アルプス安曇野公園から一時間ほど北上した。
白馬村の一つ手前あたりです。
この林の中が木道になっていて、
雪解け水に浸かったザゼンソウを何年か前に撮りました。
ところが、ここ何年かそういう場面に出くわしません。
木道も荒れ放題で歩くと危険です。
↓ ”キクザキイチゲ”(カミサン作マーク)
そこへ地元の方でしょうか、私たちがこの場所をひいきにしていたことを話すと。
ここは4年ほど前から、イノシシに荒らされ、水脈も変化したのか、芳しくないといいます。
村でも環境維持をしてきたが、予算的にもやりきれなくなって今は放置状態。
しばらくしたらまた整備するつもりでいるということです。
私たちが遠くから来たのに、と気の毒がって、
この先に、イワウチワが咲いている場所があること。
田の中にある二本の桜が今撮るには良いころだと教えてくれました。
もっとも荒らされる”というのは人間の身勝手なのかも
知れませんが。
ほかに餌場がいっぱいあれば出てはこないでしょうけど、
保護すれば保護するほど動物には魅力的な餌場になってしまうのは皮肉ですね。
八ヶ岳山麓で、鹿の食害の林を見ました。
林の樹がほとんど皮を剥がれた状態でした。