ムカムカする

映画を観に外出
余裕を持って出て来たはずが、書店に寄って買い物したり、パン屋さんに寄ったりしていたら結構ギリギリに
整理券を貰い、急いで買って来たパンを食べて、なんとか上映時間10分前に食べ終えた
「関心領域」　予告編を観て気になっていた映画。
アウシュヴィッツ収容所の隣に住んでいた、アウシュヴィッツの所長の家族の物語。
実話ではないと思うけれど、常に怒号や悲鳴が聞こえ、遺体を焼く煙が四六時中上がっている隣で、裕福で幸せそうな家族が暮らしているという対比。しかも、その家族はアウシュヴィッツで何が行われているかも知っている。特に所長の妻が恐ろしい殺されたユダヤ人が身に着けていた衣服を身にまとい、ユダヤ人の使用人をこき使い、自分や自分の家族の幸せ以外考えない。子供たちはハッキリとは実情を知らないようだけれど、隣で普通でないことが行われていることは気づいている。アウシュヴィッツ収容所内は一切映らなくて声のみ。声のみでも何が起きているか想像がつく。
ある意味ホラー映画のようで、とにかく胸糞悪いとしか云いようが無い。観終わって、胸がムカムカするほど気持ち悪い。
観なきゃ良かったと思うほどだけど、こんな最低最悪なことが行われていたことを知らないといけない。