このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
7月も今日で最後。
それにしても暑いですねぇ。(もうあいさつ代わりの言葉ですね)
暑い日に、賑やかなテレビ番組はしんどいなぁ・・と、チャンネル変えてたら、BSで静かな番組が。
時々見ていましたが、久々に見ても、その地域の、普通の姿を見せてくれる、いい番組です。
私が見たのは、「ロンドン」メイフェアとソーホー。
若い頃行った海外旅行のトランジットで立ち寄ったロンドン。
あの時は冬の時期で、薄暗くて、イマイチ楽しめなかったけど、二階建て観光バスから見た光景は、歴史のあるカッコいい町だなぁと。
この回で、印象に残ったもの。
【メイフェア】
何世紀にもわたってスーツを作る老舗。
顧客一人一人に合わせて型を取り、一生ものとして、丁寧に作られる服は、本当に素敵。修繕すれば代々受け継いでも着れそうな感じ。もちろん職人の手作り。ファストファッションが主流の今、まさに目からウロコ。
手あたり次第ではなく、「大人の一点もの」を大事にするって素敵。
敷居の高そうな会員制の大人の社交場あり、高級ショッピング街あり。
歴史と伝統を重んじる、そんな感じ。
【ソーホー】
こちらは、下町のような、ある意味クールでロックな印象。
多様性という言葉をよく聞くようになりましたが、そういう言葉さえ必要のない、それが当たり前の風景。いい意味で、深入りしない。そんな生き方もあるよね、というような感じで、素敵でした。
メイフェアとソーホー、対照的な街が目と鼻の先、というのも魅力的。
いずれにしても、歴史と伝統も大事にし、いろんな生き方も受け入れる。
流行に流されず、チャラついてない。
「大人の街」
20代で行った、初海外のパリもそういう印象だったなぁ。
以前も書きましたが、弾丸旅行で行ったポルトガルのポルトも、番組で取りあがられてました。ポルトガルも石畳と歴史ある建物が残る、素敵な場所でしたが、どこに行ってもちょっと陽気な、下町っぽい風情が。
この番組、コロナの頃は、日本の各地も取り上げていましたね。あれもとても良かったなぁ。
また日本版をお願いします。
もちろん、旅番組なので、良い風景、都合の良いところしか出てこないと思いますが、観光地をタレントがにぎやかに歩くわけでも、「映え」的な光景ばかりでもない。本当に街並みを歩いて、ナレーションの役者さん達が現地の人と話しているような、堅苦しくない風景映像なので、一緒に旅行気分が味わえます。
以前も書きましたが、短期滞在でもわかる、価値観や文化の違い。戸惑いも多かったけど、刺激的だった。
やはり、若い人にはドンドン行ってほしい。
日本がいかに便利な国で、それに甘えてるか。
最近本当に痛感するなぁ。(電車なんて遅れて当たり前、ですよねぇ。)
団体旅行もいいけど、個人でプランを組んでいくのも楽しかった
道に迷ったり、失敗もあったけど、地元の人とのまさに「ふれあい旅」ばかり。今考えれば本当に貴重な体験で、誘ってくれた友達たちに、今さらながら感謝です!
ロンドン、パリ、ポルトガル・・改めて、またじっくり行きたいなぁ・・・と心から思った番組でした。コロナで窮屈だった分、ちょっと、海外の刺激を受けたいよね。
う~ん。でも体力も落ちたし、不調気味だし、この先飛行機に乗ることがあるかどうかも不明です
少し前ですが、平岩弓枝さんの訃報を聞いた。
平岩さんと言えばやはり
「御宿かわせみ」
の印象が強いですね。
時代劇でも、ちょっと一線を画す、しっとりとした人間ドラマ。
でも、個人的には、
「ありがとう」
など、カラッと爽やかなホームドラマの作品かな。
ある方が語っていたけれど、「当事者が起こした事件ばかりに目がいって作品に集中できない、ということは、当事者にも「その程度の芝居しかできない」ということ」だと。
それも一理あり。私的には、当事者云々もあるけれど、見る側も、作品に集中してないってことなのかな。
作品に興味がない、見ていない「外野」が「倫理観」で、騒々しくしているだけなのではないか、と。
何だろう。
かつては、「問題児」ばかりだった芸能界。
それでも、今は、その人や作品が、「名優」「名作」と持ち上げられてる。
過去は忘れ去られる、ということなのかしら。
その「倫理観」でいうと、多分ほぼ放送できないですよね
ストーリーも、今の時代にはそぐわないことばかり。
だから、「但し書き」で放送を続けているけれど。
そういう対処でいいのでは?
一時的な停止ならともかく、これが永遠に続くとなると、やはり問題だと思う。
いつまでこんなことをやってるのかな、って。
立て続けに起きる芸能界の騒動。
さほど興味はなくても、やはり「見出しテロ」で、どうしても目にしてしまう昨今。
もう、うんざりです。
という番組が放送されました。
テレビ放送が始まって70年。時代の伝え手であるアナウンサーは、それぞれの現場で何を思い、どう言葉を紡いできたのか。そして、テレビをとりまく環境が大きく変わる中、アナウンサーに求められる役割はこれからどうなっていくのか…。「アナウンサーとはいったい何者か」、この問いに、ふだんは局の看板を背負う“ライバル”たちが、NHK・民放の垣根を越えて語り合います。アナウンサーがアナウンサーについて語る82分。(番組HPより)
CMがないNHK。
民放各局のエース級がNHKに揃う、という時点で、企画の勝利ですね。
それに、報道の立場、個人の仕事に対する考え方を、ユーモアを交えつつ、真剣に語り合うという、見る側にも、とても有意義な番組でした。
個性的なメンバーを仕切るのが、3月まで「スッキリ」の司会だった加藤浩次さん。硬軟取り混ぜて話を聞き出せるのは、今は彼が適任!
やはり、キャスティングの妙ですね。
TBSの安住さん、テレ朝の大下さん、フジの伊藤さんはほぼ同世代。
比べるのもおこがましいほど業種も立場も全く違いますが、生きた時代が同じなので、それぞれの考え方や思いが他の世代の方と近いというか。
「会社員」なので、会社の主義主張が第一。それに沿うべきなのか、自分の考えを通すのか。どんな仕事でも、考えさせられるところです。
ましてや、「コンプライアンス」とか「ハラスメント」という言葉が先行し、がんじがらめの昨今。
多くの人が関わって制作されるとはいえ、表に立って報道する立場だからこそ、余計に難しいものですよね。
とはいえ、情報を伝えるだけ、というのも違う。
先日から大きな地震が続き、各地で被害が出ていますが、その報道のあり方にも、お伝えしているアナウンサーの方から疑問を呈されていることにも興味がありました。
指示されるがまま、少ない情報同じことを繰り返し伝えることが正しいのか。
真剣に仕事に向き合っている方たちの葛藤。見ている側も、内容の着地点が気になりました。
で、皆さんが感じていたのは
AIの普及で、アナウンサーという仕事がなくなる
という危機感。
最近、よくニュースで目にするAI。
それがテーマの映画もあったし、前から聞いてはいましたが、ここにきて急激に「現実化」していくように。
chatGTPなるものまで現れて、文章が勝手にできるなんてね。ありがたいような、怖いような。
それを感じたのは、NHKでAIでのニュースの自動放送が始まった時。
間違いもないし、一見違和感はないように感じますが、なんというか、熱量がない。
情報・ニュースに熱量は要りませんが、何か伝わってこない感じ。
こういうのも、慣れてくれば違和感なくなるのかな?
企業や役所のHPなどでもよく見かけるようになったし、気がつけば、文字入力にもAIボタンが。怖くて使えないけど💦
語りのプロ、アナウンサーさんがAIに取って代わられる時代になったら、いや、その前に事務なんてお仕事はあっという間に抹殺されますね事務しかしてこなかった私なんてかなりヤバいです
そしてますます、窮屈な感じ。
こういうアイテムが必要な方もいるはずなので、そういう方に対して有効に使われればいいけど、必要ない人が悪用することが一番怖いですね。
何が本物で、何が偽物なのか、多分素人にはもうわからなくなりますね。
むしろ、AIが作った方が評価されたりしてね。
そうなると、人間っているのかしら?という話になりそうで。
いろんなことを考えさせれる番組でした。
きっと、収録ではカットされた内容もあったと思います。ぜひ、ノーカットで再放送を希望します!
存在は知ってたけど、ある意味「伝説」となっていた
渡哲也さん主演のドラマ
ストーリーはこちら↓(Wikipediaより)
主人公の漁師・竜男は、魚群探知機など近代設備に一切頼らず経験と勘だけで漁をしてきたマグロ漁師。しかし、そんな彼にも長男の片腕を切断する事故に巻き込んでしまった過去がある。
ある日、竜男の船が遭難した、との連絡が次女・真由のもとに入る。真由から連絡を受けた長女・夏海は急遽仕事を切り上げ母のもとに駆けつける。
今年は、テレビ放送開始70周年だそうで。
いろいろと特集が組まれていましたが、この番組もその一つ。
テレビ70年記念ドラマ「大河ドラマが生まれた日」 - NHK
日本初長編ドラマ、いわゆる「大河ドラマ」が初めて放送されるまでを描いたドキュメントタッチのドラマ。
なにげなく見始めたのですが、やはりなんでも「初めて」「誕生」のドラマは面白いもので。
ストーリーとしては↓(はぎおの要約ですのであしからず)
畑違いの部署から来た芸能局長が、映画に負けないような新しい長編ドラマの製作を部下に依頼。
全てが初めて。映画よりもテレビは下に見られていた時代。映画界の大スターに決定するも、了承を得られるまで何度も足を運ぶところから始まり、スケジュール調整、トラブル解決、更には、映画界への協力要請・・・難問をなんどもくぐりぬけ、ドラマ放送がスタートする。。。
といった感じ。
昭和はとにかく、「トップの鶴の一声」で大事業がスタートする時代。
ドラマではコミカルに描かれていましたが、実際はもっと手探りで、もっと大変だったと思います。
意見の食い違いは日常茶飯事。ただ、目的は一つ「このドラマを成功させる」。
その情熱は、今の時代にはないものだなぁと。
ドラマの主人公AD役は、生田斗真さん。
やはり演技派ですね。普段、癖のある役が多い気がしますが、情熱的で真っすぐや役もピッタリです。
斗真さんの上司役に阿部サダヲさん。
このお二人で、熱いけれど相当楽しい場面を見せていただきました。
斗真さんの後輩に矢本悠馬さん。彼も最近大活躍ですね。今後、ますますお顔を見ることが増えそうです。
他に、松尾諭さん、林泰文さん、三宅弘城さん、イッセー尾形さん、伊東四朗さん・・・なかなか個性派がそろって、楽しめました。
そして、「親分」と呼ばれた芸能局長に、初の大河ドラマ「花の生涯」に出演した佐田啓二さんのご子息、中井貴一さん。
その佐田さんを演じたのが、中村七之助さん。「花の生涯」の主演を演じた尾上松緑さんは歌舞伎界の大大先輩。
こういうキャスティングをしてくれるのが、NHKのドラマなんですよね。
ドラマができる中で、どうしても、スケジュール調整が難しくなる。
そうしたなかで、同じセットのまま別のシーンを何度も撮影する(演じる方は困惑されてましたけど(そりゃそうですよね))、セットを立て直さず、舞台のように転回させて短時間で別のシーンを撮るなどなど、60年近く前に、すでにこういう「効率的な時間配分」を考えて作っていってたのだなぁと。
やはり、困難なことが起きれば、それを乗り越える知恵が生まれる。
そういう情熱、伝わってきました。
その成功があったからこそ、その後も「大河ドラマ」が続いていくことになった。
そう思うと、なんだか見ている方も感慨深い気持ちになります。
私の大好きな、同じNHKの作品
同様、ものづくりの情熱を描くドラマって、好きです。
こちらまで手に汗握っちゃいます。
2月21日に、ノーカット完全版が放送されるとのこと。
ますます、「大河ドラマ誕生の舞台裏」が見られるのかな?
楽しみです!
予告でなにげなく見た時から、気になってました。
NHKドラマ 「探偵ロマンス」
土曜の22時放送。
主演は草刈正雄さんと濱田岳さん。
大正時代、帝都を舞台に、江戸川乱歩誕生までの物語をスリリング?に描かれたドラマ。
脚本は坪田文さん。(他の作品はよく知らないのですが・・・)
制作が、「カムカムエヴリバディ」のスタッフ。
これは俄然面白いでしょう!と勝手に思い込み、リアルタイムで視聴開始。
最初は、薄暗い、退廃的な雰囲気で、色っぽくて・・・大人なドラマだなぁと。
時々、NHKさん、こういうテイストのドラマ、制作しますよね。
ジャズがBGMにふんだんに取り入れられ、「カムカム」第一部を彷彿とさせる感じ。
音楽は、大橋トリオ。カッコ良きです。
若き日の、無名時代の江戸川乱歩こと、平井太郎が、伝説の探偵、白井三郎とともに事件を解決していく、まさに「冒険活劇」へと変貌!突然、草刈さん演じる老人の探偵が華麗なるアクションを繰り広げる!
まだまだ登場人物の関係性、事件の行方、そして、平井太郎がどのように江戸川乱歩へと成長していくのか。全4回の第2回まで視聴済みですが、ワクワクしてきました。
主演の草刈さん。
御年70歳だそうですが、すっごくいい感じに歳を重ねられ、そして相変わらずカッコいい!
いろんな役を経験され、醸し出される雰囲気が、もうたまらなく色気がある~
若い頃、藤竜也さんと刑事ドラマでバリバリアクションされてましたが、やはり銃の構え方なんて、サマになってます。
さて、この老齢探偵、白井三郎の存在が、どう展開するのか?
若き日の江戸川乱歩を演じるのが、濱田岳さん。
やはり、お芝居の巧さは同世代の中では抜きんでてますね。
三枚目の印象ですが、シリアスなものも素敵です。
「周りが見えてない、我が道を行く」タイプが得意なのか?!唯一無二ですね。
草刈さんとの「化学反応」が楽しみです。
薄暗いので、正直登場人物がはっきりしなかったのですが、結構渋くて豪華な出演陣。
尾上菊之助さん、岸部一徳さん、本上まなみさん、近藤芳正さん・・・などなどが、ワンポイント的に登場。
今後の展開が楽しみ!
若手の方たちはあまりよくわからないのですが、皆さん雰囲気ありありで、個性的。巧いです。
なにより、大正時代の退廃的な感じが、今と似通っていて、その辺も気になります。
さて、後2回。どう展開するのか!
土曜日の夜、こういう大人っぽい娯楽ドラマも素敵です。
最終回後、追記するかな??
最近、東映チャンネルで
を時々見ている。
はぎおはもっぱら「太陽にほえろ!」派だったけど、リアルタイムと再放送でうっすら見ていた記憶がある。
「太陽」とは対極、ダーティハリーのような、アメリカ映画みたいな展開。
ほのぼのした光景は一切ない。
エンディングの余韻も皆無。
東映作品って、「特捜最前線」といい、こういうの多いですね。
銃で撃ちまくり、殴る蹴るは当たり前。
事件も凄惨なものが多い。
リアリティがあるようで、ないような。
でも、なんだろう。出演者の「熱演」という力技で、そんなものが吹っ飛んでしまう。
内容は破天荒なものが多いけど、結構社会派みたいな題材もあって、それが今とあまり変わってない。世の中からはみ出てしまって事件を起こしてしまうとか、エリートの転落とか。偏見とか差別とか。
世の中進んでるようで、問題は解決されていないんだなって。
そして丹波哲郎さんが出てくると「ラスボス」的な安定感でね。
一見、セリフ回しが一本調子のように聞こえるけど、実は違う。顔も声も渋くて、結構好きなんですよね。大らかだけど、締めるところは締める。こういう「出てくるだけで締まる」存在感の人、最近少なくなりました。
安定の「一列のOP」。忘れられないインパクトのあるテーマ曲。何度見てもカッコいい。
今でも、一列で歩くと「Gメンみたい」ってなりますよね。
かなりハードで、しかも、ツッコミどころ満載だけど、刺激的で、残る作品ってこういうことなんだろうな。
こういう「熱いドラマ」を20代くらいの人が見たらどう感じるだろう、とついつい感じながら見ています。
「奥様は魔女」の記事でも触れましたが、4月に開局した
では、「松竹」という冠があるので、懐かしい「歌舞伎」や藤山寛美さんの「松竹新喜劇」などの舞台作品と、他の局以上に懐かしいドラマを放送してます。
なかなか渋いです。
そして、40年近く前の昼ドラ
(BS松竹東急HPより)
も放送していました。
後で一気見しようと思って録画していたのですが、先日の突然の訃報に、序盤の少しだけ見始めたところです。
例のCMとともに、渡辺さんを知った一つのきっかけになった作品かと。
ストーリーはこちら↓
甲州の大地主、三枝家で何不自由なく育てられた娘・ひかる。ひかるの五歳の誕生日に、父・伝右衛門が孤児である猛を連れ帰り、猛は使用人として三枝家で暮らし始める。地主の娘とその使用人、この二人の幼い愛は成長につれて恋に変わり、許されぬ愛に胸を焦がす。やがて戦争をはさんだ激動の時代が、二人の運命の歯車を狂わせていく。(Wikipediaより)
原作は、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」。
宝塚でも上演されましたが、結局見ずじまい。
いやもう、懐かしくて。
忘れかけていたストーリーとともに、まだ学生だったのに、なんかドロドロ?した大人の世界にはまっていた頃を思い出しています。
その次に放送されたのが、「華の嵐」
こちらの方が、よく見ていたかも
絶対的家長の父親を中心に、緊張感のある華族の家庭のお話。
ストーリーはこちら↓
昭和初期から戦後まもなくの時代を舞台に、華族と平民の愛と激動を描いた作品。城北大学剣道部主将・結城一馬の父は男爵・海軍中将の南部雅春の身代わりになって殉職した巡査である。一馬は父の仇として南部家と南部雅春に深い恨みを抱いて成長した。苦学の上で入学した城北大学では剣道部の親友にして後輩の氏家直弥と剣道の稽古に励んでいた。その氏家の婚約者として現れた南部男爵の娘・峰子と出会う。南部を憎む一馬と、海軍中将である父と南部男爵家とを誇りに思う峰子は激しく対立するが、ある日暴漢に襲われた峰子を一馬が救った事から、二人の距離は急接近。氏家が出征し不在の中、激しく惹かれ合いながらも、憎しみ合うこともやめられない二人。そして時代は第二次世界大戦へと向かっていく。(Wikipediaより)
家族同士で「ごきげんよう」があいさつだったのが、衝撃的でした。ホントにもう別世界
そして、渡辺裕之&高木美保コンビ誕生です。
高木さんのプライドの高いお嬢様、柳子(りゅうこ)様!最高にはまってました。
華麗なる華族から、戦後没落し、紆余曲折あって、逞しく生き抜く姿は、どんな状況でもとても美しく、凛として素敵でした。
HPを見て初めて知りましたが、原作ベースは「風と共に去りぬ」だそうで。
なるほど、彼女はスカーレットだったのか。全く負けてないです。
渡辺さん、人を激しく恨む目つき(と言ったら失礼だけど)、睨みがすごく、怒りをエネルギーに変えて強く生きていく、という役柄が本当にはまっていた気がします。
この後、「夏の嵐」と続き、昼ドラ「嵐シリーズ」三部作となりました。この「夏の嵐」のオープニング曲は、葉加瀬太郎さんが所属していたクラシックのグループ、G-CLEFの演奏。この、ドラマティックな楽曲が衝撃的に印象に残ってます。
ストーリーは若干似たり寄ったり💦なんだけど、学生時代だったはずなのに、よく見ていたのはなぜでしょう。明確に覚えてませんが、録画してたのかな?
三部作全てに登場したのが、今はスマート・ダンディな印象の長塚京三さん。
設定はもちろん違いますが、必ず主人公の男性の強烈なライバルとして出てきます。
インテリ、お金持ち、品があるけど、嫌み、ずる賢い。昔はそういう役が多い方で、またそれがお似合いだったですよね。長塚さんがいるから、主人公が引き立つ、というもので。
今時の、「優しい」か「胸キュン」、「猟奇的」か「リアルで複雑」系のドラマが本当に苦手で。
ハラスメントなにもあったもんじゃない、生きるために必死、とにかく熱量の高い、ヒリヒリするストーリーに、ついつい吸い込まれて、気がつけば時間が経っている感じ。
そういえば奇しくもこのシリーズは、戦前・戦後を逞しく生きた人たちが描かれていますね。架空とはいえ、そういうドラマで、少し前の時代を知る事も楽しいかもしれません。
原作は…kindleで読んでる最中)
ストーリーはこちら↓
舞台は瀬戸内海に面した広島県備後市(市名は架空の名称)。高度経済成長時代の1962年(昭和37年)、運送会社に勤務する28歳のヤスは愛妻・美佐子との間に息子・アキラが誕生し、生涯最高の喜びに浸っていた。美佐子とともにアキラの成長を見守り、幸せな日々を過ごしていたが、ある日、ヤスが連れて行った仕事場でアキラを庇った美佐子が事故死してしまう。ヤスはその日から幼くして父親に捨てられた悲しみと美佐子を亡くした後悔を乗り越えながら、アキラを不器用ながら真っ直ぐに育てていく。(Wikipediaより)
両方を一挙放送だったので、いい意味で見比べることができて、面白かったです。
まずは、NHK版より(画像はどちらもチャンネルnecoより)
2012年NHK版
広島、高度成長期が舞台。
なので、こちらの方が、原作の雰囲気が強いのかな、という印象。
「ヤス」役の堤さん。「三丁目の夕日」に近いようで、少し雰囲気の違う、エネルギッシュで不器用な、でも情が深い父親像を好演。
「アキラ」は、池松壮亮さん。父親思いでありながら、反発心もある、複雑な息子がナチュラルで。
この作品で、ヤスと並んで印象的だったのが、親友(悪友?)の僧侶、照雲役の古田新太さん。まぁ不良で😁だけどカッコいい。この作品のキーパーソン的な感じが強いです。
ヤスさん自らの生い立ちから来る、父親という存在、あり方への複雑な想い、というのを押し出したアプローチ。
単発ということもあり、かなり端折られていた感があって、そこは少し残念でしたが、全体的に、戦後、高度成長期の熱い、暑苦しい感じが出ていて、汗とホコリという空気感も伝わる印象。淡々として、素朴で、でもギラギラした、素敵な作品でした。
さて、その1年後。TBS日曜劇場の枠で制作されたのがこちら↓
2013年TBS版
先にも書きましたが、まぁ内野さんの熱演というか、鬱陶しいくらいの熱量でのお芝居が強くて(私は内野さん大好きですよ)。でも、不器用だけど、とにかく真っ直ぐ。周りが見えなくなるダメなやつだけど、とにかく一生懸命だから、周りがほっとけない。そんな感じ。だから、視聴者もついつい見てしまう…という可愛いやつ😁
息子アキラ役の佐藤健さんがものすごく「穏やかでいい人」みたいな感じで、同じ作品なのに、清涼感のある、明るい感じ。NHKと対極とは言いませんが、アプローチが全く違う印象。
それにしても、あんなに熱量のあるお芝居ができる人、内野さんと、渡辺謙さんくらいじゃないでしょうか(あくまで、個人的な意見です)
こちらは、親子愛もそうですが、息子の成長、というところをクローズアップしています。連ドラという尺ならでは、息子の結婚まで描かれていて、NHK版を補完できました。
舞台も広島ではなく、現代版にリメイク、という形ですが、情が深くて、熱くて・・・これはこれで、素敵な作品なのです。ただ、「日曜劇場」にありがちな「圧で感動させます!」という作りが・・・皆さんが良いキャラクターだけに、も少し控えめでも十分熱いドラマじゃないかなって。
最後に、今年、阿部寛さんで映画化されました。
こちらは未見ですが、ドラマ2作の主演が、あまりにヤンチャで熱いので、ちょっと堅物な印象の阿部さんがどんなアプローチをされたのか、すごく興味があります。
時代錯誤な展開かもしれないけど、個人的には愛情にあふれていて、素敵な作品だと思います。
せっかくドラマを見たのだから、ぜひ原作も読了したい!(少し読み始めましたが、やはり、ヤスさんと美佐子さんの「生い立ち」が、このストーリーのキモな気がしますね。リメイクするにしても、そこは重要かと…)
今年の夏の、一つの目標になりましたいつか、本の感想も…
酷暑☀️に読むにはかなり熱そうだけど、😅逆に空気感が伝わるような気もする。。
未だにマスコミは、ドラマや番組の「視聴率」の話題で盛り上がってますが、最近ちょっと違和感を感じます。(視聴率が悪いから打ち切り、とか)
最近、というか、何十年も前に「録画」という手法ができるようになってから、リアルタイム(最近は「リアタイ」って短縮するのね)の視聴率なんて、意味ないような。
ましてや、最近は、ネット・スマホで見られるようになりました。一人一台、いつでもどこでも見られるようになったのに、瞬間視聴率なんて、もう意味ないですよねぇ。
天邪鬼からなのか、もともと「高視聴率番組」にあまり関心がないはぎお。
60%を誇った「おしん」も、正直あまり見たことなくて。
偶然かもしれないけど、同時期にバブル期と令和の現代が描かれたドラマを立て続けに見ました。
上の二本は、登場人物が昭和←→令和をタイムスリップし、お互いの価値観をぶつけ合う、という展開。
カムカムは、見ている側が時代の変化を感じるという作品。
エンタメでありつつ、どれも、多分どの世代が見てもいろいろと考えさせられる、見ごたえのある作品でした。
バブル。
とにかく、良くも悪くも、日本が一番調子に乗ってた時代。
その当時、誰も意識していなかったと思うけど、「競争心」「欲望のかたまり」のような。
まぁ、今思えば、「ハラスメント」のオンパレードな気はしますが、とにかく勢いと活気はあった。イケイケドンドン。そんな感じ。
失敗なんて気にしない。何をやっても楽しかったのかな?
何もかも競争社会で、いろんなことが強引だったけど、その分、世の中全体の延びは著しかった。働いた分、収入が得られたようで、やればやるだけ成長できたのかもしれない。
競争をしないような教育を受けてきた平成、令和世代と価値観が合うはずがない。どちらが良い悪いじゃなくて、生きている時代が違い過ぎる。ますますそう思えてならない。
バブルって、結局どういう時代だったのか、その時期に学生だった私にはよくわかりません。あまり「恩恵」も受けたような気もしないし。
決して裕福ではなかったし、友達もいなかった。今考えると夢も希望も目標もなかったけど、逆に、世間知らずだったから?不安とか何にも考えたことがなかった。その程度。
余談ですが。(以前も書いたかもですが)
女子大生ブームの頃はまだ中高生で、高校卒業後に女子高生ブームがやってくる。就職の頃は氷河期が始まり。。。なんかタイミングの悪い、そんな世代です😝
学力も経済力もなく、今のような支援制度もなかったので、いろんなものを諦めた。
働き始めの頃はイケイケの名残りはあって、深夜まで働くこともザラ、しんどかった。でも、その反動か、学生時代の鬱憤を晴らすかのように、余暇も目いっぱい楽しんでた記憶はあります。
コンピューターはまだまだ一般的でなく、「人力」が原動力だったから、会社にも人が多く、活気に満ち溢れていた。
イヤなことも多かったけど、今にして思えば、良き思い出。あんな元気が今もあればねぇ。
コロナ禍という未曽有の出来事、そして良くも悪くも進化したSNSで世界中から監視されてるような気もして。見映えとか、人の評価ばかり気になる。表面的には優しいけれど、ネット上では人を責め立てる。とにかく窮屈、息苦しい感じ。
良くなったこと、改善されたこともあるけど…
でも、今のような時代になったのは、バブル時代を満喫した世代、その後の「就職氷河期」世代・・・今の大人たちの影響は大きい、と思う。
今の若い子たちは、いろんなものに気を遣って、本当に大変だと思う・・・(アナログ世代がそんな心配しなくても大丈夫ですかね)
多分アナログ世代も下の人たちに気を遣ってる…と思う、よ。
今の世の中が私は窮屈?なのか、昔のドラマや昭和歌謡への傾倒が著しくなってるのは、ガツガツした熱い時代が懐かしく、今の現実から逃避しているのかもしれないなぁ・・・
昭和歌謡が若い子の間でも流行ってる? 2021.1
ファッションもリバイバル? 2014.4
ドラマは一気見を楽しんでる昨今。こちらもCSで見てしまって、大笑い&スカッと!すっかりワールドにはまってしまった。
放送は2021年。だいたい1~2年後に、自分のブームがやってくる
後で知ったのですが、原作は林真理子さん。
その原作に惚れ込んだ東村アキコさんが漫画化されたそうで・・・
いや~その気持ち、わかる!
概略はこちら↓
バツ2の凄腕女社長である52歳の中島ハルコがういろう屋の跡継ぎ問題、高学歴女子の恋愛相談、不倫相手に貸したお金の問題など様々な人たちの悩みを決して綺麗事では片づけずに独特の人生観を引き合いに出して解決に導く痛快エンタテイメント。(Wikipediaより)
敏腕経営者で、無駄なことが大嫌い。プライドが高く、ズバッと言い切る、いい意味での「ワンマン」ぶり。
誰も否定できない美貌と、わかるようなわからないような痛快な指摘で、嫌みがなく、心地いいくらい。
愛知県が舞台で、ドラマ中に流れる「名古屋弁」が、またいい味出してるんですよね。
これまたキャスティングが絶妙で。
天下無敵の大地真央様ですから
芝居でなくても、彼女にバッサリ言われたら、「そうですよね~」と納得してしまう。
醸し出すオーラと、美貌ぶりが、彼女にピッタリ!
時々見せる、「女子」の顔も可愛らしく。
その経営者に振り回される、編集者に、松本まりかさん。
「怪演」が話題の女優さんですが、このドラマでは、ダメっぷりが発揮されて、別の意味で存在感抜群。
独り言の「ツッコミ」がまた絶妙で ただ、ハルコさんに影響されて、潜在能力を発揮し、成長して行く家庭も見られて、そこも興味深かったです。松本さんの芝居によって、ハルコさんの存在感が際立って、見事な「助演ぶり」でした。
脇役や、ゲストの方も愛知出身の方が多いみたいで、「愛知県愛」も感じられる、楽しいドラマです。
原作も、脚本の西荻弓枝さんも、女性。
同じドラマを男性が描いていたら、きっと「女性蔑視」と言われたことでしょう。
だって、タイトルが「オバハン」ですから。
だけど、女性から見る女性、経験値からくる言葉の数々。
結構きついこと言ってくるし、最初は意味不明なことも多いけれど、
「コンプレックスは、くよくよ悩むだけ時間の無駄」
という、信念の元の言動は、見ていて本当に気持ちが良い
反省はともかく、長々と悩む時間はもったいないような気がする。
優しいだけじゃダメというのも。
強引で、厳しいことを言っていながら、本当はその人のためになることを言っているのです。上辺ではない、自分の経験値からくる言葉だけに、重みがある。
「怒る」という、難しいことを、サラッとやってのける。いま、一番難しいことですね。
上司としてずっと一緒にいると疲れそうだけどでも、ちょっと怒られてみたい気もする。
正しい方向へ導いてくれる人がいてくれるって、もしかしたら幸せなことかもしれませんね。
ぜひ、同じキャストで続編を期待したいものです
連休中、いつも以上にテレビを見る時間が増えました。(他に何かすればいいのにね)
ダラダラ性格でも、朝は普通に目が覚めるので、ついついテレビをつけてしまう。
最近(ではないけど)思うのは、
朝の番組の情報が東京中心
ってこと。
田舎の僻みではないのですが、朝だけでなく、どの情報番組、ニュース見ても、そんな気がします。
もちろん、情報の発信基地は、ほぼ東京。
それはわかるのですが、コロナ禍で、旅行も行けなかったこの何年か。
ネットやリモートが進んでいる昨今、情報だけは東京中心というのが、ちょっと残念。
(東京が悪いというのではなくて、なんというか、ファッションとか、食べ物とかの流行の発信と、映画やドラマの話ばかりしてる感じで)しかも、どの局も、同じ情報・映像の繰り返し。2010.6
しかも、無駄に長い。せいぜい2時間ですよね。
そういう流行情報なんて、それこそネット見れば分かるし。もう少し、工夫してくれればいいのに。
かつて、朝といえば「ズームイン朝」ばかり見ていました。
いつも見てるわけではないですが、安住アナの「THE TIME,」では、そういう地方中継をやってるみたいですね。
しかも、週一で安住さんが実際に地方に赴くようになったみたいで。
ロケ慣れしてる安住さんと、地方局のアナウンサーさんとのやり取りも、息があっているようなないような、微妙な感じも楽しくて。
もちろん、他の番組でも、「お天気カメラ」で地方の様子はわかりますが、映像だけですから。
同じ映像でも、無人のカメラ映像より、人からの情報、空気感が伝わる方が、温かみがあるようで。
暗いニュースばかり。しかもコロナ禍で、ますます分断が進む中、せめて朝だけでも、温かい、明るい番組がもう少し増えてもいいような気がしました。