おはなし屋パモンの日記

おはなしを書くのが大好きなパモンの日記です。

「クロッシング」

2010年08月19日 | こんな映画を見た
近所でやっている見逃シネマで、「クロッシング」を見てきた。


「クロッシング」

この映画を単館でやっていたとき、見たいなあ~と思いつつも、
でも重そうだなあ・・・と二の足を踏んでいた。


脱北した父親を追って、少年が一人で、北朝鮮から脱出するというお話だ。

(もう、これを聞いただけで、辛い・・・辛すぎる・・・と
思うではありませんか・・・)


しかし、見てよかった!と思った。


何故なら、
結果はどうあれ、

彼らは一所懸命に、

生きた-

からだ。


自分の持てる力を最大限使って、
ぶつけて、精一杯生きたからだ。


私はもうそれで充分だと思った。



それにもう一つ気づいたことがある。

私たちはどうしても、北朝鮮を
貧しい国、虐げられた国民、

という風に見てしまいがちだが、
(まあ、それも事実だけれども)


本当は、そんな中でも、

喜びがあり、楽しみもあり・・・

本当は、私たちとあまり変わらない生活があるのだ。

そこに私は計り知れない人間への尊厳を感じた。



最後に流れる北朝鮮での日常風景の一コマ。

親しい人たちと宴会を開いている。

子供たちはサッカーで遊び、
大人たちは料理をついばみ、酒を飲む。

興じてくれば女たちは輪を作って踊り始める。

日本にだって以前はよく見られた風景だ。


彼らだって、本当は私たちとなんら変わりのない
人間なのだ。

そう思うと、敵国視するのも馬鹿馬鹿しいことだなあ・・・と
思った。

一日も早い政治的解決と、統一が成されることを願います。


ぜひ見ていただきたい映画ですが、
でも怖いことには変わりはないです。

私は、途中で、「きゃっ」と叫んでしまいました。
ホラー映画でもないのに・・・。
こんなことは初めてです。



☆それでは今日もよい一日を。



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