宮城の春夏秋冬

日々の事や私の趣味の事などを綴ります。
独り言なので異論もあるかとは存じますが宥恕賜りたく存じます。m(__)m

中国春蘭

2008年01月26日 | 古典園芸
写真:中国春蘭「宋梅:梅弁花」

私が育てている春蘭は基本的に日本に自生する春蘭の選抜品である「日本春蘭」ですが、幾つかの「中国春蘭」も育てています。
「日本春蘭」としての始まりは結構最近で明治時代からのようです。
しかし「中国春蘭」は、かの地で数百年も前から楽しまれていたそうです。
ただ普通種の中国産春蘭は花の形が悪かったり花色の緑が濁っているのです。
そのうえ「中国春蘭」は「日本春蘭」とは違って花色の変化は殆どありません。
という事で「日本春蘭は」花色で区別するのに対し「中国春蘭」は花びら(弁)の形で区別するのです。
その中で、この「宋梅」のような素晴らしい花型と、緑というより翠と言うべき素晴らしい花色の春蘭が選別されてきたのですね。
そして私が「中国春蘭」を育てている大きな理由のひとつが「芳香を持っている」という事です。
実は日本産の春蘭には匂いが無いのです。(;_;)
という事で、多彩な花色の「日本春蘭」と翠と芳香の「中国春蘭」を楽しんでいるのです。
この蘭は中国春蘭の「宋梅」と名づけられた固体ですが、300年以上も前に発見された固体が綿々と育て受け継がれてきたのです。
これは春蘭(殆どの蘭がそうです)が種子繁殖だけでなく栄養繁殖で特定の固体を維持できるからこそ出きるのですね。
でも 凄いなぁ~。(ーー;)
コメント
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