セル交換したバッテリ、復活しました。
原因は基板のパターン損傷でした。
<最初に>
当方は基本的にめんどくさがりです。
今回VA80Jを入手し、バッテリが死んでいることに気づき、早速ヤフオクにて新品を手配。
その後、このバッテリを分解してセル交換することを決めました。
このバッテリは
型番:PC-VP-BP22
定格:14.8v 2,000mA
です。中身は赤色のバッテリセルが4本入っています。
で、それぞれのセルの電圧を計ったところ、一本だけ死んでるっぽい感じ。
本来、こういう場合は全セル一気に交換(品質が同じもの)しなければなりません。そう
しないと、セル間の電圧・容量の違いが健康なセルにも悪影響を及ぼし、最悪ダメにして
しまいます。
これがわかっていながら、今回はなんとなく「1本だけかえてみるか・・・」ということに。
たまたま、前に分解していながら、使わないで放置していた赤セルがあったので、それを
使うことにしました。
しかし・・・、この「1本ずつ」というのがやはりダメダメのもとでした。
本体に装着して、OSを起動。充電されていることを確認できて安心した瞬間、「ポツッ」
という音の後、充電不可になりました。
再度分解したところ、さっきまで何ともなかったセルが死んでました。
再び、そのセルだけ交換して、再装着&充電。
同じように、「ポツッ」という音とともに充電不可に。また1本セルがダメになりました。
「これじゃあいかん!」
ということで、一気に全数交換することにしました。
作業途中で電池タブがショートして煙が・・・。どこかおかしくしたか?と思いつつ、そ
のまま組み付け。
今度はまったく充電しなくなりました。おそらくは、先ほどのショートでチップ部品を壊
してしまったのだと考えました。
「不覚・・・」と思いつつ、あきらめて放置しました。
・・・が、なんとなく気になって基板を眺めていたら、配線パターンがはがれて銅色になっ
ているところが一箇所ありました。おそらくは、先ほどのショートでこうなってしまった
のだと思います。
肉眼でよーく目を凝らしてみたところ、0.1mmくらいでしょうか、ホントにわずかなので
すが断線していることがわかりました。
そのため、ハンダゴテでそっとなでてみました。(あまり高温にすると、パターン自体が
はがれてしまうため。)・・・つながったようです。テスタで導通を確認できました。
さて、装着して電源ON!・・・おおおっ充電開始しました。途中で「ポツッ」もないよう
です。
ただ、これで安心しても、放電時に短時間で一気に電圧が落ちることもあります。
BIOSのリフレッシュバッテリ機能でどれくらい使えるか確認することにしました。
80%まで充電した後、放電開始。
こんな感じで、ちょうど80分持ちました。
久々ですね~、セル交換がうまくいったの。かなりうれしいです。