香りを届けられないのは、とても残念。
とてもとてもよい香りがするのです。
レモンライムの透き通るような色は、太陽の光にあたると、きらきらしてとても綺麗。
小振りな花は、その色に香りにとても合います。
まぁるいつぼみも、とても愛らしいです。
さらに、株が小さくても、花はしっかりと咲いてくれて、いうことなしなクレマチスです。
我が家には、白いクレマチスが2種あります。
透き通るような白。
儚げで浮き上がるような印象のクレマチス。
夕暮れ、あたりが暗くなる頃、このクレマチスが妖艶な表情をみせます。
あたりの暗さで際立つ、白。
こちらは、周りを塗りつぶせそうな、白。
それを感じさせてくれるクレマチス。
透き通るような透明感はないけれど、あたりを塗り替えてしまいそうな強さ。
太陽の光の下でも、存在感を示す、白。
「白」
言葉の響きは同じなのに、こんなにも印象が違うクレマチスが2種。
でも、どちらも白いクレマチス。
テッセン、咲きました。
去年か一昨年、買って母親にプレゼントしたものです。
我が家で言う「植物のプレゼント」とは、「この植物好きだけど、私は育てられない(テリトリー外だ)から任せた!」という意味に近いです。
母親と私の植物のテリトリーが違うので、こういうことになります。
(ちなみに母親は山野草含む植物全般、私はトケイソウと食べられる植物)
この子もその意味に近い感じで購入いたしました。
テッセンは、祖母の家にもずっとあった、馴染み深い花です。
毎年毎年蔓を伸ばし、手の届かないフェンスの上で花が咲かせるテッセンを見上げていた記憶があります。
私にとってテッセンは、見上げて見るお花だったのです。
馴染み深い花は、 どこか親しみが生まれるものなのかもしれません。
祖母の家のテッセンに似ていた、このこを園芸店で見つけて気に入ってしまい、すぐに購入を決めてしまいました。
我が家に来てから、毎年その花を見せてくれています。
この子、ちょっと変わった咲き方をします。
蕾が少しずつ開きはじめます。
開きますが、花びらは丸まったままです。
この状態で咲き開きます。
そして、それから、徐々に丸まっている花びらが開いていくのです。
こんなふうに2段階で咲きます。
咲き方にも色々あるのですね~。
この丸まった花びらのときも綺麗だなぁなんて、眺めています。
今は、低いフェンスに絡ませてあるので、見上げずに間近で花が楽しめます。
でも、ふと見上げてみたあのテッセンが、とても懐かしく思えるのです。
私にとって、テッセンは見上げて見るお花なのかもしれません。