#12

道路を渡って素早く藪の中へと駆け込んで行ってしまいました。
この藪の上の山にはブログのお仲間の方が住んでいらっしゃって、日に何度もキョンに出会うことがあるとおっしゃって
いましたが、普段気付かないだけで、私たちのすぐそばにもたくさんのキョンやイノシシが棲んでいるようです。
#13

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