ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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映画「ロード・オブ・ウォー」とヴィンラーディン

2011-05-02 21:58:16 | Weblog
ロード・オブ・ウォー 予告編


今日、ウサマ・ビンラディン氏がアメリカ軍によって
殺害されたというニュースが流れた

でもなんだかシックリ来ない気持ちがある

パレスティナ問題で中東は不満を抱えていて
イスラエルは度々強硬な姿勢をとる
武力でどんどん支配地域を広げる
アメリカ経済にはユダヤの資本が力を持つ
イスラエルの最大の支援国はアメリカ

中東のテロリストはテロ行為しかないと思うのは理解できる気もする
しかし、無差別なテロは実に不幸だ
でもアメリカの攻撃も民間人を巻き込んでいる
何が正しくて何が間違っているのか僕には分からない

ちょうどテレビでニコラス・ケイジ主演の
「ロード・オブ・ウォー」を観た
ニコラス・ケイジが天才武器商人を演じる映画
凄くスマートで
007流なスリルでカッコいい映画だったけど
実話に基づいている事に驚くと共に
最後に最大の武器商人は
アメリカ・ロシア・フランス・中国である事
個人のバイヤーなんて小さなものであると解説され
この映画が実は社会派映画であったと感じる流れも
見事な映画だった。

さすがニコラス・ケイジ、いい映画を選んで出てるなぁ
今までどこがカッコいい俳優なのか分からなかったけど
この映画を観て彼のカッコよさを理解できた

アメリカも病んでるのかも知れないけど
日本もきっと病んでいる
国家の上澄みのような所はきっと
金魚の水槽のように深緑で
中が見えないくらい汚れているんだろう

でもきっと底の方は澱みなくて
多くの善良な人達が生活しているんだろう

神様なんだろう?
金魚を飼ってるようなものだろうか?
その汚れた深緑の上澄みも
強い太陽をさえぎり
時には栄養を作るみたいな役割なのだろうか

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