三泊四日の信州旅から昨日帰ったら、封書が届いていた。
いつも私のブログにコメントをいただく「ケロッグ」さんからだ。
6月11日のブログにオオミズアオという蛾の写真を載せた。
昆虫好きのケロッグさんが、その写真を見て、
かつて幼虫から半年間育てた時の観察写真を送ってくれたのです。
本人の了解を得たのでアップして紹介します。
原本はA4番ですがPC画面では文字が読みにくいかも知れませんが。
写真には、カメラマンと被写体との関係が写りこむ。と言われますが、
私は腰が引けて、早く逃げたいと二枚シャッターを押しただけでした。
彼の写真には昆虫への関心の深さと愛情が写りこんでいると思いました。
「蓼食う虫も好き好き」という言葉がありますが、
「虫食う人も好き好き」の話を。
私の出身地の諏訪盆地はかつては養蚕の盛んな土地でした。
繭から絹糸を取った後にサナギが残ります。
それを干した物を、炙ってショウュをつけて食べると、旨い!
私も虫に腰が引けているだけじゃなかった。
イナゴも蜂の子も、ザザ虫も。
ケロッグさん。 ありがとうございました。
見る人を裏切らなくっちゃ、予想通りじゃないから伝わると思いますよ。
確かにこれを入れなければアルバムの印象が少し
良くなるのかもしれませんね。
でもあえて載せました。
虫の世界に限らず、どの世の中こんなものですから。
言い方を超えた作者の気遣いがか伝わってきます。
半年という長さを観察し続けたということが何より重く伝わってきますから。
最終幼齢の二頁の写真、ちょっとギョッとしました。
蛹は諏訪だけじゃなかったんだ。食用油にも使われていましたものね。
その後こちらに出てきて、鯉やフナ、淡水の雑魚釣りの寄せ餌として使ってあの匂いを嗅いだ時は複雑な気持ちになりました。
煮て糸を取った後の蚕のさなぎが山と積んであって、そこから発するなんと言えない
いい香りが漂っていました。食用にもなっていました。
でも不思議ですよね、こんな香りがするなんて。
ありがとうございました(^.^)
でもこうしてみると、なんか色々言い方の下手さが目についてくるな、ウン
中学生のころいっぱい蛾を採取したので、今はその反動。かわいがっています。
ただし毒蛾などは例外ですが。