ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

http://piano-tune440.com
(077)576-2236大石ピアノ

教育の資本主義社会

2009-07-26 02:53:01 | Weblog
常々思っている事をこっそりとこちらに書きたいと思うのですが
長い文章になりそうです

仕事柄いろんな家庭にあがらせて頂く関係上もあって
学校及び塾の現状に常に疑問を抱いています

家庭における教育費の割合がここ10~20年で飛躍的に伸びたのでは
無いでしょうか
塾というものは以前は苦手教科の補足であったり
高校受験のためのステップ的なものであったり
一部の教育熱心な家庭の為のものであったり
そういうものだと思っていたのですが

いまや塾はすっかり教育の一部にどっかりと腰を据えていて
塾に行かないと勉強の環境が得られないという地域の意見も聴く

ゆとり教育がこの現状を生んだ原因と言われているけど
あの時はゆとり教育が叫ばれないといけない状況だった
ゆとり教育は勿論その実体が間違っていた
ゆとりは実力の上での気持ちのゆとりであるべきで

問題は大学改革を行っていない事
何大学を卒業したかという事が問われ
どちらかというと何大学に入学する事に重きを置かれているが

本来は
大学でその人間はどういう成果をあげたのか?
これを評価する企業や社会とセットで
大学の入学制度と同時に改革されないといけないと思う

近年、教育の格差問題、景気の問題などの話を
マスコミを通じて聴くが
この事をのべられた人を僕の見る大変狭い範囲だが
見た事がない

景気が悪い子供を産みにくい環境の大きな問題に
塾と受験、大学のシステムの問題があり
教育費に掛かるウェイトの大きさがある

日本の将来のため、特に小学校教育の改革をし内容を大幅に充実させ
小学生向けの塾を法的に規制し
公立の小学校に行くだけで、後々の教育の大部分に必要なだけの
力をつけさせる
その事は今いろんな所で実証されてもいる
現実に2大公立大学に通わせてる親子さんは言う
「小学校の間で決まる」と

そして本人が行きたい大学に入学できるが
その学校で何の成果も上げられないなら
評価を得られないよう、卒業評価を厳しくし
理化学の勉強をして成果をあげたいのでこの大学
文学で成果をあげたいのでこの大学と
卒業時点の自分の姿を想像しながら
本人が選択できる制度にすべきだと思う

もちろん実力も無いのに入学すると卒業できないように
入学者制限をする上でも最低限の振り分けも必要だが
今のような入学にウエイトを置いた振り分けは無くすべき

細かいところは述べるとキリが無いが
今のままの教育システムが続くかぎり
この国の発展は無い、格差も広がるばかり
結婚しても1人しか子供を作らないとか
1人も作らないとか問題は解決しない

選挙も近いが、なぜそんな根本的問題が叫ばれないのか
不思議で仕方ない
塾や大学は大きな献金先?
それとも代議士も大学名だけにステータスを感じてる?

さて、次回は私立小中学について書きたいと思います(笑、オチです)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ten)
2009-07-27 07:01:37
教育論大賛成です。
良いのはわかっていても「票」に結びつかない政策に、政治家が取り組むわけがありません。
返信する
tenさんへ (管理人)
2009-07-27 20:18:41
コメントありがとう!
大賛成もありがとう

「票」的ではない政策ですしね
それに実現に動いても塾や大学の抵抗が強そうだし

しかし、いままでのようにGDPが常に上昇するような事が想定できない経済状態で
富裕層でない家庭を教育費の圧迫から開放してあげなければいけないし、そうしたいですね

その上なおかつ、世界をリードできる国になる為に現時点では英才的といわれるような教育を
低年齢で満遍なく浸透させて
国家の根本を強くする必要がありますよね
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。