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里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

新年を寿ぎタカ2題

2023-01-01 | 野鳥・探鳥日和
 
      新年あけましておめでとうございます。

      今年も何卒よろしくお願いいたします。


新年の幕開けは今年も縁起よくタカから始めたいと思います。

最初はぷっくり顔が可愛らしいチョウゲンボウです。明るい未来を見つめているようなキリッとした顔がかっこいいぞ。

#1










と、突然、足で顔を掻き始めました。

#2










顔を掻いている途中で私に気がついたようです。 「ん?」

#3










じっと見つめられてしまいました。

#4










きっと不愉快に思ったのでしょうね。飛び出し先を見つめています。

#5










そして、足で目一杯、止まっていた電柱を蹴って飛び出しました。

#6










尾羽を広げて体勢の安定を図ります。視力抜群のタカだけあって、目にも力が漲っていますね。

#7










チョウゲンボウはタカの中では小さい方ですが、それでもこうして近くで見ると猛禽類らしい迫力を

感じてしまいます。

#8










威風堂々さすがの飛翔姿です。

#9










青空の彼方へと、悠然と飛び去っていってしまいました。

#10












一方こちらは大型のタカ、トビです。三味線のバチ型のスパッと切れた尾羽が特徴的ですね。

#11










なにやら一生懸命に地上を見つめています。

#12









旋回しながらも地上から目を離しません。

#13










この後すぐに地上に舞い降りていきました。きっとネズミでも見つけたんだろうと思います。

距離が遠かったせいもあってどこに舞い降りたのか見失ってしまったので、なにを捕まえたのかはわかりませんでした。

#14











<<おまけ>>

今はほとんど見かけなくなりましたが、お正月の遊びのひとつに羽根突きがありましたね。厄除けと子供の健康を願う

意味合いがあるそうです。そんな羽根突きで使う羽根によく似た実がこのクサギです。おめでたいものの繋がりで

載せてみました。

何個か青い実がなくなっていますが、そんなに簡単に落ちる実ではないので誰か野鳥が摘んだのかも知れません。

そんな景色が嬉しかったりします。

#15














ということで、今年も良い年でありますように。









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秋から冬への万木堰

2022-12-06 | 野鳥・探鳥日和
 
落ち葉舞い散る万木堰。ハラハラと降り落ちる枯れ葉が暮れゆく秋を感じさせてくれます。

倒木の根元ではミシシッピアカミミガメが、日差しの温もりを求めて甲羅干しをしていました。

#1










堰の欄干ではハラビロカマキリも最期の日向ぼっこ。後脚にはもう力がありません。その背に秋の日差しが降り注ぎます。

#2










水面をひとり寂しく泳ぐカイツブリのヒナ。独り立ちしたばかりのようですが、秋の今でもこんな幼い子がいるんですね。

#3










こちらは涙を流す(?)カイツブリ その1

#4










その2  (顔の白い模様が偶然そんな風に見えただけのようですが・・・)

#5










そうこうするうちに、うちの庭でも冬の花のひとつであるシロバナタンポポが咲き始めました。

#6










ここ万木堰にも北からマガモたちが渡ってきました。その側を黄色い落ち葉も秋を惜しむように舞っていました。

#7










一方こちらはこの堰の主、カワウが水しぶきを上げて飛び立つ準備をを始めたようです。

#8










バチャバチャバチャと激しく飛び立って、マガモのオスを追い越し・・・

#9










メスを追い越し、湖面を悠然と飛び回っていました。飛び立つ苦労とは裏腹に、飛んでいる姿は見事に優雅です。

#10










負けじとマガモも仲間の上を飛び回ります。

#11










マガモは遠く北の空から渡って来るだけあって飛び慣れているせいか、すぐに飛び立ちますね。

こちらは脅かさないようにそっと近づいているつもりなのですが・・・ おいおい、ごめんよ!

#12













<<おまけ>>

先日の月食、私も戯れに撮ってみました。月食は大きな地球の影の中に月が隠れるだけのことですから

割と頻繁に起こる現象です。これに天王星食が加わることで442年振りの、となるんですね。

前回は、たしか土星だったとか。惑星食というものがあることを今回初めて知りました。

この写真には天王星食は写っていませんが、お仲間のひめねずみさんが見事な天王星食の写真を上げて

おられました。(星の絵の具箱というブログです)

#13










ついでなので、10年前に撮った金環食の写真もここに再掲してみました。こちらは太陽と月の

見かけの大きさがほぼ同じなので、両者がうまく重なったときだけに見られる珍しい現象ですね。

この時は雲がほどよく陽の光を遮ってくれたので奇跡的に撮れた画像でした。

#14




















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探鳥日和「キジの逃避行」

2022-05-24 | 野鳥・探鳥日和
 
春の陽気(妖気?)に誘われて、キジたちも恋の季節を迎えたようです。

「ケンケーン」と鳴いた後、「ドドドド」と母衣打ちをしてメスを誘います。

ちょうど母衣打ちを終えたばかりのオスに行き合いました。身を屈めてメスの反応がないかを見ているようでした。

#1










私に気がついて立ち上がります。

#2










特徴的な顔で睨みつけられてしまいました。

#3










すたこら逃げ出しましたので、写真を撮りながらついて行きました。

#4










途中、体をぶるっと振るわし羽毛を逆立てました。体を大きく見せて威嚇のつもりなのかも知れません。

#5










足が痒くなったのか、ちょっと一休み。

#6










そしてまた走り出します。

#7










どこまでもついてくるやつだなーとちょっと呆れ顔。

#8










とうとう畦道の端まで来てしまいました。オニノゲシと背比べしながら思案投首困惑顔のキジくん。

#9










この先は坂になっていて、坂の上はJR外房線の線路になっています。彼は意を決して坂を登り、線路の方へと

姿を消してしまいました。最後まで飛ばずに逃げ切ったキジくんでした。

#10










また別のキジくん、やっぱりケンケーンドドドの直後に遭遇しました。

#11










私に気がつくと早速逃げる準備です。 「よし、こっちに逃げるか!」

#12










スタコラサッサ、キジの逃げ足は早い!

#13










藪の中で様子を伺った後、身を屈めてどこかへ行ってしまいました。

#14










車で走っていた時、目の前の道路を横切っていくキジくんを発見。そのまま直交する農道へと入って行きました。

当然車を降りて追跡開始。彼は身を屈めて逃げて行きます。なるほど、こうやって逃げるから見つからないんだなと

納得。

#15










でも後ろが(私のことが)気になるのか、時々立ち止まっては首を伸ばして辺りを確認。

#16










低い姿勢になってまた逃げます。

#17










そしてまた確認。

#18










そしてまた潜航逃走。まさに走りの名人の面目躍如でしたね。

#19







今回はキジくんの美しい姿を思う存分、たっぷりと見せてもらいました。


















<<おまけ>>

今回のおまけはヒゲナガハナバチです。ツルカノコソウに吸蜜に来ていました。

#20










ご覧の通り長い触覚が立派なハナバチでした。

#21




















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探鳥日和「揚雲雀、カワラヒワ、ムクドリ、ホオジロ、カルガモ」

2022-05-10 | 野鳥・探鳥日和
 
昨年まで私はヒバリの高鳴きという表現を使っていましたが、高鳴きという言葉はモズに対して使う言葉で

ヒバリに使うのは誤用だという話を目にしたので、使うのをやめることにしました。その代わりというわけでは

ないのですが、俳句の春の季語に揚雲雀(あげひばり)という言葉があることを知りましたので、これからは

こちらを使いたいと思います。

ということで、その揚雲雀のシルエットからスタートです。

#1










巣を飛び立ったヒバリのオスは、早くも鳴きながら空の一点を目指して上昇していきます。

#2










ナワバリの主張もありますがメスへのラブコールが主な目的ですから、なんとも楽しそうに飛んでいきます。

#3










上空のお気に入りの一点に辿り着くと、そこに張り付くようにして鳴き続けます。

#4










巧みに翼を操りホバリングをしながらの独演会です。

#5










どこかにいるはずのメスに向かって、右に左にとラブコールを送り続けます。

#6










気分が乗ってくるとまた少しずつ上昇していきます。やがて空の中に溶け込んでしまい「チュルリ ピチュリ チュリ

ピーチュリー ・・・」という可愛い声だけが降ってきます。

#7










ひとしきり歌い上げると(時間にして5〜6分ぐらいでしょうか)、いきなり地上に向かって降りてきます。

#8










降りながらもまだ歌っています。メスが見つからなかったことへの未練でしょうか?

#9










地上が近づいてくると翼を使って減速します。

#10










最後は音程を下げて曲をフェイドアウトするような感じで終わらせます。きちんと歌っているんですね。一流の声楽家です。

#11










降りるまでけっこう頑張ってピントを合わせて来たつもりでしたが、最後の最後でちょっとピントがずれてしまいました。

残念!

#12










散歩の途中、高い木の上から「ビーン ビーン」という鳴き声が聞こえて来ました。繁殖期のカワラヒワの鳴き声です。

飛ぶ姿の美しい鳥ですから、その飛び出しを狙って撮ったのがこの2枚です。

#13










逆光が絵になる鳥です。

#14










一方こちらは田んぼから飛び立ったムクドリです。

#15










なにかを咥えていますがなんでしょう?

#16










餌のような感じもしますがよくわかりませんでした。

#17










近所の電線にホオジロのオスが止まっていました。

#18










どうやら鳴き始めるようです。特徴的な鳴き方をする鳥ですから、鳴けばすぐに分かりますね。

#19










胸を張って天に向かって鳴く鳥です。よく「一筆啓上仕り候」とか「札幌ラーメン味噌ラーメン」とかと

聞きなされる鳥ですが・・・

#20










この時の私には「チョッピリ チョッチージョ」と聞こえました。複雑な鳴き方をしますので、この鳥には

いろんな聞きなしが存在しますね。愉快な鳥です。

#21










うちのすぐ近く、田植えが終わったばかりの田んぼにカルガモが1羽だけでいました。

#22










すごく小さな田んぼなので、すぐ近くでのご対面となってしまいました。

#23










日本人と同じく虹彩の色はブラウンなんですね。一年中日本にいるカモだから日本人に似たのかな?

#24










あまりに近かったので飛んで逃げるかなと思ったのですが、なんと田んぼの隅にあった穴の中へと入ってしまいました。

分かりづらいですが矢印のところにある穴です。

#25










寄ってみるとこんな感じです。これは巣穴なんでしょうか? 今まさに抱卵中?

いずれここでカルガモのヒナたちが見られるかもしれません。

#26















<<おまけ>>

今回のおまけは白花です。

まず最初はこちら。カタバミの白品種でしょうか? ミヤマカタバミという白い花が咲く品種もあるようですが

中の雄蕊の色が違うみたいです。よく分かりませんでしたが、花びらが内側にカールしていて、独特の存在感を

漂わせていました。

#27










そばにはムラサキカタバミがたくさん咲いていましたが、この白花はここにだけ10輪ほどが咲いているだけでした。

いつものようにかみさんとの散歩中に彼女が道端で見つけた”謎のお花畑”でした。

#28










もうひとつの白花はずいぶん前にさなえさんから頂いたタツナミソウの白花品種です。毎年弱々しく咲くのですが、

不思議と消えずに残り続けている花です。タツナミソウ、漢字で書くと立浪草。葛飾北斎が神奈川沖浪裏で描いたような

波を彷彿とさせる花です。野生のタツナミソウはもうずいぶん昔にネイチャーセンター奥の細道を散歩中に見つけて、

その当時センターの職員だったMさんという博識の女性にその花の名前を教えて頂きました。それ以来好きになった花です。

#29




















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探鳥日和「ダイサギの食事風景 ツバメの低空飛行」

2022-04-29 | 野鳥・探鳥日和
 
ほとんどの田んぼが田植えを終えた中、まだ田植え前の田んぼでダイサギが食事をしていました。

婚姻色をまとったダイサギが水中の一点を睨んで狙いを定めます。

#1










上手に獲物をゲットしました。

#2










今回の獲物は小さめのドジョウのようです。

#3










ひとしきりドジョウを捕まえた後、この田んぼでの食事を終えたのか、まずひとつ、身体をブルっと身震いさせて・・・

#4










そして、フワッと身体を浮かせて飛び立ちました。

#5










体重が1.5kgほどと非常に軽い鳥ですから、簡単に飛び立つことができます。

#6










一挙手一投足が淡麗優美な垂直離着陸鳥ですね。

#7










たつ鳥跡を濁さず、次の田んぼへと飛び去っていきました。

#8










また別の日、別の田んぼで、同じ個体と思しきダイサギが餌を探していました。長い首を生かして遠くの水中を

覗き込みます。

#9










ズボッと水中に首を突っ込んで・・・

#10










今度もドジョウを捕まえたようです。

#11










今度は上々の大きさ、シメシメといった心持ちでしょうか?

#12










この子はドジョウを食べた後は(いや、ドジョウに限らないとは思いますが)、必ず一口水を飲んでいました。

#13










「ぷふぁ〜、うんめぇ〜♪」

#14










また別の日、別の田んぼで、同じダイちゃんがお食事の真っ最中、今度もドジョウをゲットしたようです。

#15










ヒョイと煽ってパク!

#16










またしてもドジョウをゲット。

#17










そして「ごっくん!」 とってもドジョウ好きなダイサギくんでした。

#18










同じ田んぼの畦道ではカルガモの夫婦がふたり仲良く日向ぼっこをしていました。手前がオス、向こう側がメスです。

もうじき子育てが始まることでしょう。カルガモもオシドリなんかと同じようにメスだけが子育てを行いますね。

#19










一方、田んぼ近くの沼地ではツバメが低空飛行で飛び回っていました。

#20










飛びながら虫を追いかけて食べているんですね。

#21










ツバメは遠く南の国からはるばる渡って来るだけあって、非常に洗練された飛び方をしますね。それだけにカメラでは

狙いにくい鳥だと思います。

#22










普段は高いところに止まっている姿を見上げる機会の多い鳥ですが、こうして低空飛行をしている時には背中の方まで

よく見ることができますので、その美しさを存分に堪能できるのではないかと思います。

#23










あ、チラッと私の方を見たようです。一瞬目が合っちゃいましたね。

#24










でも害はないと思ってくれたようで、ターンして戻って来てくれました。

#25










美しい飛翔を見せてくれたツバメくんでした。

#26















<<おまけ>>
今回のおまけは今が盛りの花2題。


ひとつ目はアヤメです。前に垂れ下がった花びらの根元に綾目模様が見えますね。毎年ここで咲いている花なので

毎年ここに来ては撮っています。

#27










そしてこのアヤメのすぐそばで咲いているのがこちらのツツジです。この花も毎年のように撮ってしまいます。

とっても色鮮やかで印象的に咲く花なもんで。

#28




















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ノスリの雄飛 ( + フクジュソウの知られざる秘密)

2022-01-18 | 野鳥・探鳥日和
 
飛んでいる姿が美しいタカの代表といえばこのノスリではないでしょうか?

#1










悠然と飛ぶこの姿形にはいつも見惚れてしまいます。

#2










おっと、もろにガン見されてしまいました。

#3










でもすぐに害はないと分かったのか(取るに足らないヤツと悟ったのか?)、飛び先の方へと視線を向けました。

#4










真上を飛びながらも視線は常に地上を見ているようです。

#5










ちょこんとしまわれた足が可愛らしいですね。

#6










下面の白さに対して背中の色の濃さが印象的です。野生の生き物が身につけている保護色ですね。

#7










木々の上に舞い上がる上昇気流を捉えて旋回していきます。

#8










気持ちよさそうに飛んでいますね。こんな姿を見ると、いつも羨ましいなーと思ってしまいます。

#9










この重厚な飛び姿はノスリ独特のものですね。すなおにカッコいいと思います。

#10










背中から陽を受けて森のきわを飛んでいる姿も美しいですね。

#11










黄金色に輝く雄飛。

#12










一幅の絵になりそうな感じがします。

#13











そんな私の感情とは無関係に超然と飛び去っていきました。

#14










止まった姿を見るとまだ若い個体のようです。今回の写真は何日かにわたって撮りましたが、どれも皆同じ場所でした。

おそらく飛翔モデルはみんなこの子なのではないでしょうか?

#15










ゆっくり近づいてみましたが、注意深く私を見つめたままでした。用心深いタカでした。

#16















<<おまけ>>

今回のおまけはフクジュソウです。

先日NHKの「植物に学ぶ生存戦略」という番組でこのフクジュソウのことが取り上げられていました。
(たしかこの番組はひめねずみさんもお好きでしたよね)

面白い話だったので、ずいぶん昔に撮ったフクジュソウの写真を引っ張り出してきて貼ってみました。

フクジュソウは虫が花粉を運ぶ虫媒花ですが、なんとこの花は蜜を持っておらず、なんの香りもしないそうです。

ではどうやって虫を呼んでいるかというと、花の中が暖かいのだそうです。その暖かさで虫を集めているのだとか。

パラボラアンテナ風の花の形で太陽の熱を集め、しかも常に花を太陽に向けて首を振るのだそうです。そんな不思議な

性質を持った花だとは知りませんでした。

本当に楽しい番組だと思います。司会の山田孝之とNHKアナウンサーのリンダちゃん(林田理沙)の掛け合いも

ユニークで面白い番組に仕上がっていると思います。あまり頻繁にやらないのが非常に残念です。

#17



















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群れガラスたちの冬乱舞

2021-12-28 | 野鳥・探鳥日和
 
冬になるとカラスたちは群れ集まりますね。おそらく少なくなった餌を効率的に探すために集まるのだと思いますが、

カラスは高い知能を持った鳥ですから、同時に豊かな遊び心も持ち合わせていることを私は確信しているんですよ。

ちょうどこの日もたくさんのカラスたちが群れ遊んでいる場面に遭遇しました。みんな翼を目一杯広げて飛んでいます。

気持が入ってるんでしょうね。

足を出して他の仲間にちょっかいを出しているやつもいたりして見るからに楽しそうです。

#1










ひとり翼がぼろぼろな御仁もいますね。百戦錬磨の人生(カラス生?)を生き抜いてきた猛者でしょうか?

#2










左側の木のてっぺんに止まろうとしている奴がいますね。

#3










一度は止まりましたが・・・

#4










もう一度体制を整えて・・・

#5










やっときちんと止まることができたようです。

#6










木のてっぺんに陣取って、ほかの仲間たちが群れ遊ぶ姿を眺めていました。

#7










こんな感じでみんな思い思いに遊び回っているんですね。私も子供の頃、大勢で手繋ぎ鬼とかめちゃぶつけとかで遊ぶのが

楽しかったものでしたが、彼らもまた、こんな風に大勢で群れ遊ぶことを楽しんでいるようでした。

カラスは間違いなく、日常生活の中で自分達の遊びを楽しむ鳥だと私は思うんですよ。

#8










賢いカラスの遊び心といえば、もう10年以上も前に私が別のブログに載せたこんな画像があります。


ん? 電線に黒いゴミ袋が引っかかってる?

#9










あ、動いた! 生きてる?

#10










あ、飛び降りた! コウモリ? それとも鳥?

#11










なんと、若いハシボソガラスでした。このボソくん、電線に逆さまに止まって、普段とは違った見え方を

楽しんでいたようです。まさにカラスのお茶目な遊び心を見た瞬間でした。滅多に見られない貴重な

場面だったと思います。

#12

















<<おまけ>>

今年も乙女椿が咲き始めました。まだ数輪しか咲いていませんが、嬉しく思いカメラに収めました。

#13

















今年も1年、このブログをご訪問くださり誠にありがとうございました。来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。

それではみなさん、良いお年をお迎えください。







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探鳥日和「孤高のカワウ 呪文を唱える & セグロセキレイのヒナ巣立つ」

2021-06-13 | 野鳥・探鳥日和
 
今回は万木堰に棲まいをなすカワウくんです。威風堂々と朽ち木の上で銅像のように”建って”いました。

#1










ちょっと回り込んで額縁風にもう1枚。本人もまんざらでもなさそうな顔つきに見えます。

#2










このカワウくん、いつもひとりぼっちのように見えます。時々仲間がいることもあるようですが、基本的には

いつもひとり、孤高のカワウくんです。

#3










以前にも何度か載せましたが、この子、冬になると断然かっこよくなります。そう、白髪鵜(シラガウ)に変身

するんです。この堰では冬だけに見られるダンディズムです。

#4










そんな孤高のカワウくんがある日、堰の枯れ枝に止まってさかんに呪文を唱えていました。

「アジャラカモクレン キューライス・・・」

#5










「テケレッツのパー!」

#6










「アジャラカモクレン アルジェリア・・・」

#7










「テケレッツのパー!」

#8









「見〜た〜な〜!」 のんびり写真を撮っていたら、怖い顔で睨まれちゃいました。

(ちなみに呪文の文句は、落語の「死神」に出てくる呪文を拝借させて頂きました)

#9










一方こちらはこの日巣立ったばかりのセグロセキレイのヒナです。幼さいっぱいの顔をしています。

#10










写真を撮るためにヒナに近づいてしまったので、親鳥が2羽で盛んに危険を知らせる鳴き方をしていました。

#11










ヒナも驚いて左右を見回しています。

#12










ちょっと写真を撮らせてもらっただけで驚かすつもりはなかったのですが、悪いことをしてしまいました。

#13










早々に退散致しました。

#14




















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探鳥日和「オオヨシキリ」

2021-06-02 | 野鳥・探鳥日和
 
毎年今ごろの季節になると大騒ぎを始める鳥がいます。しかも私の周りにいるのは通称3大大騒ぎといわれる鳥たちです。

その鳥とは、ホトトギス、ウグイス、そして今回取り上げるオオヨシキリです。みんな大きな声で鳴きながら強烈に

自分の縄張りをアピールしています。

オオヨシキリの場合は「ギョギョシ、ギョギョシ!」または「ケケチ、ケケチ!」と聞こえる鳴き方をします。

特にこの鳥は写真に撮りやすい場所に止まって鳴きますので、毎年必ず撮ってしまう鳥のひとつです。


今日も今日とて、さっそく鳴く準備。

「さて、こっちを向いて鳴こうかな?」

#1










「いや、やっぱりこっちに向かって鳴こう!」

赤い口を大きく開けて鳴き始めました。

#2










少しずつ左に向きを変えながら鳴き続けます。

#3










「ギョギョシ、ギョギョシ!」

#4










葦原に移っても

「カメラの準備はOK? 鳴くよ!」

#5










最初は小さく口を開けて・・・

#6










そして少しずつ口を大きく開けていきます。

#7










「こんなもんでどうじゃい!」

#8










「いやいや、もっと大きな声で鳴けるぞ!」

#9










もう絶好調とばかりに大声を上げて鳴き叫んでいました。

「ギョギョシ、ギョギョシ、ケケチ、ケケチ!」

#10










やがて鳴き疲れたのか、ちょっとひと休み。

「ふぅ〜」

#11










どことなく野武士の貫禄を感じさせる風貌のオオヨシキリくんでした。

#12















<<おまけ>>

今日のおまけはふたつ。

最初はテイカカズラの花に吸蜜に来たヒメキマダラセセリです。でもこのときはちょっとヘン!

花の周りでしきりにもがいていました。最初はクモの巣にでも引っ掛かったのかなと思ったのですが、どうも違うようです。

よく見ると、花の中に差し入れた口吻が抜けなくなってもがいているようでした。すぐに外して逃がしてやりましたが、

なんでそんなことになったんでしょう?  テイカカズラは花の入り口が非常に狭くて蕊はみんな花の奥にありますので、

そんな特殊な花の蜜を吸おうとしたときに何かの拍子に口吻が中のどこかに引っ掛かってしまったのだろうと思います。

そんなこともあるんですね。蝶と蛾にしか受粉することができない花なのに、そんな難しい試練があるなんて・・・

でもその共生でお互いが生き残って来たんですから、もしかして極めて希な現象だったのかも? チョーナイスショット、

ですか? v(*^o^*)v

#13










もうひとつは羽化したばかりのイトトンボです。まだ一度も空を飛んだことがない個体です。植え付けられたばかりの

イネの茎に掴まって羽根が乾くのを待っていました。もうすぐ大空へ向かって羽ばたいていくことでしょう。

がんばれ、わこうど!

#14




















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探鳥日和「鳴くよウグイス平安京」

2021-05-22 | 野鳥・探鳥日和
 
桓武天皇による平安京遷都は西暦794年のことでしたが、今回は平安京ではなく我が家の周辺で鳴くウグイスです。

今月18日に南から渡ってきたホトトギスの初鳴きを聞きましたが、春告げ鳥といわれるウグイスの方は、実は

私たちの周りに1年中いる鳥です。冬の間は「チャッ、チャッ」という笹鳴きをしながら地味に暮らしています。

そして3月になると彼女を求めてあの鳴き方を始めるんですね。

#1










そんな、うちの庭のクスノキ周辺を縄張りにして鳴いているウグイスを載せてみました。今回の登場人物(鳥物?)は

すべて同じ1羽のウグイスくんです。

#2










アンズの木の枝止まりでこちらを見つめられました。

#3










そして飛び出しです。

#4










今度はキウイの木に止まってさえずり始めました。その下の方では虫たちがまるで音符のように飛び回っていました。

ウグイスの歌声が目に見えるような光景でした。

#5










与謝蕪村の句に うぐひすの啼くや小さき口明けて という名句がありますが、その小さな口をさらに大きく開けて

さえずります。

#6










ひとしきりさえずったあと、また場所を変えるようです。これってどこに飛ぶかちゃんと考えている顔ですよね。

#7










翼を開いて飛んで・・・

#8










翼を閉じて飛んで・・・

#9










電線に止まって高らかにさえずります。 ホーホケキョ♪

#10










ケキョケキョケキョケキョ♪ と谷渡りも

#11










正岡子規が利根川を渡るとき聞いた茨城弁に触発されて詠んだとされる句にこんなのがあります。

   鶯の聲になまりはなかりけり

ところがどっこい、世の中は広い。ウグイスにだってちゃんと方言はあるんです。

うちのこの子は正調の鳴き方をしていましたが、いつも行く森の中ではこんな鳴き方をするヤツもいるんです。

ホーキムチギョン♪

#12










そして正調節で鳴くウグイスも鳴き始めには苦労するようで、いろいろと鳴き方に試行錯誤があったりしますね。

たとえば ホーホケッ♪

#13










たとえば ホーホケチョビ♪

#14










たとえば ホーホケキョン♪

#15










ひとしきり鳴いたあとはひと休み。飛んできたハチを眺めていました。

(まったくの偶然でしたが、たまたま飛んできたハチがバッチリ写っていました。

 みつばちマーヤ? みなしごハッチ? ぴんきぃびぃちゃん? 年代によっていろいろありますよね)

#16













<<おまけ>>
今回のおまけはアカバナユウゲショウです。いまの季節、このあたりでは近所のどこにでも普通に咲いている花です。

#17










この花には白花があるそうで、ご近所のブログのお仲間の赤い風車さんやさなえさんが時々載せていました。

へ〜と思って見ていましたが、私も先日ネイチャーセンターの敷地内で見つけることができました。

これです。

#18










赤花

#19










白花  やっと私もみんなの仲間入りができた、かな?

#20




















                                  ^ ^
                          ○o。。。 ミ・。・ミ  。。。o○