てくてくダイアリー

GISとか使ってました

確率の体感

2012-03-13 | ひとりごと

今年はなかなか暖かくならないなぁ…。長期予報でも寒い日が多いって言ってたっけ。

そういえば、よく天気予報で雨のふる確率は30%と言われると、「こりゃ降ってもおかしくない」と判断して、折りたたみ傘をもっていく。

実際言われた訳じゃない けど、「このままの食生活をしていると、4人に1人は(25%ということか)、○○病になります」と言われたとしても、「やばいかもしれない」と思いつ つ、4人のうち3人は大丈夫な気もするので、おやつのチョコレートをすっぱりやめたりすることは(たぶん)ないにちがいない。

同じ確率という形で示されている数値なんだけど、それに対する判断とかその数値が示されたことに対しての行動の決断って違うものだよなぁ。雨と病気じゃなにが違うんだろう…。

雨みたいに日常的によく体験する確率に対しては、雨を受け入れるのに大して気分的に落ち込んだりしないから、その対応もささっとできる。

でも、病気のように非日常的なことに対する確率に対しては、否定したい気持ちが強く出て、結果ポジティブシンキングになりがちなんだろうか。

根っからポジティブというよりは、後ろ向きにポジティブな感じだけどなぁ。

*****

さてさて、地震が起こる確率としてよく「今後30年間にマグニチュード○クラスの地震が、どこどこで起こる確率は○○%」という文言をよく耳にする。

そういう確率のようなものを聞くとなぜか、言われている年数の一番最後のほうで地震が起こるような気がしてしまう。

例えば30年で90%と聞くとなんとなく、28年とか29年目ぐらいに大きな地震が起きるような気がしてしまう。

で、自分はたいした被害にあったわけでもないのに、ちょっともう地震が起こるなんてこと考えたくないな、という拒否反応のような気持ちから、その地震が起こる可能性について考えるのをやめてしまう。いや、その確率をどうとらえたらいいのかわからない、という面もあるかもしれない。

しかし、1年後に大きな地震が起きてもそれは30年で90%の確率の中に含まれるはずだ。長い地球の歴史から見れば、30年なんてとても短い時間だから、その1年目だろうが30年目だろうが、誤差の範囲内という気もする。

根拠のない変なポジティブシンキングはやめて、気分的に元気なら、考えることから逃げないっていうのも、今できることのひとつなのかもしれないな。


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