日々のカケラ

日常のアレコレ

観てて苦しい

2023-11-18 22:50:42 | Weblog
小さなマルシェが開催されるので行ってみることに。静岡駅から歩いて20分ほどの小さなお店。数店が出店しているという規模のマルシェで、お客さんはそれなりに居るけれど、混んでいるというほどでもない。「ひより工房」さんが出店しているので一番はそれ目当て。私が行くようなマルシェに滅多に出店しないので、何年ぶりだろう。ドーナツやタルトやクッキーなども色々あり、欲張って沢山購入。素敵なリースが沢山飾ってあり、ひとつ欲しいなと見てみたら、一番安くて¥5,000くらいからで上は軽く1万超え流石に無理
そのマルシェでは残念ながら他に買うものは無し。
帰りは駒形通りを歩いて八百屋さんで野菜を購入し、お惣菜などを売っているお店でおにぎりやお惣菜を購入。

駅まで戻り、映画の上映時間にちょうど良いので映画館へ風邪のせいでもう三週間くらい映画館に行けてなくて、観たい映画が上映終了間近。
上映開始まで1時間あるので、取りあえずチケットを購入して、買って来たドーナツとコーヒーで昼食。
「ひより工房」さんのドーナツを初めて食べたけど、素朴でゴツゴツした固めのドーナツ。甘さが極限まで控えめで美味しかった
映画は宮沢りえ主演の「月」。オダギリジョーや二階堂ふみも出演しているので観たいと思ってた。
元小説家で、生活の為に障害者施設で働くことになった洋子。そこは深い森の中に隠されているようにあり、世間から隔絶されている。
同僚の陽子(二階堂ふみ)やさとくん(磯村勇斗)と親しくなり、仕事にも慣れていくが、やがて施設で行われている虐待も眼にすることになる。
洋子自身も障害のあった我が子を幼くして亡くしていて、夫(オダギリ)と共に心に深い傷を抱えている。
入所している障害者の人達も働いている職員の人達も同じ人なのに、言葉が通じず意思の疎通が出来ないとどうしても理解し合えない。
本来は健常者も障害者も同じように自由に暮らせるのが理想だけれど、重度の障害のある人達は暴れたりする人も居るので現実的ではないんだろう。暴れた入所者に蹴られたり噛みつかれたりして怪我することもよくあるよう。そんなことが繰り返されれば、入所者だけでなく働いている人達も心を病んでしまうのもある意味当然かもしれない。
実際に障害者施設であった殺傷事件を元に作られた物語なので、あまりにも辛い現実を突きつけられる
入所者に寄り添っていた優しいさとくんが、優しいがゆえに段々変質していく様が恐ろしくて。
俳優さんたちが皆素晴らしくて、だからこそ辛くて痛い映画。
コメント
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